もしジープベニザクラの物語を見て「育成してみたい」と思っていただけたのならこれほどうれしいことはありません。
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最終的なジープベニザクラの戦績は以下の通りになる。
戦績:
・ジュニア級
メイクデビュー:1着
プラタナス賞:1着
全日本ジュニア優駿:1着
・クラシック級
関東オークス:1着
ジャパンダートダービー:1着
南部杯:2着
JBCスプリント:1着
チャンピオンズカップ:1着
東京大賞典:2着
総合戦績:9戦7勝。内G1は4勝。
ジープベニザクラの物語はこれにて幕を閉じた。
そして、来年からジープベニザクラの話題が上がることは一切なくなった。
じゃあ、来年からは何が話題になっていたかって?
"笠松から来た、シンデレラグレイ"だ。
それからの話を少しだけ。
石原泰介トレーナーはその後、輝かしい芝のクラシック戦線へと戻った。
芝では1人のトレーナーが複数のウマ娘の面倒を見るチーム制が主流。
石原トレーナーは何人ものウマ娘を集めて新たなチームを立ち上げ、そのメイントレーナーとして活躍したそうだ。
ただ、聞くところによれば、チームメンバーは永世三強とよばれた強豪ウマ娘たちに随分と苦しめられたらしい。
それでも八大競争にコンスタントに出走、G2勝利など善戦したらしく。
石原トレーナーは"時代に立ち向かったチームのトレーナー"としてその名を刻むことになった。
そのチームに所属し、特に目覚ましい活躍を上げたのが、かのロングリヴフリーだったという。
なお、チームを立ち上げる前の石原トレーナーが何をしていたかは全く話さなかったし。
大衆もチームメンバーも、かの名トレーナーはかつて誰を担当していたかなんて、興味はなかった。
一方、当時はティアラ路線で頭角を現し、新進気鋭のトレーナーとして表舞台に現れた森内洋一トレーナーは。
石原トレーナーと入れ替わるようにダートへと移り、ブラス・トレーサーという新たな物語を紡いでいくことになる。
誰も訪れないような、不毛の砂漠に。
とてもとても美しい、赤色の桜が咲いたという。
でも、桜と言えば桃色だ。
仮に周囲に草木のない不毛の地に、たった1本だけ。
血のように真っ赤な花びらを咲かせた桜があったとしたらどう思う?
少々不気味だとか変わってるとか思わないだろうか?
もし、あなたがそれを不気味だと思ったのなら。
もし、あなたがそれを変わってる花だと思ったのなら。
それでも、真っ赤な花びらを咲かせた桜は美しいと思ったのなら。
"コノハナレッド"は、きっと嬉しいだろう。
fin.
コノハナレッドの物語から時がたち。
あのころの時代を騒がせ、作り上げたウマ娘たちは軒並みレースの舞台から降りたころ。
これからは芝もダートも顔ぶれがガラッと入れ替わり、新しい時代が始まっていくことだろう。
何時ぞやのように、休憩スペースでブラックコーヒーを片手に。
物語を最後まで走り切った石原泰介と森内洋一は久しぶりに顔を合わせていた。
「……ずいぶん老けたな、お前も俺も」
「俺たちはただの男だからな。何人ものウマ娘の人生預かってたらいい年にもなるさ」
若々しいイケメントレーナーだった2人も時代が過ぎ、おじさんと呼ばれる年齢になってしまった。
「お前がダートに移ってから担当したウマ娘……インシーだったか?随分と無茶をしたそうじゃないか」
「あの時は危うく俺のクビが飛ぶところだった。迷惑をかけたな」
「なに、乗り越えてやり切ったんだろう?名トレーナーじゃないか」
ふと、その話をされたことで、森内洋一は病院でインシーとした話を思い出す。
「そういえばインシーから懐かしい名を聞いた。ジープベニザクラをまだ覚えているか?」
「ベニザクラ?ああ、ずいぶん懐かしい名前じゃないか!まだ覚えている奴がいたとはな!」
「今思えば、インシーの無茶ぶりはベニザクラ譲りだったのかもな」
久しぶりにその名前を聞いて表情を明るくさせる石原泰介。
今となっては片手で数えられるくらいしかその名を知る者はいないだろう。
ベニザクラが今どこにいて何をしているのかは、当時一番近くにいた石原泰介ですら知らないし見当もつかない。
アイツは、変なことばっかりするから。
「もし偶然会ったら伝えておく。お前に憧れて無茶ぶりしたやつがいるってな。きっと喜んでくれるぞ」
・ウマ娘の登場人物
・ジープベニザクラ(Jeep Benizakura)
プロフィール:
所属:高等部(2年生)、栗東寮
身長:165cm
体重:見逃してください
誕生日:3月14日
耳の事:あまり動かないがちゃんと聞いている
尻尾の事:控えめに揺れて今の気分を表現
得意なこと:水泳、アスレチック
苦手なこと:細かく指示されること
靴のサイズ:左右ともに24.5cm
家族のこと:旅行好きな両親。どこのレースでも駆けつけてくれる。
適性:
芝:G ダート:A
短距離:A マイル:A 中距離:A 長距離:G
逃げ:E 先行:A 差し:F 追込:G
固有スキル:【ブラッドブロッサム】
終盤で前方にいるなら加速度と速度を上げる。残りスタミナが十分ならさらに上がる。
能力伸び率:
スピード+5% 根性+15% 賢さ+10%
所持スキル:砂浴び〇、向上心、道悪〇
覚醒スキル:
Lv2:先行コーナー〇
Lv3:優雅な砂浴び→《ラリーレイド》
Lv4:泥遊び〇
Lv5:風雲の志→《砂上に咲きし紅桜》
固有二つ名【プレミッシュティアラ】
①連対率100%で育成を終了する。
②全体のレースの75%以上が1着
ヒミツ:
①実は、1番好きな駄菓子はキャ〇ツ太郎。
②実は、ジープという名前から良く誤解されがちだが、1番好きな車のメーカーはフォード。
③実は、猫じゃらしを振られると反応してしまう。
概要:
栗毛のハーフアップのポニーテールと赤い目が特徴的なウマ娘。
高等部・栗東寮所属。赤い桜のアクセサリーを左耳に着けている。
愛称は「ベニザクラ」、仲の良い人からは「ベニちゃん」と呼ばれている。
印象としては大人しめな性格で、礼儀正しい丁寧なウマ娘。
しかし、本人はむしろ大人しいとは思われたくなく、変わり者と呼ばれてほしく、人とは違った功績を立てることを目標としている。
また、自分の意見や、やりたいことははっきりと言うタイプで、自分が決めたことは曲げない頑固な一面もある。
・その他ライバルウマ娘のモデル元
メティキュラス→サラノオー
アルマダクロック→トウケイフリート
アールライズ→カウンテスアップ