超高校級の天文学者の赤星衛さんが、自分は一番好きです。無邪気でかわいらしいのもそうなんですけれど（好きなものが「澄んだ星空」で嫌いなものが「曇り空」というのもまたかわいらしい）、少しだけ毒舌という意地悪なところもまた愛らしさの要因なのかなと思ったりしました。
　キャラクターデザインも素晴らしくって、特にあの深い紫色の髪は、空にある宇宙を彷彿とさせるような未知的な魅力もあります。
　明るい性格の彼女ですけれど、しかしその天真爛漫な印象とは裏腹に、服装は寒冷色が多く宇宙の冷たい感じがします。そういった内面と外面とのギャップもまた好きです。

　余談なんですけれど、三章の章題ってもしかしてGRAVITY DAZEの副題から取ったものでしょうか？　とても素晴らしい章題だと思います。元の良さをそのままに、上手くダンガンロンパの世界観に落とし込めていると思ったので、とても好きな章題です。

　学級裁判編は書くのがとても大変だと思います。頑張ってください！　応援しています！

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そしてプロローグから予想外の展開にビックリ。未だかつてプロローグの段階でここまで追い詰められたモノクマがいるだろうか、いや、多分ない。反語。
創作論破でエグイサルが出てくるのも初めて見たかもしれない。そっかぁ、V3の後発作品だもんな、もうそんな時代になったのかぁ……（三年半完結できていない男）。

だなんて余裕ブッコいていたらまさかの”あの人”の死。確かにここまでで一番目立ってたから死相は若干見えてたけど…。まさか本当に逝くなんて思わないじゃん！！あの人がいなくなったことで全員をまとめる人が新たに必要になりそう。クルトくんはその役目を負え…るか不安です（失礼）。

一章にしてはコトダマが多く謎解きも本格的で驚きました。ミスリードもちゃんとあるしそれでいて証拠もハッキリしている。トリックの作り方がめちゃくちゃ上手くて驚きました。参考にさせていただきます。

そして何と言っても私の心が一番動かされたのがオシオキ編です。もうここに関しては筆舌に尽くしがたいほど好きなのですが、敢えて私の下手な語彙で批評することをお許しください。
私の作品なんかでもよくやるのですが、オシオキ編（特にクロの動機や過去が明かされる場面）で泣かせてくれる作品ってすごく好きなんです。それも、感動の涙が三割、『こんなに大変な過去を乗り越えたいい子がオシオキされるなんて』という絶望の涙が三割、今回の場合は『こんなに大切な人を、大切だったからこそ手にかけてしまったのか』という悲哀の涙が四割。さらに感動の物語を語りつくした後、しっかりクロをどん底まで絶望させてオシオキ。この流れが完璧すぎて悶え苦しみました。私の好み過ぎるんですもん。

さらにオシオキのセンスが最高過ぎて。一章だからこそ映える残酷でグロテスクなオシオキ。クロの絶叫や恐怖、苦痛に歪んだ顔がありありと浮かびます。これぞ私が愛してやまないオシオキ。最高でした。
オシオキ後、最後の手紙でもしっかり涙を誘ってくれましたねえ。その手紙の願いが既に叶わないと分かっているからこそ辛い。こんな状況だからか繭住さんのバブみがすごい。
いなくなったあの二人の遺志を継いで、クルト君は生き残ることができるのか。絶望に”Sieg”することはできるのか。今後の展開をとても楽しみにしております。


-追記-

鬼頭さんが暴力系ヒロインに昇格したりして。繭住さんとのヒロイン争奪戦期待。

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