ボクは生まれるべきではなかった。
生まれたから…母親達、唯一の親友、大事な人達が傷ついた。


国の反逆者が!! お前は死ぬべきだったんだ! 器だけの娘が!!


しかし、それでもボクは見えない道を歩む。あの人の所へ帰るために…
けれど…どうなるかわからない。ボクはどんな存在なんだろう?


たった一回のミスだった! 不幸だよな。何もかも…。 人を守るためなら、機械になろう。


それでも、あの人に会いたい。会ってまた、隣に居たい…
だからボクは…様々な物語を歩み…。
その物語で暮らし、生きた人達と話したり…戦ったり、対立もした…

「……ふーん。それで?あんたは…あんた自身の夢は何なの?」
「…ボクの………ボクの夢?…」


この力で人を助けたい! あの人の力になりたい! 時間を…戻したかった。


しかし…膨大な力。ボクには扱えなかった。
その力があれば…ボクは大勢の人を救えた…はずだった。なのに
何時も肝心な特にボクは何も出来ず。あの時も、昔も、未来も、今…この時でさえ。
何も…出来なかった。


ならば、受け入れよ!罪の火を!誓え!


ゆっくり考えればいいさ。人生なんてさ…そんな誰しも、答えなんて決めれはしない


ほう……お前さん、運命に抗ってるのか?…いいねぇ…


人を救いたい。この力で。でもなぜ?ボクはどうしてそう思った?そう願ったの?
この性格だから?…生まれながらにして人とも異例の存在にも差別されたから?
わからない。これが性格故に導き出された運命なのかどうなのかも…


生きることを諦めないで…!


それでもボクは足掻く。あの人と会うために…生きるために…希望がそこにあるから…
やっぱりまだ…答えは見つけれてないけど…ボク自身の夢を見つけたい。


「空っぽの機械が!運命だったとそこで終わったあんたなんかに!!」
「それでも、ボクは探してみせます!…」

「なら、私を殺してみなさい!殺して、運命を否定しろ!!」
「殺しません!…貴女を、絶対に連れて帰ります…!」

「それであんたは運命を変えれたの!?…機械人形が。そのまま運命に流されなさい!!」
「それでもボクは…私は私のやり方で、運命を変えてみせます!!…」

「なら…否定しろ。自分自身を…!」
「受け入れて!今の自分自身を…!」

これは、運命とは何か。夢とは何か。あなたは誰なのかを。見つける物語。





ボクはラスカー・アーレスト。
これは…全ての物語で生きていた…ボクらの物語。























  0話「道標」
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