ブラック企業勤務、アラサー女探索者の迷宮探索 作:Honoka_Asa
《作品内の独自設定一覧》
【1】主要舞台について
(3)夜見市
(4)金爛市
(5)鏡浜市
(6)白黒市
(7)七星島
【2】独自設定について
【3】登場するダンジョン
(3)《明星町紫陽花アーケード》
(4)《夜見廃病院跡》
(5)《寝台列車・スターダスト》
(6)《金銀鉱脈》
(7)《陽天寺》
(8)《露草海水浴場》
(9)《深原ラスベガス》
(10)《廃棄回廊》
(11)《降魔殿》
(12)《蟻の巣迷宮群》
(13)《七星海底》
(14)《キサラギダンジョン》
【4】技術開発部の開発品
(5)ディティールリーダー
(6)魔素探知レーダー
(7)スピリットゴーグル
(8)アンチグラビティリング
(9)シーカーボット
(10)フラクタルデバイス
【5】迷宮関連企業および関係組織
(3)《腹黒商事》
(4)《有限会社黒杉》
(13)《ラジカルドリーマー》
【6】細々とした設定
※私のポンコツ脳で特殊タグなど駆使出来ようはずもありません。参考元の作者様および作品はこちらにまとめました。
【1】主要舞台について
星屑市
出典:ブラック企業勤務、アラサー女探索者の迷宮探索生活
星屑市(ほしくずし)は、日本の架空都市。
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天川温泉
出典:ブラック企業勤務、アラサー女探索者の迷宮探索生活
天川温泉(あまかわおんせん)は、日本の架空都市である星屑市内の西部に位置する地名。
温泉街として知られている。
【画像表示】
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天川温泉観光協会/協同組合
ロイヤルホテル スターダスト
【2】独自設定について
本編開始時点から20年前の2000年頃、突如発生した不可思議な現象。
世界各地に、ダンジョンと呼ばれる未知なる建造物が出現。
日本も例外に漏れず、都道府県のあちこちにダンジョンが誕生した。
ダンジョン誕生には様々なパターンが存在し、以下はその中から抜粋したものとなる。
◆異界型
・元々存在していた建物それ自体が変貌したダンジョン
◆境界型
・山や森、海などの自然そのものが変貌したダンジョン
◆超常型
・傍目には何もない空間だが、特定の手順を踏む事で入口となるダンジョン
※現在の科学では合理的に説明できないことを超常と仮定するなら、いずれも超常型のような気もしますが、作者の私が上手く表現できないのでご容赦くださると幸いです。
迷宮症候群が発生すると、過去に誕生したダンジョンがさらに深層化するケースがある。
他にも近くのダンジョン同士が統合されたり、周囲の空間を捻じ曲げたりなど、ダンジョン外へと影響を及ぼす事も。
ダンジョン同士の統合というのは、単純ならざる点も多い。
初級難度のダンジョン同士がくっついた場合、従来の内部構造を残している事もあれば、まったく別次元の構造と化す事もあり、中級や上級難度に見直される事も珍しくない。
初級と上級のダンジョンが合わさった場合なども同様で、良いところと悪いところが良い塩梅に混じって中級難度相当のダンジョンへと変貌を遂げたり、はてさて厄介なポイントばかりがピックアップされて魔境レベルに混沌と化したダンジョン存在していたりする。
結局のところ、未知数なのだ。
迷宮症候群の前触れを察知できるのは、実のところ探索者に多い。
それはダンジョンに身を置く事で、ダンジョン自身との共鳴をしているからだとか、魔素の複雑な動きを神経が捉えているからだとか、理由は諸説あるが根拠としては乏しい。
もっとも、察知できても発生までの猶予がないため、結局どうにもならない事が多いのが実情。
ちなみに都会の方が難関ダンジョンも多くなりやすい。それはダンジョンの誕生しやすい傾向というのが、人が多く密集しているからだとか、様々な思念感情が渦巻いているからとか、考察解明も進められてはいるが、有力視されているのはダンジョンへ挑む探索者が多く集まりやすいからではないかと言われている。
逆説的に、地方の方は人口自体が控えめゆえなのか、攻略難易度も控えめなダンジョンが形成されやすい。
◆シンドローム発生時期
(本編内で判明しているものに限る)
・第5次シンドローム
2010年、本編開始の10年前
・第6次シンドローム
2013年、本編開始の7年前
ダンジョン内には、現代社会では存在しえない未知の物質が多く生成される事が判明している。
それらは資源開発や生活資源、産業資源、あるいは趣味嗜好のための装飾品などなど、様々な用途を持つ。
探索者達にとっては、これらを売り払う事で収入となるため、ダンジョン探索をする上で切っては切れない重要な要素。
以下におおまかな項目に分けて得られる収穫物について説明したい。
①・金銀鉱石や宝石の原石
分かりやすい物でいえば、金銀鉱石やレアメタル、宝石類。
これらは需要が留まるところを知らず、供給がいくらあっても困らないため、安定して買い取ってもらえる。
手っ取り早く稼ぎたい探索者は、これらの得られるダンジョンへと向かうのだが、競争率も激しいためにトラブルも絶えない。
②・魔物の素材
ダンジョン内で生息する原生生物、魔物の肉体も素材として高く買い取られる事がままある。
牙や爪、鱗などは加工や精製する事でアクセサリーやツールとなったり、化粧品やサプリメント、果てにはペットフードとなって市場へ出回っていく。
巨大な魔物ともなると、頑強な骨や屈強な皮は建築材等に用いられ、素材の一部が博物館などで見世物となったり、どの素材も高価格で取引されやすい。
そのため、戦闘が得意な探索者は魔物との戦いも稼ぐ手段として捉え、ダンジョンへ潜る。
なお、余談だが肉や内臓はあまり出回っていない。
ダンジョン黎明期には、食糧問題解決の希望も持たれていた事もあり、積極的な回収も推奨奨励されていたのだが、すぐに問題が見つかったのだ。
それは食した探索者の中に、人体に影響を及ぼしたり、最悪死に至ったケースが報告されているからだ。動物実験などをしてみても、やはり重篤な被害を及ぼした症例が報告されているため、魔物の肉は危険だというイメージは根強く人々に残っている。
すべての魔物が悪影響を及ぼすわけではないので、それでも食べてみたいという少数の愛好家には出回っているのと、まるきり無駄だと断じず、何か活用できないかと研究する企業も少なからず存在はしているらしい。
なので、一応魔物の内臓や肉も買い取りはしてくれる。でも安い。
③・ダンジョン由来の資材
ダンジョン内のあらゆる資材を指し、建造物を基にしたダンジョンであれば床や壁自体を剥がしたり、自然界と混じり合ったダンジョンであれば、点在する木々や岩石、流れる水なども買い取り価格が付く。
これまで自然界に存在しなかった未知の物質が多く含まれており、人間社会において転用できないか日夜研究と開発が進められているため、こうした資材関係の需要は未だ尽きない。
ただ、分かりやすく高く売れる鉱石類や、安定した値段がつきやすい魔物の素材などに比べ、ダンジョン資材というのは値段がピンキリな上に、運ぶには嵩むので儲けるつもりであるなら選定眼や資材を傷つけずに集める手段が必要。
④・飲食物類
ダンジョン内には、現実世界でも馴染みある食材や飲料水などが生成されるケースがある。
だが、それらは飲食すると不調を引き起こすケースが多いので、見かけても手を出さないのが探索者達における半ば常識とされている。
ただし、《迷宮産》と書かれている場合は安全性が高いらしい。でも、大概の探索者は手を出さない。
食べたりはしないが、腐りもしないし、なんとなく珍しいから集めるというコレクター感覚の層も存在するため、需要がないわけではない。
⑤・アーティファクト
一見表世界の物に見えても、実は迷宮探索に特化した効力を秘めてる物もしばしばみられる。
それらは《アーティファクト(後述にて説明あり)》等と呼ばれ、企業に売っても安く買い叩かれるので、探索者達は大体売らずに持っている。
⑥・探索者向けの道具類
アーティファクトとは別に、探索道具として活用される物品も存在する。
その一つに《魔導書》や《魔法の指南書》といったものが挙げられるだろう。
《魔導書》は、読み上げた節の部分の魔法が発動するといったもの。
魔力も消費しない便利アイテムだが、重くて嵩張る上に、読んだ部分は消滅していく使い捨て。
あと、タイトルが《馬鹿でも行使できる魔法書シリーズ 火魔法第三章第八節》などと小馬鹿にしているものが多い。
《魔法の指南書》は、最初から最後まで読み切る事で、魔法の使い方が身につく効果がある。イメージするのが苦手な魔法を覚えるのに役立つ。
こちらも一回きりの使い捨てアイテム。
やはり先述の魔導書同様にタイトルが小馬鹿にしてきているものが多い。
他にも、ダンジョンによっては自らがダンジョンの内部構造を紹介する情報誌を生成しているパターンも存在する。なぜ、自らの情報を開示していくのか、理由は定かではない。
断定するには情報が乏しいが、ダンジョンを治めるボスとなる魔物が知性を持っているからではないかとされ、より多くの探索者を招くための疑似餌のような物ではないかという説も。
迷宮症候群を経て、ダンジョン内には不思議な物質が存在する事が判明している。
現在では魔素と呼ばれ、魔素を媒体とする事で、人々は不思議な力を行使する事が出来る事が知られている。
魔法に関しては、十人十色に呼称し、認識している。
ここでは魔法と称しているが、人によっては超能力であったり、異能であったり、幻術だの呪術だのとそれぞれ。
人のイメージに対し、ダンジョン内の魔素が媒体となって発動する事は共通している。
通常不可能な事でも、ここなら出来ると、それが起こせるのだと、可能であるのだとイメージをする事が行使の第一歩とされている。
具体的に想像するために、漫画や映画、アニメにゲームを見て、面白いと感じたり、憧れた魔法をイメージするのも一つの手。
実際に行使する姿を見る事で、「本当に実現する」のだと認識させるのが手っ取り早く魔法を行使させるための近道。
魔法を使う者は、大体二つの性質に分かれる。
自由主義と原理主義だ。
(1)自由主義
本来ありえぬ状況であっても、魔法なんだから出来るだろうというタイプ。
火の気があろうがなかろうが、炎を出したいと思ったから出す。
火の燃焼における三原則など知った事か、燃やしたいから燃やすのだで押し切れる。
妄想力が豊かな者はこの傾向が強く、ゴリ押しで魔法行使をする。
その代わり、想像力や創造力が求められ、それを実現するための魔力も必要。
道具を使わず、素手でも魔法を行使できるタイプも多いので、荷物を少なくできるメリットも。
デメリットとしては、ふとした時に化学現象や物理現象について知り、自分の魔法行使に疑問を抱くと発動できなくなる可能性も。
(2)原理主義
魔法に対して懐疑的な者が多い。
そこに折り合いをつけ、こうしたら魔法が発生するのも納得だ! と試行錯誤するタイプ。
自ら制限や誓約を課し、発動条件を設けているので、条件を満たしている時は自信を持てており、結果的に魔法の威力が強まったり、魔力消費量が少なくなるメリットも。
ただ、何かしらの原理を求めるゆえ、発動する条件を満たしていないと、満足に魔法を行使できないケースもしばしば。
ライターなどを媒介に火魔法を発動させる者は、ライターを失うと魔法が使えなくなるなど。
形から入る者は魔導書っぽいのや、杖っぽいのを持参するので、荷物が嵩張るという地味ながら手痛いリスクも。
魔法はある程度後天的に習得できるが、こちらは先天的なものが多い。
もって生まれた探索者としての才能。
ダンジョンへ踏み込んだ際に、自然と発現するケースがほとんど。
魔力を消費するわけでもなく、常時発動しているので便利という評価。
ただし、発動には探索者の精神状態に大きく左右されるという特徴がある。
取り乱したり、不安や恐怖が強くなると、その効果は大きく減退する。
戦闘面でいえば、《剣術》のスキルを持っていれば剣と認識した物を手にすると、自然に扱いやすくなるなど。
補助面でいえば、《危機察知》のスキルは、自分に迫る敵の攻撃や、罠の作動などを自動的に知らせてくれる効果がある。
魔法を唱える時にそれっぽい節を詠む事を指す。
大抵の魔法は別に詠唱せずとも、念じていれば大体それらしい現象を引き起こせる。
ただ、魔力(精神への負荷、あるいは身体に溜め込んだ魔素を用いているといわれている)の消費が大きくなりやすい。
そこで、行使する現象に関連した存在へ祈りを捧げたり、呪文の節を詠んだり、願いを込める事を《詠唱》と総じて呼ぶ。
詠唱する事により、各属性の精霊や各事象を司る存在だの、命のない物質や無機物や、果てには神に近い存在や物理現象などといった存在が、力を貸してくれる可能性がある。
ただし、絶対の保証はない。
なんなら、嫌な思いをする事の方が多い。
それでも、耳を傾け、力を貸してくれる場合には様々な恩恵が期待できる。
恩恵とは以下のものが主だったりする。
・魔力消費量の低下
・魔法の及ぶ範囲の拡大(攻撃範囲、あるいは補助の及ぶ範囲など)
・魔法の効果が増大
・各属性の精霊や、各事象を司る神々との関係性次第では、呼びやすくなったり、多少の無茶が通る
傍目には痛々しい詠唱文を口ずさんでいるように聴こえる。
実際は、精霊や神々などに、超高速で言語を発して詠唱をしており、さらに聞かれるのが辛い内容である事が多い。
その内容はそれこそ各々次第であり、敬意をこめて丁寧に協力を求めたり、気さくに友好的に接してみたり、媚びへつらってみたり、強引に力づくに接したりと様々。
相性などもあり、友好的になりやすかったり、そうでなかったり。
ちなみに、精霊達の性格は概ね悪い。
色んな探索者達から助力を乞われる内に嫌気でも差してきたのか、基本的に魔力のない探索者を見下しがち。
新米探索者などが祈りを捧げても知らん顔で無視を決め込んだり、嘲笑する事も珍しくない。
探索者としては当然腹も立つが、新米の内は魔力も十分に使えず、どうしても精霊の力などを借りざるを得ない。
ゆえに、媚びへつらったり、自虐を交えたり、自分の恥ずかしいエピソードなどを暴露したりと精霊に耳を傾けてもらえるよう、努めて詠唱を行う。
この時の恥辱や屈辱をバネに、強くなろうと奮起する探索者も少なくない。
だが、そもそもが強くなる見込みがないと評価されているから、邪険に扱われている現実がある。
そのため、ほとんどの探索者は精霊を見返す事もないまま、自分の限界を悟り、迷宮を去っていく。
一応、読み上げる事で魔法を発動する《魔法書》もあるので、どうしても精霊と関わりたくない場合はこちらを使って魔法を行使する事も可能。
でも、分厚い本が多いので嵩張る上、一度使った部分はどんどん消えていくし、そもそも未熟な探索者が安定して得られる物でもない。
結局、魔法を使っていくなら、精霊と関わる必要性が出てくるのだ。
本気で精霊なんかの力を借りたくないなら、独力で魔力を高めていくしかない。
でも、それが出来るような探索者には最初から擦り寄ってくるのが精霊だ。
神々への祈りを捧げる事での、助力を求める行為を指す。
詠唱とごっちゃになっているケースも多い。
精霊への助力を求めるのが詠唱で、神々への助力を求めるのが祈禱と分けている探索者もそこそこ。
こちらは姿を顕現するどころか、その声を聴く事さえもめったにない。
ほとんど一方通行の詠唱、もとい、祈禱となるが、精霊達と違って無視されたり、嫌味や皮肉を言われたりすることもないので、精神衛生上はこちらの方が気楽。
こちらも祈りが届けば、精霊以上の力の行使をする事が可能となる。
ただ、弊害もあるにはあって、自分のイメージしていた神像と、実物との間に剥離があった時。
「お前は俺の知ってる神じゃない! 俺の知ってる〇〇はこうなの!」なんて言って、その神と揉めた暁には、もう二度と助力は期待できないだろう。
それならまだマシで、最悪の場合は怒り狂った神に命を奪われる可能性すらある。
神々に強気で交渉をするというのは、実のところ命がけの行為。
あと、メジャーな神様というのはその分知名度も高く、確かな恩恵をもたらしてはくれるのだが、当然ながら思いつく探索者も多く、競争率が高い。
そうなってくると、自分が祈祷をしたタイミングで応じてくれない事も少なくない。
他の探索者の相手をしていて忙しいからだ。
そうした事情を顧みてか、探索者の中にはオリジナルの精霊や神々を考案したり、想像したりとして、実際に力を借りようとする者もいる。
しかし、知名度のなさは致命的で、信じ奉る者達が絶対的に少なければ、創造する力も弱く、生まれたオリジナルの力も伴わない。
ゆえに、マイナー精霊やマイナー神を広めようと努力する健気な探索者も少なくない。
神像を作ってみたり、絵に描いてみたり、インターネット上で配信や公開する事で、知名度を高める働きをみせている。
【3】登場するダンジョン
【探索難度】初級認定
【総階層数】全七階層
【階層ボス】三尾の翼竜
【深層ボス】火緋色の竜騎士
星屑市の《セブンテイルズ》区域内にて、かつては大型商業施設であったステラモールがダンジョン化したもの。
内部のほとんどは、かつて営業中だったステラモールの名残がある。
そのため、過去の思い出を振り返るかのように訪れる探索者も少なからず存在する。
初心者向けのダンジョンとして扱われ、実際に登場する魔物もそれほど強いものはおらず、罠なども少ない。
新米探索者の初実戦などで選ばれやすいダンジョンでもある。
登場する魔物はゴブリンやコボルド、スケルトン、ガーゴイルといった如何にもオーソドックスな相手が多い。
これはダンジョンシンドローム発生時、ステラモールで行われていた書店でのファンタジーフェアなども影響しているのではないか? との推察もされているのだが真偽は明らかではない。
とりあえず、現代日本の商業施設の中で出てくるには、些かばかり違和感が強いのは確かだ。
階層ボスは《三尾の翼竜》で、第五階層に出現。
基本的には空中を飛び回っての攻撃が主体で、炎のブレスを吐いたり、三本の尻尾や翼を叩きつけたりと仕掛けてくる。
頑丈頑強で、火耐性の持ち主な上、常時傷が再生していくので生半可な攻撃では倒しきれない。
これを撃破できない程度では、中堅探索者への道は遠い。
深層ボスは《火緋色の竜騎士》で、本編開始前に撃破済み。
第六階層で待ち受け、小型の飛竜を召喚して縦横無尽に飛び交いつつ、地上戦も仕掛けてくる。
場所が階段やエスカレーター、小さな躍場と戦いにくいフィールドのため、翼竜を撃破し、初級ダンジョンのボスだと侮った探索者の多くを返り討ちにした。
ダンジョンコアは如月姫華によって過去と本編内にて破壊された。
ちなみに深層ボスも姫華によって過去に撃破された。
(余力があれば本編内の過去話という態で触れるかも)
【探索難度】中級認定
【総階層数】全三十階層
【階層ボス】複数存在(徘徊型・自立型含む)
【深層ボス】七尾の妖狐姫
天川温泉町の高台に造られた旅館。
元は《空と海》という名であった。
バブル期の勢いで設備投資など繰り返したが、様々な要因から売り上げが落ち込み、廃業も検討していたところでダンジョンシンドロームに巻き込まれ、すべてがダンジョン化してしまった。
第一階層ではエントランスがあり、そこでフロントをしている魔物であろう狐面の女性に受付を行うのが主流。
受付をせずに探索も可能だが、ペナルティが発生する。
ここで戦う事も可能だが、その場合も非常重いペナルティが発生するので強く非推奨。
一層ラウンジには各企業の探索者達がおり、勝手に行商をしていたりする。
素材や資源を売る者、回復用のポーションを売る者、どこかしらのスーパーなどから飲食料品を買ってきて売る者など、実に様々。
ちなみに割高だが、それはこの《天空旅館》が一度出てしまうと24時間再入場が不可能なため。
ここで行商を行うのは、ちょっとした小遣い稼ぎの面も大きい。
ダンジョン側からは特に咎められたりはしない。
ダンジョンの魔物が経営するお土産処や食事処、換金所にカラオケバーなどが同階層にあり、ダンジョン内限定の通貨《狐銭(こせん)》もある。
ここでしか買えないアーティファクトなどもあり、購入するために探索し続ける者もいたり、いなかったり。
なお、ダンジョン産の食事に対しては「危ないのでは」という先入観もあり、食事処を利用する者はほとんどいない。
探索箇所は全三館。
ちなみに、五階層突破ごとに記録され、エレベーターで移動が可能。
(受付で名前を残した探索者が該当するため、次回別の名前でチェックインすると反映されないので注意)
正面を進んだ先の北館《天空廊》
こちらは全三十階層。
深層(最上層)ボスと戦うには、ここを探索するしか方法はない。
接待さんや芸者さんといった人型の魔物などが多数おり、特定の法則に従って行動している。
「ようこそいらっしゃいました」とにこやかな笑顔のまま、両手に包丁を持って襲い掛かってくる接待さんや、お座敷遊びの要領で殺しにやってくる芸者さんの姿は異様である。
東の通路を進んだ先の《蒼海閣》
こちらは全二十階層。
ダンジョン化する前の、《空と海》だった頃の名残を一番残している。
かつてを知る者は、懐旧の念を抱くのかここを探索する者も。
西の廊下を進んだ先の《紅楼閣》
こちらは全十階層。
元々はピンクコンパニオンなどを招く、歓楽宿の要素が強かった旧館。
それがダンジョン化したゆえか、魔物のほぼすべてが女性型。
誘惑魔法を使う魔物も多く、対策は必須。
探索者によっては、ここが一番難関だと主張する者も少なくない。
客室では個室型の温泉につかれる他、布団なども揃っているので休憩可能。
テレビは点き、現実世界と同様のチャンネルが見られる他、Wi-Fiも繋がり、探索者への娯楽用なのか、雑誌や漫画なども置かれている。
あとは、各客室のテーブルにはもてなしのつもりなのか、アーティファクトなどが置かれていたりする。もちろん、持ち出し自由。
ただし、どの客室も鍵がかかっており、利用するには魔物を倒してランダムに得られる鍵を手に入れるしかない。
運が良ければ、温泉浴場や宴会場、古書ライブラリー、スイートルームの鍵などが手に入る。
尚、こうした鍵はダンジョン脱出時には強制没収されるので、もったいない症は厳禁だ。キチンと利用しまうか、狐銭と交換するなりして、無駄なく使おう。
色々とハウスルールならぬダンジョンルールが定まっているので、事前情報が極めて重要。
初見突破は厳しいといわざるを得ない。
まあ、中級以上に挑むなら情報の大切さと事前準備の重要性を理解できない程度ではおぼつかないのだが。
ステータスの暴力だけで突破できるほど、ダンジョンは甘くはないのだ。
(1)深原小学校跡ダンジョン
第18話《後輩と幼馴染みと上司と②》にて会話内に登場。
初級難度のダンジョン。
迷宮探索第三課の海江田夏美と鹿野心絵と、探索第五課のメンバー達で探索するも、散々な目に遭った。
(2)古戦場跡ダンジョン
第29話《年末に向けて②》にて会話内に登場。
中級難度のダンジョン。
魔物の出現率が尋常でなく、探索よりも戦闘能力が求められるダンジョン。
年末ノルマの関係で要求される素材回収のため、第十課の面々が喜び勇んで担当する事になった。
(3)月見霊園ダンジョン
第31話《天空旅館ダンジョン②》にて姫華の独語で登場。
初級難度のダンジョン。
ゴースト系の魔物が多数登場する。
(4)四季の丘ダンジョン
第31話《天空旅館ダンジョン②》にて姫華の独語で登場。
初級難度のダンジョン。
名の通り、四季折々の空間が続くダンジョン。
(5)月見時計台ダンジョン
第31話《天空旅館ダンジョン②》にて姫華の独語で登場。
初級難度のダンジョン。
時間操作のギミックや魔法を扱う魔物が存在しており、時間操作の経験を積むのに最適。
姫華などが持つ《止まらぬ銀時計》のアーティファクトもここで低確率ながら入手可能。
【4】技術開発部の開発リスト
初出は第23話にて。
ぶっちゃけると、元ネタはガンブレードである。
本編内では如月姫華が使用しているが、初出時はちょうど修理が完了したところであった。
概要としては、リボルバー拳銃を巨大化したような柄に、分厚く長い刃を取り付けた剣である。
機構としては、斬撃を当てた瞬間、柄にある引き金を引くことで弾倉に込められた火薬が炸裂して刀身を振動させ、攻撃の威力を飛躍的に高めることが可能。
いわゆる《振動剣》や《高周波ブレード》のような理屈。*3
パルスジェットエンジンの理論を用い、刀身部分から燃焼ガスを噴きあがらせると共に小爆発させ、一気に間合いを詰める事も可能。
当然ながら、ブレードへの負担は大きくなる。
シリンダーには6発まで銃弾を込める事が可能で、続けて引き金を引く事で攻撃速度を飛躍的に高める事も可能。
ただ、反動も大きく、刀身へのダメージも大きいのでメンテナンスは必須。
姫華はこのブレードを気に入っているが、テンションが上がった際に耐久性を無視した運用をするため、しばしば壊してはオーバーホールしてもらっている。
扱い辛い上、修理費用も結構に嵩むため、実質姫華専用の武装状態。
彼女のロマン武器へのこだわりに理解を示す探索者は残念ながら少ない。あるいは理解が出来ても実用に至らないのである。
初出は第23話にて。
探索者の身に付ける防具を容易く貫くモンスターが多く、せっかくの素質を持った探索者を無為に損なわぬために最優先で開発が進められている。
とはいえ、本編内で登場した時点ではまだ完成していない。
バージョン0・9とあるように、あと一押しで完成の見込みがあるといった状況。
バングル、あるいはブレスレットの形状をしており、腕に装着する事で効果を発揮する。
中央に宝石のようなものが備わっており、これはダンジョン内で採れた魔石である。この魔石に防御魔法を込める事で、攻撃を受けた際には自動で装着者へのダメージを軽減するシールドが展開され、代わりにダメージを請け負ってくれる。
ただ、無制限に効力が続くわけではなく、ある程度のダメージを受けると限界を迎えてしまい、シールドそのものが壊れてしまう。
あれば便利なのだが、どの程度までダメージを耐えられるのか、現在どのくらいダメージが蓄積されているのかが目視などで分からない。
また、現時点では防御魔法を再度込めても意味がなく、ほぼ使い捨ての道具となっている。
他にも、魔石の確保があまり出来ていなかったり、防御魔法を込められる人材も限られる事から、コンスタントに生産ができない状況だったりする。
黒井商会の探索者は割安価格で購入が可能だが、それでも10万円はかかる。
生死を左右する可能性を持つ点を踏まえれば、たった10万円だが未熟な探索者はすぐに被弾しては壊す上、あんまり稼げないので気軽に買えない。
初出は第2話にて。
軍服を想像させる黒色のロングコートで、探索課の面々に支給されている。
ダンジョン内で得られる特殊繊維を用いており、防刃・防弾効果の他、難燃・耐電・防水効果も持っている。
生産時には軽量化の魔法も込められているため、見た目より遥かに着用しても動きを阻害せず、機能面での改良を繰り返しているため、身体の可動を妨げない。
刃物類はもちろん、銃弾も容易く弾くといわれるコートだが、ダンジョン内ではこれを容易く貫くモンスターが多く、絶対の安心とは言い難い。
あくまでも、気休め程度の防御効果と捉える必要がある。
余談ながら、黒井商会の上層部は軍事用をはじめ、有力な権力者や、有望な探索者をターゲティングとしており、当然ながら探索課に支給する予定はなく、欲しいのなら購入しろというスタンスであった。
しかし、探索課の一部有力な探索者達から諫言や陳言をはじめ、数々の陳情(あるいはただただ罵詈雑言の類)という名の訴えを受けたため、渋々支給に至った経緯があったりする。
ちなみに購入する場合、大体100万円程度。
そう考えると、入社した探索者達に支給されるのは大盤振る舞いともいえるのだが、過酷なノルマを課すことですぐに元を取り返せている。
クリーニング自体はそれほど専門的な技術を必要としないが、このコート自体の価値を知っている業者は多く、信頼性の低いクリーニング店ではしれっと類似品と入れ替えてくる可能性がある。
多少値段が張っても、素直に開発部にクリーニングおよびメンテナンスを依頼するのが確実。
初出は第32話にて。
探索者向けに開発された道具の一つ。
水場などに浸す事で、人体に影響が出ないか確認する事を可能としている。
ダンジョンではそうした罠も多いので、ほぼ必須道具。
ちなみに、現代社会でも活用は可能で、自然の川や池などの安全性の確認や、地下水や河川水が汚染されていないか確認する事もできるので、一般層向けにも販売されている。
とはいえ、既に水質検査キットなども市場で出回っており、シェア獲得の面ではまるで勝負になっていない。
【5】迷宮関連企業および関連組織
迷宮企業の一つ。
星屑市黒星町に位置し、旧星屑市役所を安く買い取って建て替えた。
総社員数は本社や支部を含めて1000人以上を超え、大手に数えられている。
本社は五階建てであり、姫華達探索者のオフィスがあるのは西館三階。
創業者であり代表取締役は黒井権蔵。
上層部の大半は黒井一族で占めており、一族経営。
地方都市の迷宮企業としては過剰ともいえるくらいに探索者のレベルが高めであり、近隣の企業に比べて一段抜けている。
なお、迷宮探索課はかつて全部で十課あった。
過去の出来事により、第四課と第八課が全滅してしまい、現在廃課状態。
主人公である姫華は第七課に属し、主任をしている。
探索課のオフィスは大体の構造は同じだが、内装装飾や配置、用品などは各々の課ごとに好きなようにカスタマイズしても問題ない。
そのため各課ごとに自由な模様替えをしており、まったくの別物じみた内装となっている事も多い。
例として挙げれば、姫華の率いる第七課などはオーソドックスな形。
各社員のデスクなどが均等に配置され、休憩室や会議室、書類棚などがバランス良く揃えてある。
女性メインの第三課は全体的に華やかな内装と身体の負担の少ないオフィス用品で統一し、化粧室や休憩室に比重が偏っている。
稼ぎ頭の第一課は神崎主導でもっとも様変わりしている状態。
廃課状態の第四課と第八課の空き部屋を吸収し、ふんだんな資金によってオフィス用品はほぼ総替え。
数十万円のデスクやチェアが全員分へ行き渡り、第一課の誰が使用してもいいように治療用キットや探索ツールが倉庫に置かれている。
武装やアーティファクトも放置され、扱いは自由。
一応商会側からも管理費でいくらか支給されるが雀の涙。大体は事務用品で消える。
なので結局は各課の社員達から募った資金であれやこれやと買い揃えたりとしている。
迷宮企業の一つ。
会社の規模や抱える探索者の数や質、果てにはダンジョン資源による売り上げなど、いずれも上回る《黒井商会》の事をライバル視している。
『打倒、黒井商会!』『都市一番の栄誉は灰田に!』というスローガンまで掲げており、属する社員達にも強い影響を及ぼしている。
探索者などは特に顕著であり、若くしてC級のエース探索者である月海詩音などは、如月姫華に強い対抗心を燃やしているほど。
(もっとも、これは会社のスローガン以外にも、詩音の個人的な感情なども影響しているのだが)
迷宮企業の一つ。
ダンジョン探索に力を入れ始めているが、あまりパッとした話は聞かない。
一方、ドラッグストアの《黒家薬局》や衣料品、スポーツ用品系の販売店、ファストフードなど幅広くチェーン店を展開しており、とにかく安価で購入できるのが強み。
一般人にとっては、どちらかというと「薬局の黒家」や「黒家食堂」などのイメージ。
安い事自体は好評なのだが、一方で地域に根付いていた昔ながらの商店というのはどんどん淘汰されていき、その強引なやり口には批判の声も小さくなかったりする。
都市部より、むしろ土地の安い地方を中心に展開を進めているため、どこへ行っても黒家薬局が見えるケースも。
迷宮企業の一つであり、超大手。
日本国内の都市部から地方に至るまで支部を広げており、抱える探索者の総数はダントツで多い上にダンジョンの探索権も数多く獲得している。
探索者へのインセンティブも大きく、実績や才能を示す事ができれば好待遇の労働環境や報酬が得られるほか、福利厚生などが加速度的に向上していく事で知られている。
一方で、実力もなく、財宝資源の回収もこなせない者に対する扱いは非常に冷徹にして辛辣。
(もっとも、こうした傾向はどの迷宮関連企業においてもあるのだが)
そのため、腕に覚えがある探索者や、本気でダンジョン攻略を考える探索者はここへ入社する者も多い。
業界トップのエテルノや二番手のシュテルンに比べ、販売シェアや探索者の実力といった面で劣るため、超巨大な三番手と揶揄される事も。
公務員待遇の探索者達。
日本国内の各地にて、地方公務員や国家公務員の職務に就きつつ、ダンジョン関係の業務を担っている。
ダンジョン内でのトラブル解決や、実態調査、巡回がてらの自治防犯なども行っている。
待遇は一般の探索者達と雲泥の差。
基本的に平日勤務で午前8時から午後5時の活動と決まっており、残業はしない。
勤務時間は一定、かつ、完全週休二日制であり、有給などもしっかりとれる。
福利厚生や手当なども充実しており、ボーナスなどもキチンとしてる。
戦闘能力においても、基礎研修などを1年近く履修してから探索に入るのでそこらの探索者が涙目になるくらいに強かったりする。
武装や道具なども揃っており、魔法などの予習にも余念がない。
単独で潜る事はなく、複数以上でのパーティーを編成しての探索なので、一定以上の戦闘力や殲滅力、安全面でも安定している。
本編内では《第七調査部隊》が登場している。
他にも《対治安部隊》や《強襲部隊》などの存在を確認。
余談だが、白の騎士団という名前は一般からの応募で決まった。
「なーんで中世時代に逆行してんだよ」「ファンタジーかぶれが多い日本らしい末路」などの意見もあったが、ホワイト待遇である事や真面目で清廉な面々が多い事が判明してくると、案外このネーミングで良かったのかもという風潮になりつつある。
読み方は《ごこくせんき》
元々はダンジョン発生時の日本国内の防衛維持および、女性の探索者の安全確保を目的に立ち上げた企業。
だが現在では日本国内を脅かすほどの危機もないため、護国の部分は死に単語となりつつあり、女性探索者の購入者も減少傾向のために戦姫の部分も危うくなっている。
そのため、現在は『女性探索者の美しさを引き立たせる装い』をコンセプトに掲げている。
武装は華やか・美しさ・煌びやかさなどを重視しており、色彩や形状へのこだわりはもちろん、スタイル維持にも細心の配慮がなされている。
だが外見や可動を重視した結果、装甲面では脆い部分も多い。
武器でいえば振るうたびに剣先から炎がほとばしったり、杖を振るった軌道に沿って電撃が流れたり、槍を地面に刺すと氷柱が連なっていくなどゲームエフェクトじみた魔法付与が施され、実用面よりも派手さに偏っている面も。
一時期は外見重視、演出重視のコンセプトに惹かれるように多数の女性探索者が武具を使用しており、有名ブランドとのコラボなどもあって着用する事が一つのステータスともされていたのだが……。
ほどなくして耐久面の脆弱性に対する指摘や苦情が相次ぐ。
その後のダンジョン探索で、専属の探索者チームに多数の死傷者を出した事、その原因の一つに防御性能が低すぎた可能性が挙げられてしまった事がトドメとなり、そこから一気にトップメーカー争いから転がり落ちている状態。
現在は武装の売れ行きは不調気味で、むしろヤケクソで参入したブランドジュエリーの方で延命出来ている有様。
銃器をメインに取り扱う迷宮企業。
後述のファイアワークスとは銃器市場でシェアを争う仲。
全体的にバランス面を重視するファイアワークスに対し、こちらはとにかく特化型の銃を開発し続けている。
とにかく装弾数を増やしてみたり、耐久性を高めてみたり、威力を追及してみたり、有効射程距離を伸ばしてみたり……。
一万発連射可能だが、百個ものマガジンが連なって何事にも邪魔なアサルトライフルの《弾雨》だとか、装弾数一発のみであり、一度撃てば銃身も機関部も破損するレベルの対物ライフルの《必殺》、総重量が30㎏を超えるものの威力は折り紙付きのリボルバー《轟廻》などがそこそこ有名。
ニッチ過ぎる性能だが、マニアックな愛用者がそこそこいる模様。*4
そんな個性的なメーカーだが、探索者がダンジョン外で無法な事をしないよう、ダンジョンの魔素を媒体とした弾丸*5を開発した事は結構凄い事だと素直に賞賛されていたりする。
CМで『撃ち続ける事に意味がある。銃撃は力なり。撃てば分かるさ』だとか『硝煙と弾丸と薬莢を愛する貴方のご自宅へ届けます』という迷フレーズを残した事で知られる。
迷宮企業の一つ。
探索や資源回収のツールを主に取り扱っている。
『誰よりも早く金を掘り、誰より早く富を得る』がコンセプト。
資源の発見や回収を効率的に行うためのツールを前面に押し出しつつ、ダンジョン探索に役立つであろうツールも随時開発中。
定期的に《月刊ゴールドラッシュ》を刊行して、売れ筋のダンジョン資源やその発見方法、回収方法などを解説していたりする。
読み方は《こしょくここう》。
古風さや優雅さ、趣が伴っているかを重視する迷宮企業。
一般人向けに和製アンティークな家具や古道具、装飾品などを販売している他、探索者を対象に和風武装などの開発や販売も進めている。
正式名称はBulletGuns・FireWorks。
銃器をメインに取り扱う迷宮企業。
探索者達が試行錯誤していた黎明期、銃刀法や武器等製造法の改正に大きく働きかけたと言われている。
そこには、警察OBなどが多数所属していた事や当時の公安委員会、経済産業大臣とのコネクションが法改正に繋がったという噂も。
ただ、探索者達が銃を所持しやすくなったのも事実。
従来の日本であれば銃の所持に至るまでどうしても月日を要していた。
(警察署の生活安全課での説明、講習会や筆記試験、書類提出に面接、果ては身辺調査までを経て許可証を手に入れる必要があった。そのため一時期は生活安全課の担当達が大変多忙を極めたとされる)
許可が下りやすくなった背景には、所有者以外の使用を制限するためのICチップや認証パッドの導入や、ダンジョン探索以外での不適切な使用を検知した場合に即座に使用不能にするプログラムの導入が挙げられている。
ルールやモラルさえ守る分には、メインの銃はもちろん、どうしても消費が激しい弾丸が超安価で購入できるのでありがたい存在。
銃器を取り扱う際の保管義務についても、安全な保管に自信がなければ保管の委託を行う事も可能。
初回購入特典で様々なガンパーツや大量の弾丸と交換できるクーポンが貰えるのだが、年会費を支払い続ける事でさらに色んな特典が得られる。
大体の販売店にはガンスミスも所属しているので、調整や改造、装飾などのカスタマイズも相談可能。
永遠という意味を持つEterno(エテルノ)と、一位の意味を持つPrimus(プライマス)を組み合わせ、プライマスをローマ字読みしてエテルノ・プリムスとしている。
直訳して《永遠の一位》という強気の意味と共に、実際に探索業界における売り上げシェアは全国一位の実績を持つ。
高耐久、高性能、ハイブランドの付加価値を重視した探索ツールや武具、アーティファクトを次々と開発、発表、販売としており、高ランクの探索者から低ランクの探索者に至るまで、幅広い客層に向けた商品開発を展開し、本編内でも依然として首位独占を譲らない状況。
規模が大きいだけに常に企業専属の探索者を募集してはいるが、募集要項は非常に高い探索能力を求めている上、七次にも及ぶ選考が行われるなど、その門は非常に狭い。
この企業との専属契約を結ぶ事は、探索者達にとっては一種の名誉ともいえる。
探索権を所有するダンジョンはそう多くないが、いずれのダンジョンも高レベル。
他にも化粧品、サプリメントにも着手しており、ダンジョン素材を用いた化粧品やサプリメントは高額な物にもなると、肌の劣化や細胞の老化を遅らせるどころか、逆に若返らせるレベルの物も存在し、これ欲しさに金を稼ぐため、探索者を志願する者もいるほど。
財布や小物、バッグにファッションなどの販売とブランド化も進めていて、探索者でもない一般層からの知名度も年々右肩上がりの状況。
日本国内でも一、二を争うレベルで有名な迷宮企業。
名前の由来は、星の意味を持つStern(シュテルン)と主要や第一、重要な等の意味を持つPrincipal(プリンシパル)とを合わせたもの。
《最高の一番星であれ》という意訳、ないし理念の元で売り上げや知名度の首位を狙うが、《エテルノ・プリムス》に阻まれ、万年二位の現状。
《エテルノあるところにシュテルンあり》と言われるほどに対抗意識は強く、過疎化気味の地方にエテルノが出店したとしても、必ず対抗して出店してくるほど。
製造業がメインではあるが、飲食や運輸、建設、不動産、金融保険、サービス業など、あらゆる職種へと着手して、成功した分野はさらに拡大を、失敗した分野はさっさと撤退とを繰り返している。
エテルノ・プリムスに対抗心を燃やしてはいるが、こちらの専属探索者への門は幾何か広め。
というのも、即戦力のハイスペックを求める向こうに対し、こちらは多少未熟でも才能があれば採用枠を取っているため。
それでも五次選考くらいはあるので、ここと契約を結ぶのも結構に大変。
【6】細々とした設定
(1)本編内に出てくる用語解説
※ざっくばらんに描いたマーク。
余裕あったらしっかりとしたロゴマークとか描きたい。
ダンジョン近くの駐車場には、探索者専用の区画がある。
赤い背景に白色のピッケルと鉱石らしきイラストが目印。
別にバリアフリーだとか安全面への配慮ではない。
ダンジョンで行方不明なり、戦死した場合などに車両がそのまま放置されてしまうので、探索者の使用していた車両だと分かりやすく視覚化するための措置。
ゆえに、ここに停める事のメリットはほとんどない。
一応、探索者である証左としては弱い(店売りされてはいないのだが、元探索者などがリユースショップなど中古販売店に売り払うので、意外と出回っている)が、車両用の探索者マークはある。
作中だと基本真面目な姫華が、律儀に車内でマークを下げてはいる。
如月姫華が該当。
本編開始から7年前、2013年に発生した第6次ダンジョンシンドロームの後に広まった通称かつ異名。
《セブンテイルズ》の区域内に点在していたダンジョンを片っ端から踏破、かつ、最深層のボス達を薙ぎ倒したなどの理由から名付けられた。
《黒井商会》の探索者達の社会的地位を高める一因となり、姫華の顔は知らないが名前は知っているという探索者も多い。
尚、本人はこの名で呼ばれる事をひどく嫌う。
星屑市赤千野町に位置する大衆食堂。
元探索者だった者が店主をしており、あまり稼げない新米探索者でも食べれるように安価で提供している。
だが料理の味や値段の安さから、一般客も多くやってきている。
コンセプトは『面白いと思ったら何でも取り入れる』である。
そのため、和洋中を問わぬ食事がメニューに並んでおり、外装や内装に及ぶまでもごちゃまぜとなっている。
店内ではカウンター席にするか、和洋中いずれかの内装の個室を選べる。
食事の種類は多いが、ウリとしては塩と魚。
港に近い立地で、毎日新鮮な鮮魚に魚介類が得られるのが強みのため。
塩も良質なものを厳選して発注し、使用している。
主人公たる姫華はここの常連。
いつも魚介系塩ラーメンを注文している。
探索者向けに発刊されている月刊誌。略称はダンマニ。
探索者達からの知名度は高く、売れ行きも好調。
掲載されている内容は大体以下の通り。
・最新のダンジョン特集
・売り出し中の注目探索者
・ダンジョン探索のアドバイス
・魔法の基礎や応用
・アーティファクト特集
・今が旬の資源買い取り価格
・迷宮企業のインタビュー
・探索ツールの便利活用術
・新発売の武具やツール
・迷宮企業経営者のコラム
・企業所属の探索者特集
(大体がグラビアモデルの真似事みたいな写真掲載)
探索者や迷宮関連企業向けに発刊されている紹介雑誌。
タイトル通り、日本全国のダンジョンを巡る凄腕探索者達が独自にまとめたレポートを元に作り上げたランキング形式の雑誌。
攻略難易度、魔物の強さ、罠の悪辣さ、手に入る財宝資源、観光価値、過ごしやすさ等々、いくつもの評価基準を照らし合わせ、毎月更新、および発刊されている。
主人公の如月姫華が時々朝に見ているチャンネルの占いコーナー。
御子ちゃんと名乗る女性と相方の男性が登場する。
要するに星座占いなのだが、ラッキーアイテムが咄嗟に用意できない、周りにまず置いていない、ホントにあるのかも怪しいマニアックな物ばっかりと評判(?)らしい。
◆占いコーナー登場回
話の中で判明している順位と、その星座のラッキーアイテムの順で記載。
尚、姫華はみずがめ座。
姫華が占いコーナーを見ている場合は、みずがめ座は皆勤賞。
・第0話
2020年11月20日(金)
第1位 いて座
トライアングル・トラストの燻製シート
第3位 みずがめ座
エンジンピストン式ペン立て
・第20話
2020年11月21日(土)
第1位 みずがめ座
マーライオン型のミルクパン
第3位 てんびん座
刀型の持ち歩き携帯傘
第5位 かに座
堅物豆腐シリーズ
大まかなお話の流れと、要所で出てくる内容をここに。
今後のプロット垂れ流し、かつ、私の忘備録でもあったりします。
一応最新話のリンクさせてあるので、間違えてなかったら飛べると思います。
あと次回予告っぽくだったり、糞ポエムじみた概要も載せている。すまない。寛容な精神で許してほしい。
一応今後の展開も並んでるので、ネタバレも注意です。
まぁ、ガバガバなプロットですのであまり参考にならないですけれども。
第1章【セブンテイルズの英雄】
※概要※
如月姫華は今年で28歳、独身、アラサーの女探索者。
探索のベテランで、会社の主任で、知る人は知る英雄だ。
色々と瀬戸際にある彼女は、進む事も退く事もできないまま探索を続ける。
主人公および周囲の人物紹介の章。
・迷宮探索第七課
・ステラモールダンジョン
・白の騎士団
・vs《三尾の翼竜》
・祈祷《菊理媛尊》
・最深層部の異変
・大衆食堂《夢追い人》
・幼馴染み
・休日の姫華
・技術開発部
・トレーニングルームと葉月ちゃん
・財宝鑑定部
・全体会議
・年末ノルマ
・探索打ち合わせ
・ギャンブラー遊佐ちゃん
・天川温泉町へ
・天空旅館ダンジョン
・仲居との遭遇、戦闘
・狐面の魔物
・元接待さん
・姫華の過去について←今はココ!
・体調不良、立て続けの不測←次はココ!!
・vs《七尾の妖狐姫》
・サイコロ三個に勝てるわけないだろっ!
・うつけが貴様! 妾は勝つぞ貴様ァ!
・セブンテイルズの英雄
・年末、探索者達の忘年会
第2章【アラサーの憂愁】
※概要※
如月姫華は29歳の誕生日を迎えた。
いよいよ30歳へのカウントダウン。
そこが節目と捉えた彼女は、決断を迫られつつある。
姫華や桃香の掘り下げと、迷宮探索第七課の面々にスポットを当てた章。
(順番は多少変動するかも)
・争奪戦
・お馬鹿探索者ども
・月海詩音
・vs《ハイドレンジア》
・同窓会
・ゲームセンター《コメット》
・姫華はスパチャを投げる
・新入社員
・彼女の言葉は難しい
・監視か、それとも関心か
・合宿免許
・古色古香からの提案
・護国戦姫の懇願
・宝月さんは探索がしたい!
・幼馴染み面子
・夜見廃病院跡ダンジョン
・vs《ショットガンナース》
・白百合桃香の理由
・第二次争奪戦
・チケットゴースト
・vs《月海詩音》
・乱戦の中の勝機
・プレゼント
第3章【彷徨のブラックワークス】
※概要※
探索課の主任達にスポットを当てた章。
迷宮企業の紹介や、あっちこっちの迷宮攻略を行う。
物語自体はじんわりと進む。
ぶっちゃけ、設定垂れ流しと息抜きの章。
全章の中で一番長くなりそう。でも、この先はシリアスが続くから許してほしい。
(順番はかなり変動するかもしれません)
・黒井商会最高齢探索者
・もっとも幼き探索者
・神崎宗一郎という男
・悪名轟く神崎一派
・縁故入社の彼女
・七星島
・エールだ風祭さん!
・深海の都へ
・劣勢からの逆転に燃える人々
・vs《水妖精姫》
・夏だ、海だ、ダンジョンだ!
・探索者との信頼関係とは
・vs《アドミラル・アイリス》
・水咲豊漁祭
・年を取った将来について
・大門寺は呪いを解きたい!
・思い出の地
・vs《軒下のリッチキング》
・ギャンブル狂の詩
・ダンジョン探索権争奪戦
・金爛市総力戦
・姫華と生放送
・黒の派閥、暗躍する
・殲滅作戦
・白の騎士団強襲部隊
・新しい同居人
・暮らしてみて分かる彼女
・昇格試験
・夢現ダンジョン
・vs《????》
・進言、真言、震源
・向き合う時
第4章【思い出センチメンタル】
※概要※
久しぶりに家族の過ごす家へと帰る事になった姫華。
思い出を振り返る内に、過去について思いを馳せる彼女。
セブンテイルズの英雄と呼ばれる前の、幸せだった時期を巡る。
過去編に突入の章。ここから先はずっとシリアスかも。
・帰省と墓参り
・謝罪と断罪と贖罪
・姫華18歳
・新米時代
・第七課への異動
・才能開花
・黄金期は短く潰える
・第6次ダンジョンシンドローム
・vs《イレギュラー》
・討伐チーム結成
・たった一人の勝利
・セブンテイルズの英雄
・自嘲自虐自暴自棄
・それからの彼女
第5章【黒と偽りのフォルス】
※概要※
ダンジョンに携わる者はすべてが敵だと主張する組織。
探索者の失踪や死傷などが相次ぐ中、ついに組織殲滅の動きをみせる。
姫華が追い込まれる、転換の章。
もう戻れない。陳腐な楽しみを味わうだけだったあの頃には。
・束の間の平穏
・襲撃、応戦、逃亡
・それは必要な犠牲
・黒の派閥殲滅作戦
・お粗末な茶番劇
・七年ぶり? ついさっきぶり?
・舞台と演者は整った
・緊急会議
・vs《神崎宗一郎》
第6章【星屑エンカウンター】
※概要※
過去と向かい合う時が来た。
邂逅は偶然を装った必然。
清算を果たさねばならない。
多分色々と明らかになる章。
第7章【心層迷宮のアナザー】
※概要※
彼女の思い出を語りたいのではない。
彼女とこの先も思い出を語りたい。
彼女から教わった全てを尽くす時。
桃香が実質主人公の章。
第8章【災厄のアライバル】
※概要※
ソレは突然に唐突に舞い降りた。
禍々しい前置きだとか、壮絶な演出の一つも伴わず、散歩のように軽やかに。
黙って手をこまねけば、足を止めればそこが終着点。
お話の終わりが見えてくる章。
第9章【ノスタルジックな彼女】
※概要※
残された短い時間、これまで自分を支えてくれた全てに感謝と謝罪をするべく、姫華は思い出せる限りの人々に出会うべく、小さな旅に出た。
そして、自分自身との自問自答を経て、決戦に臨む。
最終決戦の前にやり残した事を終える章。
最終章【永遠のスターダスト(仮題)】
※概要※
星の名を冠した地にて、星の名を与えられた宿敵と対峙する。
すべては定められた既定路線でしかない、茶番じみた最終決戦。
この結末があらかじめ決まっていても、姫華は最後の命の灯を燃やし尽くす。
未だに副題が決まっていない最終章。
本当にプロット通りのエンドで行くべきか、それすらも迷いがある。
このページでは、他作者様の色んなタグを参考にしたり、それを改変や修正してみたりしています。
私の頭では特殊タグを駆使出来るはずもなく……。
誤字脱字や、気になる点などございましたら、誠にお手数をお掛けしますがお知らせくださると幸いです。
(参考作品)
※ウィキペディア風のタグ部分を参考に
作者:ムーンフォックス様
作品名:様々な特殊タグのテンプレ
(作品内のウィマペディア使い方にて)
※ページ内リンクとか、あれこれと参考に
作者:アネモネ様
作品名:特殊タグ詰め合わせ
(参考にしてるところ多数)
※LINE風のタグとか、あれこれと参考に
作者:SunGenuin(佐藤)様
作品名:特殊タグを使用したデザインの紹介