滝のように降りしきる大雨の中、傘を差す事もせず呆然と立ち尽くす少女が居た。天を仰いで涙を流す彼女は表情一つ変える事なく、心の底から親友の幸運を祝福していた。唯一の願い事が叶ったのだから。そして同時に、心の底から己の不運を呪っていた。唯一の願い事さえ踏み躙られたのだから。
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