超絶チートな個性持ち転生者がダンまち世界で好き放題する話 作:色々残念
ダンまち世界には黒竜という脅威が存在するが、体内に存在する永久エネルギー炉で、ドラゴンボールの人造人間17号みたいな技が使える俺なら、容易く消し飛ばせるだろう。
しかし黒竜が消え去ったとしても、遊び半分で地上に降りてきた享楽的な神々が消え去る訳ではなく、邪神や悪神に従う人間も少なくはない。
平和な世界には程遠いこの世界を良くする為に、地道に活動するなんてことを俺はやらないんで、代わりに頑張ってくれそうな存在を「全創造」で創造して、お任せしておくとしよう。
世界が英雄を求めているとするなら、此方は飛びっきりの英雄を用意してやるだけだ。
という訳で、個性「全創造」を用いて創造するのは、ヒロアカ世界では永遠に語り継がれていた平和の象徴。
俺が手のひらを向けた前方の空間に、放射されていったエネルギーが形作るのは長身で筋骨隆々な男性の肉体。
設定などを含めたイメージを形にして、消費されたエネルギーによって行われる創造。
金髪で筋肉が凄い大男といえる男性が、頑丈なヒーローコスチュームを着込んだ状態で俺の前方に創造されたが、何処からどう見てもオールマイトで間違いない。
八木俊典ことヒーロー名オールマイトを、受け継がれてきたワン・フォー・オールの個性有りで、負傷無しな全盛期の身体で創造した俺。
創造したオールマイトが宿している記憶は、宿敵なオール・フォー・ワンが倒された後の余生を雄英の教頭として生き抜いた記憶までは存在するように設定しておいてあるので、いきなりヒロアカ世界にどうにかして戻ろうと考えることはない筈だ。
いきなりこの世界に創造されて困惑しているオールマイトに話しかけていき、ヒロアカ世界とは別世界なこの世界について説明していきながら、ついでに「全創造」で用意した「ほんやくコンニャク」もオールマイトに食べてもらい、ダンまち世界でも言葉が通じるような状態にしておく。
「まあ、貴方にとっては異世界転生したようなものかもしれませんねオールマイト」
「若い子達にはちょっと流行ってたみたいだけど、私が実際にそうなるのは驚きだね」
そんな会話をしながら、この世界で竜の谷の竜による被害が頻発していることを教えておくと、早速竜を倒しに行くと決めたオールマイトには、この世界の詳細な地図以外にも、便利な道具となりそうなものを渡したり、装備させたりもしておいた。
どんな負傷も回復する回復アイテムとしてドラゴンボールの「仙豆」を30粒と、素早さを2倍にするドラゴンクエストの「ほしふるうでわ」や、攻撃力を2倍にするバイキルトの呪文と同様の効果を発動可能な「ゆうじょうのつえ」という杖など、幾つかの道具をオールマイトには渡してある。
30回までは、どんな負傷も回復し、素早さと攻撃力が2倍な全盛期オールマイトとか、どう考えても強いのは間違いない。
送り出してから数日もしない内に、竜の谷の竜を、黒竜を含めて殲滅してきたオールマイトが戻ってきたので、労っておくことにした俺。
負傷して胃が全摘されてからは、大量に食べられなくなっていたという肉を、しっかりと食べてもらうことにしたが、どうせなら美味い肉がいいかと考えてトリコ世界の「ジュエルミート」を「全創造」で創造した俺は、大量の「ジュエルミート」をオールマイトに食べてもらう。
ヒレやサーロインはもちろんハツやレバーといった内臓など、全身の肉の旨味を全て兼ね備えた肉こそが、宝石の肉と呼ばれる「ジュエルミート」だ。
職人が幾重にも手を加えたかのような工芸品を思わせる霜降り模様に、高級フレグランス顔負けの気品溢れる芳醇さと本能を撃ち抜くような濃厚で原始的な肉の香りがする「ジュエルミート」は、単なる肉とは段違いである肉。
その「ジュエルミート」を盛り合わせた「ジュエルミート盛り」をオールマイトと一緒に食べていってみたが、あまりの美味さにオールマイトは物凄く驚いていたな。
「ワイルドな歯応えに砂肝を噛んだようなゴージャスな快音と、同時に口一杯に溶け出す肉汁の旨味とコクがたまらないね!」
「ハツのようなコリコリとした歯応えで、噛むごとに肉汁がどんどん出てくるけど、あっさりしていて全然しつこくないですよ」
「この部位はレバーで、レバ刺しの食感だけど、匂いやクセは全くなくて、しっとりとクリーミーな味わいだ!」
様々な部位の味を兼ね備えた宝石のように輝く肉をオールマイトと一緒に食べていった俺の身体は、宝石の肉を食べた影響で輝き出す。
オールマイトも輝きまくっていたが、宝石の肉を食べる手を止めることはない。
腹一杯「ジュエルミート」を食べた俺とオールマイトは、心地いい満腹感に満たされており、美味いものが沢山食べられて満足していた。
「こんなに美味しいお肉を食べたのは初めてだね」
「まあ、別世界では古代の食宝と呼ばれるリーガルマンモスからしか取れない希少な肉ですからね。食べたことがなくてもおかしくはありません」
「マンモスのお肉だったの!?凄いの食べちゃったな私」
「ジュエルミート」がリーガルマンモスの肉だと知り、再び驚いていたオールマイト。
まあ、別世界の美味い肉を食べられたことには、オールマイトも喜んでいたので、労いは成功したと考えても大丈夫だろう。
個性、全創造
個性を有した存在すらも創造可能な個性であり、一部のヴィランからは新時代の神として崇められていた轟全造の個性
新たにオール・フォー・ワンすらも創造可能なこの個性で、魔王の復活を望んでいたヴィランも存在したが、ヒロアカ世界から轟全造が消え去った為、計画は頓挫した