ジョジョの奇妙な冒険~アメジストのif物語~ 作:Tarako@如月銘酪
はじめましての方は始めまして!
最初から読んでもらっている方にはこんにちは!
瑠、ジョラルと、オリキャラが沢山(二人)登場してきて、ジョジョに騒がしくなってきましたね!(ジョジョだけに)また、まだまだ序章、それも始めの章、これからどんな人々が、彼らを「奇妙な冒険」に巻き込んでいくのか!
もちろん、既存のキャラクターもどんどん登場していきますよぉ~!
とりあえずは、まだ、プロローグ、1~三話まで読んでいない方は、是非是非読んでください!こちらを読んでいただけると、内容が分かりやすいと思います!
プロローグ
↳https://syosetu.org/novel/237782/1.html
一話
↳https://syosetu.org/novel/237782/2.html
二話
↳https://syosetu.org/novel/237782/3.html
三話
↳https://syosetu.org/novel/237782/4.html
になります!
*あらすじ*
乗り込んできた瑠という男性、ジョラル、ジョルノ、ジョナサンを巻き込み、戦闘は佳境へ突入する。
彼は何を考え、そして何をして、こうしなくてはいかなくなってしまったのか。
トパーズ…意味 希望
ポタタ、と滴る赤いソレをみた瑠は、一瞬動かなくなってしまう。
「俺、の、居場所を作ってくれた二人に、何をしてるんだ。」
瑠の思考は、完全に赤いソレに集中していた。いつもどおり、自分なら出来るはずだ、だって、こうするために、自分はこれまで、罪を犯してきたのだから。と、自身を奮い立たせても、なんの役にもたたず、水面に写る、赤く染まってしまった月を見て、ようやく意識を自分の場所に戻した。
「…何がだよ。」
深いガーネットは、アメジストを砕くように、深く、低くそう言う。
「二人が傷ついていることについてだよ。俺の知ってる瑠、という男はそんな男ではなかった筈だ。」
そう言うや否や、
「ハン、口を開けばそう言うことしかお前達は言わないよな。だけどさ、俺が思うに、お前らの主観だけで俺の全てが見えるわけじゃあねぇだろうが。あんたらほんと頭悪いよね。」
ニヤ、と瑠が口の端をつりあげる。
「じゃあ、お前は良いこちゃんを演じ続けてたって事かよ」
挑発するようにジョラルが言う。
「あぁ、そうだぜ。だってよ、関係ねぇだろ、俺とお前、あんたらと俺。口出せる問題じゃあねぇんだよ」
何かイラついているのか、少し口調を荒げて、言った。
「つまりてめぇに、
ジョラルが、まるで悪戯をしたら子供の様な顔でそう言った(これじゃあ、どっちが敵か解らないなぁ)と、ジョルノが呑気に考えていたその時、
「何だと!?てめぇ、俺を侮辱しやがったな!」
と、声を荒げ、腕を振り、レイピアンの雨を瑠が穿つ。それを見たジョラルは、たちむか…
「何すんだよ!アブねーだろーが!当たったら即死だぜ!?」
おいまて、とジョルノは頭のなかでツッコミをいれつつ、自前のとっても痛い傷の治し方で、三分の二ほど回復していた。
「クソッ…今日は運が悪かったな…良いか、今度はなぶり殺しにしてやる」
瑠は、何か、とても暗い影を落とし、風のように消えていった。
「ったく、なんなんだったんだ…?」全員がポカンとしていた。彼が何故逃げたのか、煽ったジョラル含め、全員分からなかったからだ。所詮人の感情と言うのは、当の本人でしか分からない。
______満月の晩、独りでいると、一つの星が輝き出した。燦々と、爛々と光る星は、少年の大切な物を奪った。
少年は呪われていた。きっと、星に心を狂わされたのも、呪われていたせいだろう。
ネオンの蛍光灯をくぐり抜け、人気の無い路地裏に行く。入り組み、複雑怪奇、余所者に対し、"礼儀"で接する様なその空気は、まさに瑠の性格を表したかのような雰囲気を纏う。
螺旋階段を登ったその先、壁の剥がれた、ただ壁があるだけの家が瑠の家だった。
父、と呼ばれる男を瑠はあまり知らない。
その時、瑠はまだ、幼かった。自分の善悪も分からず、世界の怖さなど一ミリも知らず。ただ覚えていたのは、母が悲鳴のように怒鳴り、対照的にとても冷静な父が、背中を向け、艶めく金の髪をなびかせた光景だけであった。オリオン座流星群が来る、と瑠がはしゃぎ、望遠鏡片手に母に飛び付き、花のように笑顔を咲かせていた、その矢先の出来事だった。
人から聞いた話、父は偉大な人だと、良く言われた。カリスマに溢れ、声を聞くだけで心地よい、と、摩訶不思議な事ばかり聞いていたが、瑠は何故か納得していた。
そんな父が、自分の全てを奪った。肩に星のアザがついていて、星の降る夜の事だった。母は何も喋らなかった。口を開いてはいけない、と、瑠は直感的に理解し、自分の部屋に、籠った。みないフリをしていた。だけど、星が沢山降る夜、なせが心細くて、ベッドにくるまり、一筋の星を、瑠は溢した。
翌日、目が覚め、何時ものように気だるげに階段を降りていった。父の姿は当然のようになかった。母は、まるで何事もなかったかのように瑠に話しかけてきた。瑠は、地獄に落ちたように、身体の底から、すべての体重がなくなって、身体の感覚が消えていった。目の底から光が消えていった。心細くなってしまった。本当の本当に、独りになってしまったみたいだった。
「…………星…」
すべての憎しみを、追い払う為に、そうするしか、方法は思い浮かばなかった。これが、まだ小学生や、中学生、高校生なら、まだ、まだマシだった。だが、狂い始めた歯車は止まることを知らない。理不尽だ、と瑠は思った。ずっと思っていた。大学に転校した時も、寝る時も、片時だってその怖さを忘れた事はなかった。
ジョースター家リビング
「一体何なんだったんだろーなー」
そう口を開いたのは、スタンド"ハーミッド・パープル"に目覚めたジョセフジョースターだった。
「僕が一番理解できませんよ…ジョラルの行動が。」
あきれた顔でジョルノが睨む。
「だれだって、即死になりそうになったらびびるだろうが!」
弁明するも、無力だった。ジョセフは、相変わらず自分のスタンドで遊んでいる。不意に、ジョラルのコーヒーが入ったマグカップをスタンドでつかみ、一口盗みのみした。
「あんたがあの時変な事言わなきゃ、瑠はその場で倒せましたよ!?」
「あぁ、俺のマグカップが…ってあんたらなぁ…俺は、一般人なんだぜ?誰でもあんな状況…」
和気あいあいとした空気は、夜の底に透けていく。
これから襲ってくる敵を知らず。
自身の葛藤に見向きもせず。
朝が来た。心地の良い朝だ。青がずぅっとすみわたり、鳥が歌を歌う。
ジョラルは、自然な手付きで窓を明け、外の空気を吸った。自分がこれまでとは違う、何て事は既に感じ取っていた。こんな素晴らしい世界に、自分がいていいのだろうか、と一瞬考えたが、そんなことはお構い無しに、
ここにいることが幸せだ、と、ジョラルは考えた。
ぎこちない足取りで階段を降りる。新しい生活が、ここから始まろうとしていたのだ。
胸の高鳴りを押さえ、木材の独特の香りがする扉を開けた。
「…おはよう…」
アメジストの瞳が、太陽の光を浴びて、綺麗に輝いた。
「おはよう、ジョラル。」
ジョナサンが、朝食のお皿をテーブルに並べている。美味しい食べ物の匂いがした。
目玉焼きも、ウィンナーも、瑞々しいレタス達も、彼の目には全てが輝いていた。様々な、朝の匂いがする。
ふと、ジョルノが、暖かいコーヒーを渡してきた。
少々独特な髪型の、"仗助"と名乗った青年が、
「わーー!今日から夏休みだぜぇ!」
と、叫びながら、リビングに突入してきた。
「やれやれだぜ…」と、承太郎が後ろから入ってくる。ジョラルは、笑顔で「おはよう」と言った。
八月一日…それは、運命の日だった。
さて!どうだったでしょうか!日常の隙間に入り込んだその悪意を、ジョラル、ジョナサン、ジョルノ、ジョースター家の人々、そして運命に導かれた者達は、どうやって立ち向かうのでしょうか!
次回「ファイブロライトは静かに時を告げる」
お楽しみに!アリーデ・ヴェルチ!
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