■ WARNING ■
作者と小悪魔による、あとがき代わりのぐーたら台本トークです。
大したオチもなく、本編とも一切関係ありませんので、ご了承ください。
製作エピソードに興味のない方、本編の余韻に浸りたい方は、ブラウザバックを強く推奨いたします。
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──止めましたからね?
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◇◇◇
作・I 「「かんぱーい!」」
I「どうもお疲れ様でーす。完結おめでとうございまーす♪」
作「はいはーい、そっちもお疲れさん。面白かったかな?」
I「わたしこれ絶対エタると思ってましたー。ホントよく最後まで続きましたね?」
作「あ、うん、それはおかげさんで…。んで、面白かった?」
I「先輩があんなことになった時は、作者さんをやつざ──八つに引き裂いちゃおうかと思いました♪」
作「丁寧な言い方の方が具体的で怖いわ! …いやそれより、面白かった?」
I「長期連載に時事ネタはNGって言われる理由が分かった気がしますねー」
作「お世辞でいいから面白かったって言ってよぉぉぉおお!」
作「──で、正直なご感想は?」
I「そうですね。客観的にどうかは知りませんけど、主役としてはもうさんざんでした」
作「辛辣ゥ…」
I「ストーカーに追い回されてー、好きな人は死にかけてー、自分のこと忘れられて──」
作「おいおい作者マジ鬼畜かよ」
I「ハッ、あれで鬼畜じゃないとか…。感想でもドS呼ばわりされてたじゃないですか」
作「確かに和姦より凌辱とかNTRとかが好きな作者だけどね、別にSじゃあないんだぜ」
I「いやそれSとかMよりずっと悪質ですから…。先輩が助けに来てくれなかったらまぢヤバかったですね…」
作「うへへ、おっちゃんがIFで一本書いたろか?」
I「お巡りさんこっちでーす」
作「ダッ(窓から脱出」
:
I「──お勤めご苦労様でした♪」
作「はあはあ…あいつら日本語が通じねえ…。非実在青少年って何? 妄想と現実の区別もつかんのか」
I「下らないフェミ叩きはそのくらいにして、とっとと反省会に入りましょー♪」
作「殴りたい、この笑顔…(#^ω^)ピキピキ」
◇◇◇
I「まずはこの作品の総括から入りますけど──」
作「(ドキドキ)」
I「二人は幸せなキスをして終了、ってことでいいんですよね?」
作「言ったぁー! 今いろはすが言っちゃいけないこと言ったぁー!」
I「だって、このENDだと他に言いようがないですし!」
作「謝って! 俺の三年間をゴミ扱いしたの謝って!」
I「実質一年くらいしか書いてないくせに…」
作「るせえ社会人なめんな小娘がァ!!」
I「はいはい、すみませんでしたぁー」
作「けど、作者的にはそれこそ当初の狙い通りって感じなんだよな」
I「…と言いますと?」
作「元々は『俺ガイルキャラで演じる名作』みたいなイメージだったのよ。予想外にストーカーパートの構成がウケちゃったけど、どっちかっていうと本題はその後だったから。いつだったか感想で叩かれた時にも書いたんだけど、『ベタだけど面白い』ってものはあるって確信してたし」
I「ふむふむ…うん? なんかどっかで聞いたような話のような…」
作「うむ、実は平塚先生に冒頭で言わせてる。壮大な保険だろう?(ドヤア」
I「チキンな上に、エタったら目も当てられない無駄仕込みですね」
作「ΩΩΩ<アグリー」
I「けど、それにしたってあの事件は少し露骨すぎませんか? 自分で言うのも何ですけど、後輩女子のためにナイフに立ち向かえる高校生なんていないですよ、多分」
作「それ言い出したら、知らん犬のために車に突っ込む方がよっぽど不自然でしょ。あり得ない行動が物語の要になっているという意味でも、やはり拙作は原作に忠実であると言えるんじゃないか」
I「うっ…無駄に説得力が…。じゃ、じゃあ伏線回収は? いろいろバラまいてましたけど、最後いくつか隠したままになってません?」
作「本編でも書いたけど、ラストのシーンは面倒な諸々を一旦置いといて、っていう体だから。でも、投げっぱなしにはしてないよ? あの後でバラされて状況が揺れるような形では残してないから」
I「確かに…先輩から追及されたときの誤魔化しっぷりも、我ながら恐ろしいものがありました…」
作「いろはすは勉強得意じゃないけど、かしこさは高い子だと思ってるんだ」
I「…ま、まぁそういうことなら仕方ないですね。ハッピーエンドには違いありませんしねっ」
作「うむうむ、やはりいろはすはかしこいなぁ(ニヤリ)」
I「キスしてひと段落ってのはわたしも幸せですよ? けどここからエピローグまでのイチャラブこそが本番じゃないですか。第二部はどこいったんですか?」
作「正気? バカップルの私生活を10年分書けと?」
I「読者さんはみんな読みたがってました」
作「無理。だいたいそんなの、八割方いろはすの濡れ場になっちゃうし」
I「ひとのこと痴女扱いするのやめてください。べつに普通のデートとかでいいんですけど」
作「普通のデートを他人が見ておもしれーわけねえだろぉおお!」
I「力不足をひとのせいにしないでください。面白いひとのは面白いです」
作「あっハイ」
I「ていうか、大半のSSはそっち系ですから。先輩を本気で殺しにかかった作品、他にないんじゃないですか?」
作「だって八幡って基本口先だけの帰宅部じゃん。原作でも自己犠牲ばっかじゃん。カッコいいとこ見せようと思ったら肉壁しかないじゃん」
I「もしかしてケンカ売ってます?」
作「売ってr──うそうそ何でもありません! あれはあくまでも等身大の高校生の枠をはみ出さないよう、リアリティを追求した結果でね?」
I「ハッ。リアリティとか…どの口が言うんですかね」
作「あれは夢。幽体離脱なんてなかった」
I「作者さん、ひょっとして先輩のことあんまり好きくないです?」
作「…さ、作品のキャラクターとしては、尖っててとっても使いやすいんじゃないかと!」
I「もういいです…主人公への思い入れもないのに、よくこんな大作書き上げましたね?」
作「どうやらお前は一つ勘違いをしているようだな…」
I「…はい?」
作「この作品の主人公は八幡ではない。い ろ は す だ !」
I「……素で忘れてました」
作「ちなみに、世の中にはHACHIMANなんて言葉もあるらしいな。しかし作者がそれを知ったのは、なんと2018年に入ってからだ」
I「遅っ!…ってまたまたー。さすがにそれは冗談ですよねー?」
作「知ってたら《Side Hachiman》なんて危なっかしい表現しなかったわ…」
I「本業SEのくせして情弱すぎませんかね…」
作「ちなみに自宅PCが5年前にぶっ壊れて、買いなおしたのが二年前ね」
I「え? …ということは、連載開始当初は…」
作「PCなんてなかった」
I「SEってPC無しで出来るんですか!? 次々と明かされる真実が衝撃的すぎです!」
作「別に家で仕事したりしないしね。案外なんとかなってたよ」
I「へー。持ち帰りが無いなんて…SEって案外ホワイトなんですか?」
作「持ち帰りが無いっていうか、終わらないと帰れないだけ」
I「うっわぁ…じゃあいつ書いてるんですか…?」
作「メインは通勤時。あとお休みの日は12時間ぶっ続けで書いたりな。これでも集中力には自信があるぞ」
I「やっぱり物書きさんって、すごい(ド変態)ですね♪」
作「だろ? そうだろ? うへへ…」
◇◇◇
I「次に、作品を作るにあたっての苦労なんかがあれば。正直わたしあんまり聞きたくないんですけどねー、グチとか」
作「も少し建前大事にしてこ? …そうねー、やっぱ一番きつかったのはモチベ管理かな」
I「一番は執筆時間の確保じゃないんですか?」
作「それもあるけど、せっかく時間が出来ても書けない、書きたくないって方が深刻」
I「へー。そういう時はどうやって凌いだんですか。よその八色SSを読んだりとか?」
作「いや、それはむしろNG。面白くないとやる気でないし、面白くても凹むし。何より自分の作風に影響が出るから全力で遠ざけてたね」
I「めんどくさっ! じゃあ何してたんですか?」
作「アニメ二期を軽く流したり、ペットボトルのいろはすを飲んだりかな…」
I「…お水を飲んでモチベがあがる仕組みがちょっと分からないです」
作「こう、いろはすの身体を流れるエキスだと思ってくぴくぴ飲むわけよ。ピーチとか甘いフレーバーでマジお勧め」
I「ヒッ…!」
作「まあ実際にはそんなんばっかだとデブっちゃうから、基本は水だったけどね。あっちはどう頑張っても味しないから妄想すら難しかった」
I「ピーチならはかどる時点で救いがありません」
作「モチベ管理も大変だったけど、産みの苦しみもそれなりにあったな」
I「そりゃそうですよ。初連載で女の子の恋心メインとか…作者さんバカなんですか?」
作「しかもヒロインが主人公以外の男を好きとかもうね。お前が原作で半端に未練がましいからだぞ!」
I「ほっといてください。まあわたしのSS書く上では葉山先輩からの卒業って必修科目みたいなものですし、仕方ないですよ」
作「その過程で葉山が貶められ、アンチヘイトのタグを強要される定期」
I「作者さん、その辺りはめちゃくちゃ気を遣ってましたもんね」
作「読み返すと前書き後書きにビビリの痕跡キッチリ残ってるしなw もう展開に気遣いすぎてオーラスよりも綺麗にまとまってるまである」
I「わたし的にそれを認めちゃうと色々まずいんで、今の発言はスルーしてあげますね♪」
作「信じられないかもだけど、当初は10話くらいで終わらせる予定だったんだ」
I「けど、褒められて調子に乗ってズルズルと…」
作「そうそう──ってちゃうわ! プロットを組み直したのがきっかけだろうな…。そっからは話は予定通り進まないわ、キャラは勝手に暴れるわでもうね…」
I「プロットがあってもそんなに荒れるものですか」
作「まあキーポイントを押さえただけのだし。具体的には一話あたり5~10行くらいの」
I「そんなスカスカのストーリーが──ご覧ください、戸部先輩の髪のようにわっさわっさと増えました♪」
作「言い方! …ちなみに書籍にすると、だいたい4冊くらいらしいな。一気読みしたとか言ってくる人はマジで鬼だと思う」
I「ですねー。でも、シリーズものと比べると4冊って大したことないように聞こえますけど」
作「一つの事件、いろはす一本でそれだからね。ラノベなら一冊あるいは上下巻でまとめるような内容をここまでじっくりやったんだから、読みごたえはあるはずだ」
I「うーん…。わたし一本ってわりには、出番ちょっと少なくないですか?」
作「あれで少ないとか…。ゲーガイルのいろはす√よりずっとボリュームあるぞ、多分。やってないからわかんないけど」
I「紙芝居ゲー相手にボリュームで張り合わないで下さいよ。てか、こんだけ書いといてなんで買わないんですか。わたしのファンじゃなかったんですか?」
作「…いろはすの温泉カットを公式で公開しちゃうのはどうかと思うんだ」
I「…確かにあれはわたしも通報しようかと思いました」
作「あとどっかで見かけたロングいろはすにあんまし萌えなかったから。基本的にボブからセミロングくらいまでが好きなんだよね、俺」
I「知りませんよそんなの…。絵のことばっかりじゃないですか」
作「うーん、あの手のゲームにストーリー性は期待してないっていうか…あ、でもOVAは知人に借りて観たからね!」
I「そのドヤ顔うざいです。だったら特典だけじゃなくてゲームも借りればいいのに」
作「いやー、いい歳したおっさんがラノベのキャラゲー貸しっこしてるのもどうかなって」
I「いえ特典まではOKって理屈が全然…。それで作者さんの知識は10.5巻で完全停止してるんですね」
作「厳密にはアニメ含めて11巻までフォローしてるけどな。それ読んでから一切触ってないから、もう三年は原作の文章読んでないわ」
I「ちょっとそれ初耳なんですけど…。そんなんでよく『二次は原作らしさが命』とか口に出来ましたね」
作「い、いやぁ~。みんなが褒めてくれるから大体あってるんだろうなーって…」
I「うっわ…。学園物だから現実の知識でごまかせましたけど、ファンタジーとかだったら絶対に世界観追いきれなくて破綻してますよ」
作「ほんとそれな m9(^Д^)」
◇◇◇
I「ええと次のテーマは…"本作の中軸たるストーカーについて"だそうです」
作「山なんとかね。意外と人気あって驚いたわ」
I「人気…かなぁ。まあ素晴らしくキモい男子でしたね。やっぱり実体験なんですか?」
作「言うと思ったよ! ていうかキャラを褒められるたびに若干凹んでたよ!」
I「あんなキャラを生み出した作者の中には同じ闇が潜んでいる、と」
作「想像力が豊かだと言って!(号泣」
I「序盤はあからさまに中原君にタゲなすりつけてましたよね」
作「うむ。実際に犯人がやったのと同じ手口だな。読者さんも途中までは気づかなかったことだろう」
I「だって真犯人出てきたの、わりと後の方じゃないですかー。後出しずっこいです」
作「ちがうよぉ? むしろ八幡よりも先に登場してるよぉ?(ニヤニヤ」
I「えっウソ!? ちょっとどこですか! と、トリハダがぁ~っ!」
I「結局、葉山先輩の読みは正しかったってことですか?」
作「ああ、中原の件? 正しかったっていうか、結果的に合ってただけって感じかな」
I「あの葉山先輩が信用するだなんて言うから、もうこれぜったい犯人だ!って思ってました」
作「そうそれ。その俺ガイル読者の本能ともいうべき先入観を利用したのよ。おかげでデコイとして大活躍w」
I「わーこのひとサイテーだー」
作「言っとくけど作者はアンチ葉山じゃないからね? むしろSS的にはすごい使いやすいキャラだった。スペックもコネも、何もかもが八幡より上だべしッ!?」
I「それ以上ディスったら殴りますからね♪」
作「テメー文章ならバレねえと思ったら大間違いだぞ! 読者さんは行間とか辻褄とかきっちりチェックしてんだからな!」
I「あー確かに。読者さんの推理には何度かヒヤヒヤさせられましたねー」
作「斜め上の展開を予想されて笑ったりもしたな」
I「実際にコメントがストーリーに反映されたりはしたんですか?」
作「いや、メインストーリーには全然。元々がブレたら空中分解するような綱渡りだから、何を言われても変える余地は一切なかった。あ、でもガハマちゃんの行動の細かい部分とかには、多少影響あったかも」
I「あ、一時期フォロー濃いめでしたもんね」
作「もともとラスボスは彼女って決まってたし、普通に泥臭くキャットファイトさせようと思ってたんだけど、予想以上にヘイトが溜まってたから。当初の予定よりかなり美化されたな」
I「まああれでよかったと思いますよ。女同士の争いなんて見てて気分悪くなるだけですし」
作「ギャグでごまかせる展開でもないしなー。つか、なんでガハマちゃんってあんなに嫌われてるんだ? 作者的にはいろはすと同じくらい好きなんだけど」
I「好きってわりにはかなりイジってましたよね。小学生男子ですか?」
作「少年の心をいつまでも忘れない、どうも作者です。…いや、ヒロインのおっぱいがもう少しあれば、ああも執拗に彼女のチチをイジる必要は…」
I「あっ、そう言えば! 誰が軽巡ですか誰が! てか那珂ちゃんも中の人一緒ですし」
作「中の人などいない! それ以上のメタ発言はやめてもらおうか!」
◇◇◇
I「続いてのお題──"ピロキとまる子について"だそうです」
作「モブキャラ自信なかったから、評判良くて嬉しかったわ」
I「へー。まるで主要キャラには自信あるみたいな口ぶりですね」
作「雪ノ下みたいなツッコミはYA・ME・RO☆」
I「わたしとしてはどうしてこの作品が"原作テイストに近い"ともてはやされているのか、ちっとも理解できないんですけどね。序盤なんてブレブレもいいとこじゃないですか」
作「うむ。いろはすがあんまり勉強得意じゃないっていうから、バカっぽく書こうとした結果だ」
I「もうちょっとやり方なかったんですかね…。だいたいそれ、結衣先輩のお仕事じゃないですか」
作「お前も大概酷いね…。だからほら、後半は役割分担がはっきりしてたでしょ」
I「役割と言えば──例のカップルも、かなり重要な立ち位置でしたよね」
作「そういやアイツらの話してるんだった。まあアレだ、いわゆる引き立て役ってやつだ」
I「ずっと奉仕部に居ると、わたしの可愛さが目立ちませんからねー」
作「まったく…顔面偏差値高すぎるんだよな。ぽっと出の小学生が一番可愛いとかおかしいだろ常考」
I「いま聞き捨てならないロリコン発言があったような…」
作「作者にとっての本物はいろはす、ガハマちゃん、ルミルミだからな」
I「ちょ、多くないですか!? わたしだけじゃないんですか?」
作「お前がくれたもの、全部って事さ♪」
I「パクるのやめて下さい。ってかあげてませんし、そのドヤ顔はどっからくるんですか?」
作「しかしモブップルの二人よ。デートの時にヘイトが集まるのは分かりきってたけど、まさか挽回するチャンスが来るとは思ってなかったぞ」
I「犯人のお仕置きについては、あんまり具体的なコト考えてなかったんでしたっけ?」
作「そうそう。普通に逮捕されれば十分かなって。けど読者さんの憤りが思った以上に強くてね。あのままノータッチだと突っ込まれそうだったから慌ててねじ込んだ」
I「わたしがあんな目に遭ったんだから当然じゃないですか。むしろ自分で仕返ししたかったですよ。何で止めたんですか」
作「お前泣いて感謝してただろうがよ! つか、あそこはめっちゃ露骨に伏線張ったのに『ファンタジー展開萎えた』って低評価食らってほんと参ったわ。メインキャラの手を汚させずに報復するってのは難しかったんだぜ?」
I「そうですか? わたしかなり汚されちゃった気がするんですけど…」
作「ヤンデレは萌え属性! だからノーカン! ノーカン!」
I「逆ギレとかどこの班長ですか」
◇◇◇
I「えーとお次は…わわっ、"いろはの恋愛について"だそうですよ♪」
作「あーうん。まあぶっちゃけそんなに難しい話じゃないんだけどな」
I「ぶぅ…なんでそんなテンション低いんですか…」
作「長々とやったけど、勝因はシンプル。自分から告って流れで押し切ったからだ」
I「ええー。それ、ストーカー関係なくないですか?」
作「だってそっちはいろはすが惚れるための仕掛けだし。なし崩しだろうとなんだろうと、押しまくった子が未来を勝ち取ったんだよ」
I「それだけ聞くと、とてもヒロインの所業とは思えないんですが…」
作「だって作者、別にいろはすのこと女神とか思ってないし。普通の女子だと思ってるし」
I「それにしたって、ズルをズルとも思わない、みたいな言われ方は心外ですよー」
作「いや、むしろそこにこそ他の二人といろはすとの違いを感じて欲しいね。誤解を恐れずに言っちゃうと、いろはすだけが肉食系なんだよ」
I「あ~…それは否定しづらい部分が…」
作「原作いろはすって後発キャラだし、シナリオ的にも背中を押す役割を課せられてるじゃん? もしもそういう制約無視して性格のまま自由に暴れさせたら、妹キャラへの壁がやたら薄い八幡は押し切られて終わるんじゃないの? てか、作者なりに暴れさせた結果がまさにこれなんだけども」
I「褒められてるはずなのになーんか素直に喜べないですね…」
作「だからいろはすが惚れてさえいれば、あの展開は自然な事だと思ってるんだよ。となると、あんなのに本気で惚れるって不自然さを消すことの方が大変でしょ? だから敢えて本命葉山の状態から始めて、あそこまで大掛かりな仕掛けを施し──」
◇◇◇
I「えー、お次のお題。"タイトルについて"ということですが…」
作「ひょ、ひょっと待っへ…おー痛ぇ……」
I「あっれー? どうかしたんですかぁー?」
作「くそう…作者にのみ許された奥義"シーン切り替え"をマスターしやがって…だが編集の圧力には負けないぞ! 訴えてやる!」
I「はいはい、ちゃっちゃか進めて下さいねー。んで、タイトルですが」
作「なによ。タイトルに何か文句あんの?」
I「末尾のマルが足りないんですが。原作ちゃんと読んでますか?」
作「…そ、それは句点を除くことで未来へ続くイメージを持たせるために──」
I「つけ忘れたんですよね?」
作「……はい」
I「いつ気が付いたんですか?」
作「完結イラストにタイトルを書き込んでた時、です…」
I「ホントに最後の最後じゃないですか!」
作「だって誰も突っ込んでくれないからぁ…(メソメソ」
I「まあマルはともかく…単純な割にかなり重めのタイトルですよね。一つ間違えると名前負け感がハンパないっていうか、ギャグでは済まされない空気というか」
作「名前だけだと完全に没個性なのは認める。でも面白ければタイトルなんて何でもいいだろって思って、仮題くらいのつもりで始めたわけよ」
I「危なっかしいですねー。二次創作じゃなきゃ手に取って貰えないパターンですよ」
作「だな。結果的に高評価を頂いた今でこそ逆にタイトルの重みが光ってくるけど、最初は『はいはい本物厨乙』って思われてたと思う」
I「事実、読み始める前はそう思ったって感想があったくらいですしね」
作「作者は理詰め派だからストーリーの組み立てとか辻褄合わせは得意な方だけど、とっぴな発想力ってのはさっぱり無いんだわ。巷のラノベだって殆ど編集さんが考えてるんだろ? いっそ誰か良いタイトル付けてくれとすら思ったね」
I「ま、シンプルですけどきちんと結論つけて完結してますし。少なくともタイトル詐欺ではなかったんじゃないですか? 完結してますし」
作「そこ大事よな…完結してなかったら即死だったZE☆」
I「ところで…この妙なサブタイの付け方、どういうルールなんですか?」
作「本編のフレーズから意味深なものを拾ってくるんだよ。『庶民サンプル~』なるラノベのサブタイがやたら面白かったんで参考にしたんだが、他にも同様の手法を使ってる作品があるかもな」
I「あー、それで序盤はみるからにネタっぽいんですねー」
作「うむ。ゼロから考えるよりかは楽かもって思って。けど、思わせぶりかつ読んで納得のサブタイなんてものは、いっそゼロから作った方が遥かに楽だと後悔するハメになった」
I「それにこれ、サブタイからいまいち内容が見えないんですけど。読み直ししにくいったらないですよ」
作「大丈夫、作者もよくわかんないから」
I「なるほど。つまりPV稼ぎのための姑息な罠なんですね」
作「異議あり! 作者は総合UA以外のアクセス数を、あんまり気にしていない!」
I「サブタイと言えばエピローグですけど。あれ、有名な歌からパクってきましたよね?」
作「パクリとか心外~。実はその歌、詳しくは知らんのよね」
I「知らないくせにラストに使ったんですか」
作「そのフレーズが何度も繰り返される歌だから、ハンパに覚えてたんだわ。それっぽい感じ出てたでしょ?」
I「あのサブタイ、さいしょ見たときにビビっと湧いてきましたよ」
作「あ、湧いちゃった? 作者へのリスペクト湧いちゃった系?」
I「いえ殺意が」
作「ホワイ!?」
I「だってあれ『二股された女の子の失恋ソング』ですし」
作「(白目」
I「一応聞いておきますけど、もちろん他意は──」
作「ないないないない! マジで知らんかった! つか10年後も幸せENDだろ!?」
I「…ふん、まあいいです」
作「ハアハア…ちょっと! 誰かこの包丁片しといて!」
I「まあタイトルはともかく、内容はすっごくすっごくよかったです!」
作「そりゃお前さんはそうだろうよ…。鬱展開の頃にハッピーエンドを盾にして批判を凌いでたから、半端なオチだと炎上しかねないと思ってね。短いけど本編以上に気合入れて書いたわ」
I「実際、キスして終わりだったら許しませんでしたけどね。大体そんなの作中で何度もしてましたし」
作「あれ美少女じゃなかったら逆レ〇プだからな? 可愛く生んでくれたオカンに感謝しろよテメー」
I「ああそう、可愛いと言えばやしろですよ! なんですかあの天使、ちょお可愛いんですけど! さすがわたしの娘!」
作「可愛い奥さんとその娘…全男子の憧れやな。なお既に小悪魔化が始まってる模様」
I「ちなみにやしろって名前にはどういう意味があるんですか?」
作「作中では使わなかったけど、実は漢字で"八色"と書くのだ。…というより、『八色』という文字を眺めてて思いついたというのが正しいな」
I「おおー!? その伏線は驚き──いやいや、それだとやしろって読めないですよ?」
作「語感優先だからいいの。でもゴリ押してるのは一音だけだから、あんま違和感なかろ? あと"いろは"の娘だから絶対和名にしたかったし、"お社"を連想させるから八幡という単語との相性もバッチリ。我ながら完璧だと思ってる」
I「言われてみるとこのカップリングにおける最適解のような…けどやっぱり、字面が安直すぎません?」
作「まあ作者もさすがにそう思ったから、あえてルビとか使わずに平仮名で通したんだよ。でも表札とかに家族並べてひらがなで書いたら、かわいいと思わん?」
I「それは全面的に同意ですね──って…だからそういうアフターを書いてくださいって話ですよ! ぜんぜん行けそうじゃないですか!」
作「でもこれ、離婚していろはすが引き取ったら"一色八色"になっちゃうな。ソートボタン押したら"九色"になっちゃいそうww そういうのでもいい?」
I「──作者さん…前々からわたし、乳首って男性には必要ないと思ってたんですよ…」
作「オォイ包丁片しとけって言ったろおお!?…ヤメッ.イタッ…」
◇◇◇
I「じゃあ最後に──今後の活動について、だそうです。大学生編はいつ始まるんですか?」
作「書かねーっつってんだろこのアマ(#^ω^)」
I「せめて短編くらい書いてくれてもバチは当たらないと思うんですが」
作「強いて言うなら、本編の別視点バージョンってのが一番負担少ないとは思う」
I「あ、それいいじゃないですか! わたしも出番足りませんでしたし。ザッピングにした甲斐がありましたね。あと三週はいけますよ」
作「あのなー。『限界効用逓減の法則』って聞いたことない?」
I「えっとー、DTほど女の子に夢見がち──みたいな話でしたっけ?」
作「嫌な例え方すんなし…大体合ってるけどね…」
I「お願いですよー。 社会人編とかでもいいですからー」
作「高校や大学はともかく、社会人は大変だぞ。経験してない職業はリアルに書けないからな。作者ベースにすると、『なるな!SE』みたいな話に…」
I「うーん、さすがにそれは読みたくないです…」
I「じゃあ次は別の作品ですか。何かアイディアは出てるんですか?」
作「艦これモノでまともなプロットがほぼ出来上がってるし、今からだと一番とっつきやすいんだけど、いい加減ジャンルが下火気味なのがネックだなー」
I「それでも読者数は当ジャンルの三倍くらいありますし、今もすごい人気作が連載中ですよ」
作「うむ。今はアズレンが台頭してきてるが、二次創作への掘り下げは艦これの方が向いてる気がする。まだまだいけるはずだ」
I「けど作者さんって所詮はvita提督ですよね。そんなにわかで大丈夫ですか?」
作「もともと情報量少ないし、ネットで調べればいけるんじゃね? あとは川内型への愛で何とか!」
I「えっと…いきなりそんなカミングアウトされてもゴメンナサイとしか…」
作「べべべ別に声だけで選んでるわけじゃないし! つか一番好きなの金剛さんだし!?」
I「へーそーなんですか。…ところで作者さん、この最速駆逐艦と種付けおじさんの手書きラフなんですけどー(ペラリ」
作「何で捨てた筈の落書きアナタが持ってるんですかねえ!?」
I「もしもしポリスメン?」
作「ダッ」
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I「おかえりなさーい♪」
作「くそう長引いた…人の描いたモン猥褻物扱いしやがって…。何が単純所持だよ。男はみんな頭の中に秘密の本棚持ってるっつーの」
I「そのラインナップは聞かないでおいてあげますね」
作「あざっす!」
I「…やっぱりわたしの声に欲情してません?」
作「そんな事実はない」
I「まあいいですけど…それより、ちょっと前には"りゅうおうのおしごと"で書きたいとか言ってませんでした?」
作「あ~そうそう。姉弟子のツンデレが可愛くてさぁ~」
I「…ぜったい声で選んでますよね?」
作「姉弟子っつってんだろうがぁあ! こちとらキャスト決まる前から読んでんだよ!」
I「ならCVが決まったときはどう思いましたか?」
作「神はいませり(*´Д`)」
I「まあ何を書くかは気分次第ってことで。期待しないで待ってますね♪」
作「ふっといてスルーすんなし。でもその通り。面白い作品があったら教えて欲しいもんだね」
◇◇◇
作「ふー、もういい時間だな…。お前さんそろそろ上がった方がよくない?」
I「わたしは大丈夫です。今日は先輩の部屋に泊まる予定なので。ここからすぐですから、オールでもぜんぜんオッケーです♪」
作「ざけんなww こっちは全然オッケーじゃねえし明日も仕事だし! ほら立って。つか、お前は酒飲んでないんだろうが! グデッとすんな!」
I「まだまだこれからじゃないですかぁ~。あ、トリカラ頼みましょー、トリカラー」
作「あっバカ! この時間にそんなん食ったらおっさんは大変なことになるんだよ! だからお願い、もうやめて!」
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☆END☆