突然の父の失踪。

そして、俺宛に残された1通のメール。

『 20XXIX年12月31日から20XXX年1月1日に変わる時、世界が更新される。年越しジャンプは絶対にするな。お前はスペースウェポンの適合者だ。あっちで待ってる。』

世界の更新、スペースウェポンとさっぱり意味がわからなかったが俺は、実際に20XXIX年12月31日に年越しジャンプをしなかった。

——次の瞬間、視界は真っ暗になり、
俺はカプセルの中で目を覚ました。

そこは、人間がエイリアンの奴隷と化した「正史の地球」。
俺たちがいたのは、エイリアンに見せられていた電脳世界だったのだ。

人類の主権を取り戻すべく、地下帝国December《ディッセンバー》から立ち上がった地球解放部隊32《サーティーセカンド》。
宇宙エネルギーを宿した武器に選ばれた者だけが属する組織に、なぜか俺も選ばれてしまう。

俺の武器は——「何でも入る袋」。

果たして、32《サーティーセカンド》の仲間と共に、人類の新年を迎えられるのか……