人知れぬ場所に存在する、不思議な工房。
そこでは妖精たちが、魔法の道具を作っている。
見えないものを見ることのできる眼鏡。
動物の言葉が分かるようになる飴。
どんな場所でも開けることのできる鍵。
水の中でも息ができる首飾り。
暗闇を照らす小瓶。
履いている間だけ空中を歩ける靴。
そして――少女を変身ヒロインへと変える、変身アイテム。
亡き祖母グラスから工房を受け継いだ妖精、クラスタもまた、そんな魔法の道具を作る職人の一人だった。
だが、クラスタには一つだけ問題がある。
彼には、作ったアイテムを使ってくれる専属の変身ヒロインがいないのだ。
祖母が担当していたヒロインたちはすでに引退し、クラスタ自身を必要とする者はいない。
それでもクラスタは、祖母が最期に遺した言葉を信じて工房を続けていた。
『いつか、必ずおまえの力を必要としてくれる人が現れる』
そんなある日。決して普通の人間では辿り着けないはずの工房に、一人の少女がやって来る。
少女の名は、繋理 きずな。
彼女が持っていたのは、壊れたパステルカラーの懐中時計。
それは間違いなく、亡き祖母グラスが作った魔法の道具だった。
「……わかった。修理が終わるまで専属になって、いつまでも待つ」
誰にも選ばれなかった職人妖精と、彼を選んだ変身ヒロイン。
二人の出会いから、止まっていた工房の時間が再び動き始める。
そこでは妖精たちが、魔法の道具を作っている。
見えないものを見ることのできる眼鏡。
動物の言葉が分かるようになる飴。
どんな場所でも開けることのできる鍵。
水の中でも息ができる首飾り。
暗闇を照らす小瓶。
履いている間だけ空中を歩ける靴。
そして――少女を変身ヒロインへと変える、変身アイテム。
亡き祖母グラスから工房を受け継いだ妖精、クラスタもまた、そんな魔法の道具を作る職人の一人だった。
だが、クラスタには一つだけ問題がある。
彼には、作ったアイテムを使ってくれる専属の変身ヒロインがいないのだ。
祖母が担当していたヒロインたちはすでに引退し、クラスタ自身を必要とする者はいない。
それでもクラスタは、祖母が最期に遺した言葉を信じて工房を続けていた。
『いつか、必ずおまえの力を必要としてくれる人が現れる』
そんなある日。決して普通の人間では辿り着けないはずの工房に、一人の少女がやって来る。
少女の名は、
彼女が持っていたのは、壊れたパステルカラーの懐中時計。
それは間違いなく、亡き祖母グラスが作った魔法の道具だった。
「……わかった。修理が終わるまで専属になって、いつまでも待つ」
誰にも選ばれなかった職人妖精と、彼を選んだ変身ヒロイン。
二人の出会いから、止まっていた工房の時間が再び動き始める。