明治39年、杉元佐一が北海道で砂金取りを始めた頃、苫小牧に住むある女が婚家の寺を追い出された。
夫を日露戦争で亡くし、子も居らず、婚家で養い続ける価値なしとされた女は、仕事を求めて北海道の大都市・小樽へと向かう──そして永倉新八と出会い、権謀術数渦巻く金塊争奪戦の中へと、身を投げる。孤悲した男と共に居たい、その願いを胸に抱いて。
夫を日露戦争で亡くし、子も居らず、婚家で養い続ける価値なしとされた女は、仕事を求めて北海道の大都市・小樽へと向かう──そして永倉新八と出会い、権謀術数渦巻く金塊争奪戦の中へと、身を投げる。孤悲した男と共に居たい、その願いを胸に抱いて。