エロ漫画みたいなチートを持った男が転生。魅了チートでハーレムを作ろうとするが優秀な闇の魔女に阻まれてしまうお話。

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チーレム男がハリーポッター世界に転生……したのに帝王に捕まった話

 

 

【????.神の座】

 

 

 

あなたは死にました。

 

ただ死んだのではありません。

星辰が揃った瞬間に偶然死んだのです。

おかげと言ってはなんですが、あなたが滅びを請け負ったことで、

世界の滅びは回避されました。

 

しかし強力な滅びの因果のせいで、あなたの魂は消滅してしまいます。

このままでは気の毒なので別の世界に転生させましょう。

別の世界ならこの世界の法則は適応されませんので。

 

滅び回避のお礼として特別な能力を与えましょう。

なにか希望はありますか?

 

ハーレム!!魔法も使いたい!でも中世とかはばっちいからやだ!

 

ですか。

分かりました。

ではあなたには他人に好印象を与える能力を付与しましょう。

異性相手には強力になるようにしますね。

 

転生先も決まりました。

比較的快適ですよ。

 

あと、感謝の気持ちを込めて同世代の優秀な子を一人、

あなたのツガイとして調整しましょう。

 

それではいってらっしゃい。

良い旅を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【1938.ホグワーツ特急】

 

 

 

 

私はホグワーツ魔法学校に入学した。

孤児院で育った私は自分だけが特別な力を使うことができ、

無能な連中と関わらなければいけない状況にストレスを溜め、

鬱屈とした幼少期を過ごした。

だがこれからは違う。

 

魔法使いとして新しい人生を歩むんだ。

 

勧誘にきたジジイは高圧的で気に食わなかったが、

私が成長すれば問題なく追い越せるだろう。

それまでは大人しくしておけばいい。

処世術は得意だ。

 

ワクワクした気持ちで列車に揺られていると、

小僧に声をかけられた。

黒髪黒目。他に目立った特徴はない。

 

同い年だろう。

顔立ちはそこそこ整っているが、ニヤついた表情が鼻につく。

 

少年はジョン・スミスと名乗った。

冗談みたいな名前だ。

親は何を考えているのか。

 

だが私はそれに親近感を覚えた。

親が愚かだったのは私も同じだ。

それで不快な思いを何度もした。

 

 

私が名乗ると少年は不思議そうな顔をした。

その反応には慣れている。

 

女の名前として変わっているのはわかってる。

だが変なのは私ではなく親なのは理解できるだろう?

と言うと少年は深くうなずいた。

 

それから、勝手に正面に座ってくだらない話を始めた。

許可した覚えはないのに、無礼な奴だ。

 

まあ仕方ない。

ホグワーツでは優等生でいこうと思っている。

ここは適当に相手してやろう。

 

ジョンは孤児院で育ったらしい。

親がマグルなのか魔法使いなのかも不明とのこと。

 

少し親近感を覚えた。

私は父親がマグルで母親が魔女だったと伝えた。

 

正直妻と子を捨てたクソ野郎のことを父親と呼びたくないし、

愚かで哀れな女を母親だとも思いたくなかったが、

それは口に出す必要はない。

 

とりとめのない話が続く。

そして、さっきからジョンの目線が気になる。

下から上まで嘗め回すようにじろじろ観察してくるし、

顔を見てニヤニヤしている。

 

里親になる資格もない(あってもお断りだが)のに孤児院に来ていた

独身のジジイの目線に近い。

不快だ。

 

 

だが、なぜかそれを打ち消してしまう感情が私を包む。

美味しいものを食べた時のような、初めて魔法を使った時のような、

ぽかぽかとした感情。

 

これはなんなのだろうか。

もしかして魔法を使っているのか?

精神操作の魔法も存在するらしいが、

目の前の少年が杖を使った形跡はない。

 

そもそも、それだったら私は気づく。

魔法を使われたかどうか気づかない私ではない。

 

 

……まあいい。

なぜか気分がいい。

それだけなのだから。

 

話は詰まらないが、ホグワーツに着くまでの暇つぶしにはなるだろう。

私はそう思い、ジョンとの他愛無い会話を続けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【1941.スリザリン寮談話室】

 

 

 

 

 

面倒だ。

優秀な魔女として順調に派閥を築きつつあるが、最近同級生が色気づいている。

やれレイブンクローのカールが良いだのグリフィンドールのアーサーが素敵だの。

お前らそれでもスリザリンか。

 

グリンデルバルドが暴れていて魔法界に緊張が走ってはいるが、

ダンブルドアがいるイングランドはいまいち緊張感がない。

ホグワーツは特にだ。

どこか他人事である。

 

特に気に食わないのは、一番人気があいつだということだ。

アレは私の下僕として付き従わせているから、スリザリン生は遠慮しているが、

他の寮にはあいつにアプローチする女が数十人確認されている。

 

そういった奴らにはしっかり釘を刺した。

あいつの可処分時間はすべて私のものだ。

 

それに、ダンブルドアの目線も鬱陶しい。

私を警戒しているのは分かるが、あいつを慈しむ目で見るのはなんだ?

グリンデルバルドと恋仲だったという与太話が本当なら、あいつの貞操の危機だ。

まだ私ではダンブルドアに勝てない。

 

……チッ、面倒だがこうなっては仕方ない。

私自身言い寄られることが鬱陶しいと思っていたのだ。

あいつには私の彼氏役を命じてやろう。

泣いて喜ぶはずだ。

 

 

早速あいつを必要の部屋に呼び出した。

ここは私とあいつだけが知っているホグワーツの隠れ家だ。

今必要としている物が存在する部屋。

 

寮部屋にはない綺麗で大きなベッド。

大きな風呂。洒落てる小さめのソファーと暖炉。

名家の屋敷のようで落ち着く環境だ。

 

 

少し待っているとジョンが入ってきた。

魔法で呼び出しをかけて5分。

走ってきたか。

良い心がけだ。

 

私はベッドに腰を掛けて足を組む。

ジョンは私の前まで歩いてきて直立する。

これが主と下僕の在り方だ。

 

 

顔と胸に視線を感じる。

最近大きくなってきたからな。

 

全く仕方のないやつだ。

1年生の時から変わらんな。

他の奴なら呪いをかけてやるところだが、こいつの場合はなぜか満たされる。

 

それに優秀な魔法使いでもある。

私ほどではないが実技は大したものだし悪知恵が働く。

ニコラス・フラメルから賢者の石の製造方法を盗み出す際に、

ダンブルドアにバレずに済んだのはこいつの功績だ。

 

 

だからこそ栄誉を与えて縛ってやろう。

私の男になるという栄誉を。

 

 

彼氏役という大役にジョンは目を輝かせてうなずいた。

ああ、それでいい。

お前は私の下僕なのだから。

 

だが、数瞬後に困った顔をした。

なぜ困った顔をしたのか説明しろ、と言ったところ、

ジョンはとんでもないことを口走った。

 

 

実はさっき先輩に告白されてOKしてきた

 

 

と。

……ああまったく。

まだ調教が足りなかったようだな。

こいつは服従の呪文に抵抗できるから待遇を良くすることで縛ろうと思ったが、

私が間違っていたようだ。

 

私の思考が高速で回る。

目の前の男を独占し監禁する方法を。

 

……少なくともホグワーツにいる間は難しい。

そう結論付けた私は作戦を練ることを決意した。

 

 

 

とりあえずジョンには別れてこい、と伝えた。

明日別れてなかったら相手を殺す、とも。

 

こいつは私のものだ。

誰にもやらん。

 

 

 

 

 

 

 

 

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【1945.秘密の部屋】

 

 

 

 

やっとだ。

やっとこの学校を卒業だ。

 

幼少期に比べれば悪くない環境だったが、

この学校には鬱陶しい羽虫が多すぎる。

 

ジョンは私のモノなのに。

誰にも触らせないのなんて当然で、

本当は誰の視界にも入れたくなかった。

 

だがそれをすればどうなるのかなんて分かり切っていた。

だから頑張って耐えたのだ。

 

でももう必要ない。

卒業と同時に結婚だと言質はとった。

周りにも伝えてある。

一緒に住むことに反対する人間はいない。

 

これでやっと閉じ込めておける。

後顧の憂いが絶てる。

 

本格的に、魔法界を支配できる。

 

 

 

待っていろ。

純血主義など関係ない。

混血の私が天に立つ。

 

重要なのは血でない。

才能なのだ。

 

私が魔法界を支配し、利用し、壊すのだ。

古い価値観を捨て去り、より私にとって最適な世界へと。

 

私なら魔法大臣の席など容易い。

忌々しいジジイを閑職に追いやれば敵もいない。

 

ダンブルドアはことある事にあいつに絡んでくるから気に食わんのだ。

ああ気持ちわるい。

年寄りのゲイが。

いつか必ず殺してやる。

 

 

 

……ああ、ダメだ。

イライラする。

短気は損気。

低リスクで効率よく支配するには感情を抑えなくては。

 

あいつに会いに行こう。

見ているだけで多幸感に包まれるという得難い宝だ。

私の気を静めてくれる。

 

だからこそ誰にも渡さない。

あいつを独占さえすれば、魔法界はこの私、

トム・リドルのものなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




TIPS
・ジョンを生贄に世界を救ったのは神。伝える必要はないと判断したので偶然ということにした。対価として彼が望む第二の人生を与えた。

・神の力で出生と同時にヴォルがTS。ほぼ同時にメローピーが亡くなったため、名前がそのままトム・リドルになってしまった。

・女なのに父親の名前を付けた母親を愚かだと思っているため、魔法使いへの好感度が原作に比べて若干ダウン。そんな愚かな母を捨てた父へ少し納得を感じてしまったのでマグルに対する嫌悪感も若干ダウン。

・闇の魔術に対する興味や自尊心と支配欲は変わらずだが、ジョンといると何よりも幸福を感じる(チートのせい)ので、まずはジョンという珍しい宝を確保することを人生の第一目標としている。

・ダンブルドアはゲイ的な意味ではなく、あのトムを更生させたジョンと愛を素晴らしいと思っているためジョンを気にかけている。愛じゃよ。
それはそれとしてトムが3年生時にジョンに服従の呪文を使って「生涯私だけを愛せ」と言った(抵抗できたが)ことはジョンから相談されて把握しているので、念のためトムを警戒している(ジョンが許さなかったら退学&アズカバンだった)。愛とはいえ禁じられた呪文はアカンのう。

・ジョンはただの性欲猿。神のおかげか偶然か、魔法の才能は高め。闇払いになれるくらい。
学校で一番美人のトムとヤリたいが、ハーレムも作りたいので色々粉をかけようとしている。全てトムが妨害している。
トムのことは、
変な名前だけど凄く可愛い。でもめっちゃ強いし危ない魔法も使ってくる闇の魔法使い。一発ヤッて逃げたい、と思っている(なお

・ジョンが傍にいることでトムのメンタルが安定。オタク気質のジョンの影響で死の秘宝の知識や必要の部屋が実は結構知られていることなどを後ほど知る。

・付き合った後、ジョンに私のことはヴォルデモートと呼べと言ったら「ヴォル?ぶふっ、なんそれwww厨二かよwww」と笑われたのでクルーシオで痛めつけた後、撤回した。

・見た目や精神が変質する分霊箱はジョンの心が離れるリスクを考えて却下。老いへの対策として賢者の石を製作中。死への対策は検討中だが、まあ自分は強いから大丈夫かな、なんて軽く考えてる。

・ジョンのチートによる多幸感であらゆる悪感情が薄れ、力による政府転覆ではなく合法的に独裁政権を作り魔法界を手中に収めるべく突き進む。特に大きな願望があるわけではない。支配したいのだ。ジョンも、世界も。

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