学者肌な青年は、ギルドからの評価を何よりも優先としていた。
ギルドからハンターとしての信頼と実績を評価されれば、一早く「古龍」と呼ばれる伝説の生物関係の任務に当てられる。と、そう考えていたからだ。
青年は見事、ギルドからの信頼と実績を勝ち取り、G級ハンターとして活動を許可されるようになる。
しかし、青年に依頼される任務はどれも古龍襲来、古龍迎撃の任務が終わった後の後始末が主な仕事であった。
自分の任務に不満を感じつつ、青年は今日も信頼と実績を積み上げていくのだった。
「早く…早く会わないと……僕は…古龍に…!」
これは、幼少の頃より始まる、約束を追う物語。
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