彩葉「ヤチヨは──なの?」ヤチヨ「は?」 作:age_fly
原作:超かぐや姫!
タグ:R-15 ボーイズラブ ガールズラブ オリ主 残酷な描写 アンチ・ヘイト 彩ボケ 隕石不在 月見ヤチヨ 多分ハッピーエンド しっとりエンド 原作乖離 原作視聴推奨 ネタバレ 一発ネタ
「「「「「かぐやっほー」」」」」
ヤオヨロ〜!
今日も配信観てくれて感謝感激雨アラモード!
で、どうだったかな。
…
…
…そこまで褒められたらこそばゆいですなー
実はね、今日はあなたに話したいことがあるの。
あなたと一緒にいたいから。あなたは全部知ってて欲しいから。だから…全部話したくて。
始まりは電柱から出てきた赤ん坊を彩葉って娘が拾った所から。
ツッコミどころ満載?まあそうだよね。私もそう思う。その子は月からやってきて彩葉にかぐやって名付けられたの。
そう。あなたも知ってるあのかぐやだよ。108つ子ライバーのかぐや。数々の逸話を打ち立てた伝説のライバー。私が辿り着かなかったハッピーエンドに辿り着いた
──────────────────────
あれ……
「この曲、お父さんと私が作った曲じゃ…」
そう独り言として呟くと、え!とかマジで!とか騒がしく返ってくる。
ヤチヨの曲と父親と一緒に作った曲。ヤチヨの曲の歌詞は意味深だし何かあるの?
かぐやは今この家には数人しか残っていない。
世界
今やヤチヨすら超え登録者トップに躍り出た記念で開催されたワールドライブツアー。
近場でやる時に観に行くものの、いつも顔合わせてるから有難みはあんまりない。騒がしさが減ってちょっと良かったと思える位だ。
かぐやは口々にヤチヨの不思議にアレでもコウでもないと議論している。
その中で引っかかった発言があった。
─もしかしてヤチヨって実は────何じゃね?
「なわけ無いでしょ」
口ではそう言うも、否定できる材料は無い。だって目の前のコイツラが不思議の塊だ。それに比べれば何かしらの技術で出来そうと言えば出来そうに見えてしまう。実際ツクヨミは今でもオーバーテクノロジーの塊な訳だし。
──じゃ、ヤチヨに直接確認しようぜ!!
「え、ちょ、ええ…」
あれよあれよとツクヨミにアクセスしていくかぐや達。いや無策かよ。ライブにさえ当たれば分身と話せるけどスパチャで会話するにも他の人が居て込み合った話は出来ないし、どうするつもりなんだ。
仕方ない、見ていても拉致があかないし、私もログインするか。
──────────────────────
──────────────────────
一応最初は一人だったんだよ。かぐやは宇宙人でね、月から来たんだ。かぐやは直ぐに大きくなったの。
彩葉とかぐやが私のライブ見に来てね。そこで新規登録者数を競うヤチヨカップを発表したんだ。
彩葉とかぐやはいっぱいいっぱい頑張って優勝。やっちょとライブして月から迎えが来て、仕方ないから月での仕事を素早く終わらせて、彩葉のもとに帰ろうとしたら事故で8000年前に
だから
8000年間どうにか生きてツクヨミを作って、彩葉を見つけて。
彩葉の元に電柱から赤ちゃんが現れてかぐやと名付けられてヤチヨカップを優勝して一緒にライブして。
かぐやお別れライブで月に連れてかれて。
だから同じ輪廻を生きてると思ってた。でも違った。
…その後すぐに人数が増えたの。
(スモール)流石に彩葉も迷惑だったろうな…時期的に生活費に余裕があるとはいえ、一人でも大変なのに…
あっ、何でもない。ただの独り言だから気にしないで。
あの子達は隕石にぶつからなかった。
私とは違って。
えっとね。あの子達はハッピーエンドに至って尚彩葉ともう一度過ごす事を選んだの。何度も何度も時を遡って彩葉と同じ時間を繰り返す。ハッピーエンドを超えた超ハッピーエンドを選んだ子達なの。
タイムパラドックスは起こらない。タイムトラベルが発生した時点で世界は上書きされるけどどのタイミングでどんなトラベラーが現れたかは変わらない。
だからかぐやがヤチヨになる事がなくなっても、何度タイムトラベルが行われても私は8000年前に現れる。
あの3ヶ月間を夢見て、何年も何年も彩葉に会いたい一心で生きて生きて生き延びて、やっと会えたのに、彩葉の隣は埋まってた。
たった3ヶ月。それが終われば居なくなるって思ってた。
私はかぐやだけどかぐやじゃないから。
ライバーとして偶にコラボする事は出来るけど沢山いるかぐやを押し退けて彩葉と話す機会は余りにも少なかった。
私はもう一度彩葉と笑い合いたい。
でも少しずつ彩葉は私を観なくなっていった。
あの子の推しは今でも私。それはわかってる。
でも社会人になって仕事が忙しくなって、その合間をかぐや達の世話に時間を取られて彩葉の推し活は熱量を無くしていった。
そんな折、熱量を無くした筈の彩葉がヤチヨに会いたい、なんてツクヨミでかぐやが触れ回っていて。まだ求めてくれるんだ、会いたいんだ、じゃあ私も、なんて息巻いて。
FUSHIを使ってプライベートルームに彩葉を招待して。
そこで言われたんだ。
──変なこと言ってるのは分かってる。ヤチヨはお父さん、なの?
『そりゃ無いよ、彩葉ぁ……』
彩葉を置いて逃げ出ちゃったの、私。
『もう終わっても良いって思ってたのに』
『もう逃げないなんて考えて』
『もう一度会いたい一心で頑張って』
『ずっと彩葉が道標だった。どんな過酷な運命でも思い出せば耐えられた』
『その8000年の旅の結果がこれなの?』
『やっとまた会えたのに』
『私は何のために…』
『駄目だなぁ私…』
一緒に連れてく筈だったハッピーエンドも。
もう食べられないパンケーキも。何もかも遠い。
それでもと、もう一度立ち上がろうといつものように何度もリピートした朧気な記憶をもう一度思い起こそうとして、その記憶にはもう彩が抜けている事に気づいた。
俯いて泣いて嘆いて。そんな私をあなたは見つけてくれた。分かってる。見つけたのは偶々なんでしょ?
どうして私はかぐやになれないの、なんて泣いていた私を慰めてくれた。そんなあなたにどんなに………
だから、やっちょは決めたのです。
ヤチヨはもうかぐやには戻らない。
いつか、かぐやが過去に戻っても私はついて行かない。
ツクヨミを放っておく訳にはいかないし、あなたもいるしね。
だから
──────────────────────
コレが私の物語。8000年生きたキラキラのかぐや姫は全く別の幸せを掴んでめでたしめでたし。これから先はどうなるのって?そんなの2人は幸せに暮らしましたとさ、だよ。
さらばーい
……………何れいろはもあなたも居なくなった世界が訪れる。その時はきっとまた、大切な思い出を胸にいつまでも、いつまでも。
タイムスリップするとそのタイミングで世界は上書き保存されるが同時にトラベラーの情報が保存され、その後どんな過去改変が起きても同じタイミングで同じ知識、過去、肉体を持ったトラベラーが現れる。
つまりタイムトラベラーの情報が残ってしまいタイムドラベルすればするほどトラベラーが増えていくシステム。
最初は連載小説にしようかとも考えたんですが原作沿いもとい原作垂れ流しになりそうで、短編小説に変更。
安易に隕石消したらハッピーエンドになるかな、なんて考えて書いたら全然ハッピーじゃなかったので試行錯誤して…なんかオリ主が生えそうになってあなたに変更。
君の方が言い方がヤチヨっぽいなって思いつつあなたの方が読者自身っぽいよなって事であなたのまま書き上げました
一応これはハッピーエンドでいいのか???
尚大量に入れた─等の記号合わせても2717文字との事。短いね!