正体不明の敵、〈スタストール〉が攻勢を停止してから十年。ルフスラール連邦はかつての盟友、ヴァイスラント帝国を相手に戦争を繰り広げていた。
 戦火に巻き込まれて家族を失った少年・レヴは己の無力を呪い、力を求めて軍へと入隊する。
 しかし、戦場で出会ったのは大切な幼馴染の少女・ルナだった。
 二人は憂う。彼は、彼女は敵なんだ。だから、撃たなければならないのだと。
 二人は悩む。彼は、彼女は本当に敵なのかと。
 そして。本当の敵とは、いったいなんなのかと。
 再会を果たした二人に待ち受けるのは絶望か、それとも希望か。
 これは哀しくも美しい、世界に翻弄される二人の物語。



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