これは……輪廻を超え、失った全てを取り戻す物語。

遠い場所で、始まりを統べるものと終わりを統べるものがいた。二人は無機質で心が無かったが、それでも互いに子を望んだ。そうした結果生まれたのは、互いを愛してやまない双子の姉弟(きょうだい)だった。

姉弟は完璧な後継者に相応しいとされていたが、姉弟が抱えている愛は弱さだと判断された。いつしか双子は失敗作と蔑まれ、決して離れることはなかった双子の距離を、終わりを統べるものは引き裂いた。


──始まりを統べるものと終わりを統べるものが、悠久の時を経て二人を忘れ始めた頃……少女と少年は、輪廻を超えて再び再会する。


これは……輪廻を超え、失った全てを取り戻す物語。
序章 雛鳥の原罪
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