死神ワールドに転移したが全力で米花町を脱出する 作:伝説の類人猿
短い文かつ外伝という形ですが楽しんでいただければ幸いです。
時系列的は割と無視してます(大声)
怪奇‼︎子供死神爆誕!
「俺の名は現役高校生オオタニさーん(ネイティブ)。ある日の夜、いつものようにここ米花唯一の安全地帯である阿笠邸で寝泊まりしようと不法侵入したところ……。
なんとそこにいつも俺にまとわりついてくる前の席のうざったい死神リア充である工藤新一がショタ姿にイメチェンしてやってきたのだ!
今更おねショタでショタ攻めを流行らそうとしてもすでに手遅れだと伝えようとしたその瞬間、俺はガキになったクラスメイトから全力でぶん殴られ気絶していた!!
俺が昏倒している間に奴は幼馴染で父親が探偵をしている毛利さんの家へと寄生をはたし、悠々自適なおねショタライフを送ろうとーーーッ!?痛ってぇ!?」
「なぁーにがおねショタライフだ!バーロー!蘭とはそんな関係じゃねえし、何よりなんだよ。その変な前口上」
博士の作ったキック力増強シューズを使ってまで蹴ってくるあたりガチ目に怒ったなこいつ…。
「別にぃ〜?普段お前がぶつぶつ言ってることを俺流にアレンジしてみただけなんだが?ガキンチョ名探偵さん」
「はぁー?それより、いいか絶対にこのことは誰にも言うなよ。冗談抜きでやばい事件なうえに今のオレじゃオメーを守れねえんだからよ」
そう言いながら工藤新一改めて江戸川コナンは俺にジリジリとにじり寄りながらドンドンと結構強めに指を胸に突きつける。
やめろ地味に骨と骨の隙間に刺さって痛いわボケ。
「はぁー……。米花町は脱出できねーし知り合いの9割は死人の高校生は小学生になるし最悪だぜ……」
せっかく見たくなかった現実を誤魔化そうとハイテンションになってキマっていたのにクソガキのせいでオレは辛い目の前の状況を見ざる終えなくなった。
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改めて自己紹介しよう。俺の名は大谷一郎。
ある朝目覚めたら突然コナンワールドに転移していた一般人だ。誰がなんと言おうと一般人だ。断じて
気がつけば今までの学歴も何も無くなり、あろう事か工藤新一と同じ学校・同じ教室に通い席すらも奴の真後ろになってしまった不幸な男だ。
奴はまだ立派に高校生をやっていて、ナニも背丈もデカかったが既に人を殺人事件に巻き込むエキスパートであった。
俺は何度もあいつのせいで死ぬような目に遭い苦労してきた。
そこで脱出ないしは引きこもりを目指して行動したのだが……その全てが失敗に終わった。
引きこもれば奴の方から(正確には毛利さんが)近づいて来て安否確認をしてくるし、他県に引っ越そうとしてもいつの間にか不思議な力で米花町内にある俺の家(全く住んだ記憶はないが)に連れ戻されていた。
一向に進級しないのにもう何度も冬を過ごして来たが、今回それらを遥かに超えるファッキンな出来事が起こったわけだ。
「つーか普通に考えて遊園地行って子供になるとかありえねーっつーの。夢か幻覚か妄想なんだろ。とっとと俺の目の前から消えてくれ」
「オメーあれだけ言ったのにまだ信じねーのかよ。いい加減認めないとこの間の修学旅行で女湯覗き見しようとしたこと他の連中にバラすぞ」
「世の中には常識では測れない不思議体験なんてしょっちゅう御ざんすからね!ね!工藤ちゃん!♡」
(ちょーしの良い奴……)
なんだかものすごく呆れられているかも知れないがストレス溜まる生活してんだ。浪漫ぐらい追い求めさせてくれ。
第一、覗いたらその日は相撲部屋の合宿だったらしくて急遽男湯に変更されてたというオチだったし。
色んな意味でむち♡むち♡してたが俺が見たかったのはそれじゃねえ!!
「でー?なんなんだよ相談事って」
頬杖をつきながら心底めんどくさそうに言う。
普段工藤は俺に何にも相談しないがごく稀にこうして言ってくることがある。
そして大抵の場合それは厄介極まりない内容だ。
「実はもう1人俺と同じ境遇のやつを見っけてさ」
「えっ」
「そいつも行き場なくてよ。博士ん家で面倒見ることになったんだが……」
「だが?」
ちょっと間を置いてから工藤は一息で言い切った。
「部屋足りないからオメー出てってくれってよ!」
「ざっけんなこらー!?っすっぞこらー!?」
灰原の登場早くね!?つーか何!?俺出ていくって何!?
お前それサバンナより過酷な米花でも同じこと言えんの!?
お前なー!!阿笠邸はなあ!!この町でも超希少な殺人事件が起きにくい場所なんだぞーーーー!!?(未遂はたまに起こる)
ぶっちゃけ自宅より安全だからここに四六時中入り浸ってんだぞ!!?
それをなぁ女一人匿うからってなぁ!?
不毛な叫びをあげているといきなりドサドサと足元に何かが落ちて来た。
「あっ?なんだこのやけに軽い薄いプラスチックは……」
「今どきベッドの下に隠すなんて王道すぎて誰もやらないわよ。あとパソコンの中にあったあなたの大事な画像、全部消しといたから。じゃあね、ぼーや」
「あっあっあっ!?」
足元に積まれたみるも無惨なディスクの数々。そうそれは……俺の心の友だった!!!
「オメー裏ビデオそんな所に焼いて隠してたのかよ……」
「洋物がー!?もう手に入らない貴重な品が!!この狂いまくった世界で唯一の心のオアシスであるエッチなビデオが!!!若干どころかかなり化粧が濃くて趣味に合わなかったけど使えそうだったから大事に溜め込んでた数々が!!!」
ストレスで禿げそうになる時も前にいた世界と変わらず俺の心のそばにいてくれたエッチなコンテンツたちがみるも無惨な形で白日の元に晒されるなんて!
屈辱以上の何かだろこれは!しかもあのエセひよこババア言うに事欠いて俺のことをぼーや呼ばわりして来たんだが!?
「許せん!断固として許せん!!!男子の秘密を白日の元に晒すなんて最悪だ!!やられたらやり返す!生意気チビガキのお前の何かしらの恥ずかしい秘密を白日の元に晒してやる!」
「あっおい待て一郎!?おめーが灰原とやり合って勝てるわけねーだろが!」
「うっせぇ!止めんな工藤!男の魂をおっぴろげたあの
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「ほーん。それでその後あいつはどうなったんや?」
『ああ……オレが行った時にはもう灰原のやつに精神的にボコボコにされて体縮めて泣いてたよ。俺はちんけな芋虫だって言ってた』
「なぁ〜るほどぉ。それで漢を鍛えるっちゅうていきなりこっち来たんやな。よぉ分かったわ。しばらく面倒みとくさかい、心配せんでええで」
服部平次はにんまり笑いながらそう言った。
それを聞いたコナンはかなり疲れているようで、声のトーンをいつもより何段階も落とした上でこう言った。
『わりぃ……。あいつらの情報を集めつつ灰原の監視もやんなきゃなんねぇからな。元組織で訳ありとはいえ__』
「万が一があるかも分からんっちゅうことやろ。まぁ工藤の好きなようにしたらええとは思うけど、その灰原っちゅう奴。話聞く限りじゃそんな悪いやつには思えんけどな」
『まぁ万が一だよ。適当な所でやめるさ。それじゃ服部。一郎のことしばらく頼む』
そう言うコナンに対して元気に平次は言い返した。
「おう!任せとき!つっても面倒見るんは俺やのうて看護士さんになりそうやがな!」
『あん?』
ガハハと笑いながら訝しむコナンとの通話を切って、後ろへ振り向き平次は大声を出した。
「大谷ぃ!!お前の大親友が向こうと話しつけとくやと!これでもう滝行もいらんな!!!」
「心頭滅却!!!心頭滅却!!!心頭滅却ぅ!!!滝行で!心と身体を鍛えてリベンジしてやるぞチクショー!!!…………ヘックチ」
あいつアホやけどあの根性だけは認めたるわ。平次はそう言いながら病院の手配をしに修業堂をあとにするのであった
ちなみに金ロー見た結果だったりする(小声)
感想もいつもありがとうございます