突如現れた悪魔の軍勢によって、人類の文明は蹂躙された。
生き残った人々は故郷を追われたが、天使によって新たな土地に受け入れられる。
さらに天使は、人々に『神器』と『福音』を授け、その聖なる力で悪魔と戦うよう言い渡した。
強力な加護を得た人類は、もはや一方的に奪われるだけの存在ではない。なおも襲い来る悪魔たちを倒すため、また、悪魔たちによって支配されている故郷の地を取り戻すため、彼らは反撃を開始した。
……と、まあ、そんな感じで、人と悪魔の戦争が始まってから、およそ七千年後。
『神器』によって維持されている世界の中で――悪魔とは関係なく陰謀に満ちている人類社会の中で、自らの宗教的信念に従って暗躍するひとりの女がいた。

※かつて、Pixivさんに掲載していた『氷の棺』という中編のリビルド作品なのじゃよー。小説家になろうさんの方にも重複投稿している模様。向こうでは「アンバーハウス」名義ゆえ、よろしくお頼み申す。
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