ニセコイの女主人公もTSものもないなぁ
せや


みんなもニセコイの女主人公かTSもの書いて♡

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ニセコイ世界にTS転生したら、私がヤンデレになっていた

 小学6年生の時に引っ越してきた町、そして引っ越した先の家の隣のヤクザの組から聞こえる声、そして……見たことのある高校。

 

 集英組、そして凡矢理高校。

 

 当時幼女だった私は頭を抱えた。ここニセコイの世界じゃん!

 

 ……マッズ、だとしたら原作開始時10年前の約束、とーっくの昔に終わってんじゃん……

 

 まあいっか、楽くん(お隣さん)よろしくね!優柔不断なクソボケ男だと思ってるけど!小野寺ちゃんも桐崎ちゃんもあんなクソボケには勿体無いと思ってるけど!!!!

 


 

 ……おっかしいな、なんで私。集英組の前に立ってるんだろ。優柔不断なクソボケ男にあんないい女の子は勿体無い、私で十分と思って近づいただけのはずなのに、ニセコイ(偽の恋人)なんて無視したらいいのに。

 

「……嫌だなぁ、楽くんが他の女の子とイチャイチャしてるのも、私以外の女の子と偽とはいえ恋人になるのも」

 

 本当に嫌だ、あの笑顔が、あの優しさが他の人に優先して向けられるなんて。

 

「じゃあ、やるしかないよね」

 

「あ、桐山の嬢ちゃん。今はちょっと……坊っちゃんに会うのは厳しいというか……」

 

 壁を蹴って飛び上がるように、塀を越える。父親曰く、母親に似て身体能力は化け物らしい。

 

「じょ、嬢ちゃん、勘弁してくれ……若頭に怒られるのは俺なんだ!」

 

「良平さん、ごめんなさい、あとで菓子折り持ってお詫びに来ます。今日だけはごめんなさい!」

 

 スタッと庭に降り立つと、ボス2人の声が聞こえてきた。

 

「「こいつらラブラブの恋人同士だからね」」

 

 この2人さぁ……。

 

「私の楽くんと、千棘ちゃんを生贄に抗争を鎮めるつもりなんですか?」

 

「「真澄ちゃん……?」」

 

 おい、ボス2人。ちゃん付けはやめろ。

 

「ま、真澄?! なんでっ」

 

「そ、そうよ、桐山さん、こんなもやし男のためにヤクザの事務所に乗り込むなんてどうかして」

 

「別に、私に危害が及ばなければ抗争をしたければすれば良いと思いますよ、でも……それを止めるために私の大切な人を生贄にするような判断を目の前でされて受け入れられると思いますか? ちょうどトップもNo.2も居るようですし、警察をここで呼べば一網打尽ですね」

 

 マフィアが表立って相手の暴力団事務所にカチコミをする、こんな警察にとって大手柄のカモはない。喜び勇んで駆けつけてくれるだろう。

 

「集英組の方々にはいつもお世話になっているから心苦しいのですが、私の大切な楽くんをビーハイブへの和解のために生贄にするつもりなら仕方ありませんね」

 

 血管のキレそうな表情をしたクロードが銃弾を顔の横を通過するように撃つ。おおこわ、カタギに手を出して良いんですかね。

 

「それに、ここに来る前に私、父には楽くんところに遊びに行くって伝えたので。何かあって帰って来なかったらそれこそ、おおごとですよ。これでも近所では成績優秀、眉目秀麗、評判良好で通ってますので、そんなカタギの女の子を殺しちゃったとなったら……この町で集英組にしてもビーハイブにしても、まともに活動出来なくなると……思いませんか?」

 

 自慢ではないが、評判は極めていいらしい。黒髪ロングヘアで成績優秀、ボランティア活動にも積極的に参加するおかげで、わりと良く評価してもらえてる。買い物と役所関係以外で家から出てこない父と違って。

 

「だから、そんな生贄なんてやめて。ここにお互いのトップとNo.2が居るんですから、きちんと話し合って、言いたいことややりたいことはちゃんと伝えて、折り合える条件を交渉する。私のような子供じゃないんだから、出来ますよね?」

 

「「「「……はい」」」」

 

 クロードさんや竜さんも大人しくしてくれた、ありがとうね。

 

「わかりました、きちんと話し合ってくださいね?」

 

 ふう、これでよし。というか普通に馬鹿じゃないのかな、暴対法があるんだから目立つ抗争なんてしたらそれこそ特定指定抗争暴力団に指定されてここに集まることすら難しくなる。

 

「ありがとな真澄、わざわざ割って入って止めてくれて」

 

「気にしなくていいよ楽くん。私は私が困るからしただけだから」

 

「桐山さんって……あんたとどういう仲なわけ?名前呼びってことは仲、良いんでしょ?」

 

「真澄は……家がここの隣なんだ、小6の頃に引っ越してきてさ」

 

 そう、小学校の集団登校とか中学校とか、楽くんがリムジンに載せられて運ばれるとかいうことがない限りは大体一緒に登校してきた。これでも多分楽くんから見ても決して浅い仲ではない、と思いたい。後小咲ちゃんと楽くんをまとめて勉強教えたりとか。

 

「つ、つまり幼馴染ってことね?」

 

「……言われてみればそう言われるとそうかもね、楽くんはどう思う?」

 

 楽くんが私のことをどう思ってるかは知らない、あんまりそういう話をしてこなかった気がするから。

 

「いつも世話になってるだけで、真澄とはそういう関係じゃないって。真澄だってもっと上の学校に行けたはずなのに俺や小咲が凡矢理高校に行くからって凡矢理高校に進学させちまったし、真澄とオレじゃ全然釣り合わないって」

 

 へえ、ふうん。そう。釣り合わない、ね。そんなこと言うんだ。

 

「つまり楽くんは私が凡矢理高校に進学しないで欲しかったんだ、へー……」

 

「ちが、俺はそういう意味じゃ……」

 

 取り消すように私は冗談だよーって言ったけど、まあ。うん、これはダメそうというか……困ったなぁ……。

 

「……もしかして、桐山さんってこのもやし男のことが好きなの?」

 

 小声で囁くのやめてよ、くすぐったい。でも。

 

「真澄でいいよ、最初は興味本位、でも。誰にも渡したくない、そう思っちゃったんだよね」

 

 決して、魅力的だからどうこう、というはずではなかったと、思うのだけれど、どうしてこうなった……。

 

「千棘ちゃんも気になるの?楽のこと。あげないよ、絶対に。誰にも」

 

「ちょっと待て!俺はいつから真澄のものになったんだよ!」

 

「今から予約済みでお願い出来るかな? 楽くん」

 

「ダメに決まってるだろ! だいたい俺には……」

 

 知っている……知っていても譲れない、渡さない、逃さない。




 続かない

 みんなもニセコイのTSもの書いてよ

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