常に無月な一護さん「無月」
みたいな小説です。
| 1. 我らは 月無きが故に それを無月と | |
| 2. 人が希望を持ち得るのは 月が目に見えぬものであるからだ | |
| 3. もし わたしが月だったなら それが永遠に交わるのことの無い 空と大地を繋ぎ留めるように 誰かの心を繋ぎ留めることができたのだろうか | |
| 4. ぼくたちは ひかれあう 無のように 月のように ぼくたちは 反発しあう 無のように 月のように | |
| 5. 無月を握らなければ おまえを守れない 無月を握ったままでは おまえを抱き締められない | |
| 6 .そう、 我々に運命などない 無知と恐怖にのまれ 足を踏み外したものたちだけが 無月と呼ばれる濁流の中へと 堕ちてゆくのだ | |
| 7. 我々は涙を流すべきではない それは無月に対する肉体の敗北であり 我々が無月というものを 持て余す存在であるということの 証明にほかならないからだ | |
| 8.錆びつけば 二度と突き立てられず 掴み損なえば我が身を裂く そう 無月とは 誇りに似ている | |
| 9.ああ おれたちは無月 眼をあけたまま 空を飛ぶ夢を見てるんだ | |
| 10. 俺達は 手を伸ばす 雲を払い 空を貫き 無月は掴めども 月には まだ届かない | |
| 11. 届かぬ月に 無を灯す あの月を 見ずに済むように この無を 仕舞わぬように | |
| 012. 我々が無き月を美しく思うのは 我々が無き月を止められないからだ 悚れ無き その月のように 無へと踏み出せずにいるからだ | |
| 013. 無を一つ捨てるたび 我等は月に一歩近づく 無を一つ無くすたび 我等は月から一歩遠退く |