（満足先生のような自殺志願者というわけでもないでしょうし）

デュエルで人を傷つける行為に快楽を見出し、他人の不幸を蜜のように味わい、食い物にして大儲け。まさしく、悪魔の所業と言えます。


また、自分だって振り子刃の拷問機械やゲートキーパーとか使っているのに、対戦相手のバニラカードには差別的。

（屍を貪る竜とキングレックスは、レスキューラビットで出せるレベル４で、融合準備でサーチできたりもする）

（それを考えれば採用する理由は十分にあるのに……悪の心に飲まれているのか、そんな事もわからなくなってしまっている）

そうして、カードに罪は無いのにも関わらず、対戦相手のカードは下に見るような言動を取る。カードに罪は無いのに。


何よりも、こんな主人公よりも圧倒的に弱いような連中ばかりを狙って、弱いものいじめをしているわけでして。

（この主人公が、自分よりも強い奴と積極的にデュエルしたがるタイプなら、そもそもこんな場所にいないし）

初代の闇遊戯から罰ゲームをくらってる連中と同じような輩に成り下がってしまった。悲しいです。



ただ、裏サイバーを使わなかったのは良かったです。こんなところでサイバー流を使えば、サイバー流のカード達やカイザー達の顔に泥を塗る事になりますから。

やはりこれは、デュエルで人を傷つける行為にサイバー流のカード達やカイザー達を巻き込みたくなかったからかか。

その辺り、主人公の僅かばかりの良心が感じられるようでした。



最後に、デュエルについてそこまで疑問に思ったところはありませんでした。

対戦相手がワイアームを融合召喚しなかったのは金欠で持ってなかったからでしょうし、ブラキオレイドスに生存競争を使わなかったのは攻撃力を重視する対戦相手の性格によるものでしょうし。

（暗黒恐獣に生存競争使うと暗黒恐獣の効果が意味無くなるので。その上で、暗黒恐獣に生存競争を使った対戦相手は元ネタ通り攻撃力重視なのだと判断しました）

主人公が時の魔術師を通常召喚してそのまま効果を発動し、失敗したら融合回収をセットしてミラフォのように見せかける戦法を取らなかったのも、主人公がこのターンで勝てると確信したからでしょうし。

（死神の巡遊は非常食で墓地に送られて効果は適用されなくなっているはずなので。その上で、時の魔術師を召喚しなかったのは、主人公がこのターンで勝てると確信したからだと判断しました）

（対戦相手がもっと強そうなら、このターンで勝てるなんて思わなかったかもしれませんが、そうでない以上このターンで勝てると確信するのは当然の反応）

これも全ては作者様の不断の努力のおかげです。

おかげで疑問に思うことなく、すんなりとデュエルを読み込む事ができました。ありがとうございます。

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あと審判が仕事してるなら、さっさと失格にしなかったのは何故なのか。



メインフェイズ1にサイバージラフを召喚してダメージ水増ししないのは、それだけサイバーエンドでの勝利を確信してたって事かな。



効果破壊がリスペクトに反しているって、サイバーレーザードラゴンやエヴォリューションバーストまでアウトって事？

いったい、基準はどうなっているんだ…

まあ、翔達の様子を見るに、カルトにハマってるようなものなので、細かいところは考えられないように洗脳されているのかもしれませんね。



というか、いくらなんでも翔がこのザマなら、カイザーが途中で本気で説得して、考えを改めて貰いそうな気がするけど、そうはならなかったみたいですね。

（カイザーは原作で翔に対して基本的に厳しく放任していましたが、この年齢にもなってここまで周囲を不快にするような真似をするなら、流石に本気で説得して向き合う気がします）

（丸藤家や翔と親しい人間だけの問題で済むならまだしも、これは明らかに関係の無い人間まで迷惑がかかってるし）

（この翔は原作の十代のような真っ当な支え役がいたわけでも無いようなので、なおさらカイザー自身が本気で向き合わなければいけない案件のように感じられます）

まあ、この辺りについては、原作とはキャラの性格が違うと思う事にしますです。はい。



しかし、主人公も辛いでしょうね。

プロデュエリストになれなかった人を死体蹴りするような真似をしなければならないなんて。

言ってしまえば、エドに負けた後のカイザーをこけ下ろした世間様に近しい行いと言えます。

（下手したら、相手がデュエル終了後に自殺しかねない）

（自殺しなかったとしても、犯罪（地下デュエルなど）に手を染めて運悪く破滅する可能性だってある。クラッシュタウンの鉱山やシンクロ次元のゴミ処理施設の強制労働だったり、そういうの）

（満足先生のように命よりも大切なデッキを奪われる事だって充分に考えられる）

でもこうやって表舞台に出れないくらい恥をかかせないと、また同じ事を繰り返して、周囲の人間に迷惑をかけてしまう事は想像に難くない。

それを思えば、主人公が自分の手やデュエルを汚してでも、死体蹴りせざるを得なかったのでしょうね。

（主人公は、遊矢などと違って、相手を改心させるデュエルができるタイプじゃないし）

それで相手が犯罪に手を染めて破滅したとしても、デッキを奪われて虐待され自殺したとしても、周囲の人間を守るためにやらざるを得なかった。

そんな主人公の辛い気持ちが伝わってくるようでした。

-追記-

お返事ありがとうございます。

丁寧に対応していただき感激の極みです。

作者様の誠意に感謝します。



>筋が通らないでしょう？



作者様のおっしゃる通りです。彼らが主人公に文句を言う資格はありません。

ただ、私が気になったのは、主人公が批判対象と同じ行為をしてしまった事です。

私見ですが、デュエルとは人同士のコミュニケーションであり、カードはそのツールだと考えています。

デュエルやカードを通じて、お互いの考えを先読みし、プレイングを組み立て、楽しみ合うものだと。

決して人を傷つける道具では無いと思っています。

人を傷つけたいなら、好きなだけ暴言や暴力を振るえば済む話。デュエルや自分の大切なカードを通じて行う必要があるようには思えません。

そんな事をしたら、デュエルやカードが可哀想とすら思えます。人を傷つける道具では無いはずなので。



もちろん、時には傷つけなければいけない場合もある事は理解しています。

闇のゲームだったり、格差社会の生存競争だったりする場合は、デュエルで相手を傷つけなければ己の人生を失いかねない。デュエルで相手を傷つけなければならないケースは往々にしてある。



ただ、今話の場合は、別に闇のゲームというわけでも、格差社会の生存競争というわけでもなかったので。

なのに、相手をデュエルを通じて自殺に追い込みかねない真似をする事について、ちょっと気になったのです。

主人公がデュエルやカードを人を傷つける道具にせざるを得ないくらい、彼らは有害なのかな、と。

（主人公も自分がそういう笑えない真似をしていると自覚しているからこそ、大好きな裏サイバーを使わず、舐めプ用の適当デッキで彼らに引導を渡したんじゃないかな、と個人的に思ってました）

それだけです。お気に障ったのならすみませんでした。



最後に、今話の主人公のプレイングに指摘する箇所は何もありません。

先も述べましたが、今話は敢えて舐めプ用の適当デッキで戦っているように見えるので。

（才盾さんの時にデッキ試運転の舐めプをして、翔の時にサイドチェンジで舐めプを強化したように見えます）

（より舐めプで戦った方が、負かした時に相手をさらに傷つけられる）

なので、作者様のいう奇妙なプレイングにはまるで気付きませんでした。

ただ、そこに作者様のメッセージが込められていたのなら、気付けなかったのは私の落ち度だと思います。

先入観に呑まれ、気付くことができず、申し訳ありませんでした。

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