時は昭和モダニズムの華やかなりし頃。

 華族の令嬢でありながら『オカルト好き』という変わった趣味を持つ久御山 左記子は、同じくオカルトに興味を持つ女学校の友人である白木 美弥と共に浅草橋を訪れる。
 そこで左記子は謎めいた覆面の少女に出会うことになるも、彼女が呟いた不吉な言葉の通りに、左記子の目の前で美弥が不可思議な事故に遭ってしまい……。

 覆面の少女に手を取られ、次第に昭和初期という時代の『影』へと足を踏み込んでいく左記子。
 そんな彼女が目の当たりにしたのは、時の流れによってその中へと追いやられた、まつろわぬモノ達の姿であった。
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