U.C. 0079 1.3
 地球から最も遠い、ラグランジェ2に位置するサイド3"ムンゾ"がジオン公国を名乗り、地球連邦政府に対し宣戦布告、独立戦争をしかけた。宣戦布告の3秒後、ジオン公国軍は怒涛の電撃作戦を開始、時代を一新する新兵器Mobile.S.U.I.T(モビルスーツ)、及びミノフスキー粒子の戦術利用により、国力で勝る地球連邦軍を圧倒する。
 ジオン軍の進撃は止まらず、遂に「ブリティッシュ作戦」によりサイド2"ハッテ"の8バンチコロニー〔アイランド・イフィッシュ〕は地球に降下し始める。連邦軍決死の反抗によりコロニーはアラビア半島上空で空中分解、先端部はシドニーに落着、地図上からシドニーは消滅し、残りの破片は太平洋や北米に落着、地球環境が変わる程の被害をもたらすも、地球連邦軍総司令部"ジャブロー"の壊滅は逃れた。そうして、総人口の約半数を死にいたらしめた"一週間戦争"が終わりを告げた。しかし、地球連邦軍に対し国力で劣るジオン公国は戦争の早期終結のため、「第二次ブリティッシュ作戦」を決行。それを阻止しようと集結した地球連邦宇宙戦艦艦隊とサイド5"ルウム"周辺宙域で激突する。地球連邦軍宇宙軍はまたも尚MSの活躍により大打撃を受け、艦隊司令長官レビル将軍の乗る旗艦"マゼラン"級宇宙戦艦"アナンケ"は撃沈され、将軍は捕虜となるも、辛くもコロニー落としを阻止する。この"ルウム戦役"により両軍は消耗、疲弊し、南極において終戦交渉を始めようとした最中、救出されたレビル将軍により、「ジオンに兵なし」演説が行われ、交渉は決裂、戦時協定の南極条約が締結される。これを機に、地球連邦政府とジオン公国は本格的な戦闘状態に突入して行く。
 宇宙が、地球が、揺れ動き、世界は激動の時代に突入する。これは、後の世に"一年戦争"と呼ばれた戦争を、天才でも、"進化した新人類"(ニュータイプ)でもないただの地球人、とある地球連邦軍新米士官の目から語られる、"もう一つ"のU.C.ハードグラフ。
X(Twitter)  ▲ページの一番上に飛ぶ