────「やれるものならやってみろ、全力で以って叩き潰してやる」

そう言って肩をすくめた彼女は、今はもうどこか遠くへと言ってしまった。
まぶたの裏に映る暗闇は、つまり、そういうことだったのだろう。


          ❇︎


その青年は、一人だった。
村の娘が一人様子を見にきてくれるだけの、根本的には一人が性に合った彼。

その悪魔は、一人だった。
悪魔──”悪”であり”魔”であると蔑まれ、嫌われ、厭われた、一人ぼっちの彼女。

類は友呼ぶというか、なんというか────
まあとにかく、そういう訳で、いつもよりちょびっと綺麗な夕日の下、彼らは出会うのだ。
「悪魔、お前を殺しにきた」
なんて、格好つけて。

  それは、四十五秒に満ちた邂逅
  たとえ彼女を欺く答えだとしても2019年02月11日(月) 00:03
  軋んだ想いを吐き出して2019年02月12日(火) 00:03
  それは、やっぱり四十五秒に満ちた邂逅
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