四代目カラクリ吉右衛門伝   作:於涼

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年末年始になるインフルに誰か名前つけてくれないかな。


♦ 漆黒の特急の巻≪後編≫

 

 一等車両である8号車を出て、7号車へと続く連結部を通る。探偵クンの熱い視線が自分から外れたのを感じ、オレはホッと胸をなでおろす。黒羽たちを容疑者として置き去りにしてしまったわけだが……まあ、オレよりはよっぽど上手く対処するだろう。

 

 一応、視線誘導用の爆竹とけむり玉を用意して様子を窺っておくか……、と思案しながら歩いていると、ふと視界が暗くなった。どうやら電車がトンネルに入ったらしい。

 ふうん。こうして見るとこの電車の証明はあまり明るくないな。仄暗いぐらいが高級感がでて良いのだろうか?この暗さは次の仕事に活かせるかもしれない。

 

 「あい……ず…な、…み」

 

 列車が走る音で聞き取りづらいが、通路の角を曲がった先から男性の声が聞こえる。事前に寺井さんから伝えられていた話では、今この時間はミステリーのお題が発表されるタイミングだそうなので、乗客は放送を聞くために客室に籠っているはずなのだが……。

 

 若干の疑問を抱きつつ角を曲がると、7号室の通路のど真ん中に帽子から靴まで全身黒い衣服をまとった大柄な男がいた。そして、オレに背を向ける形で男の前に立ちふさがっているのは……世良?

 

 何か揉め事だろうか?確かに世良はちょっと喧嘩っ早そうな感じだが。仲裁は面倒だな……。

 

 どう動くべきかオレが悩んでいると、左側から明かりが差し込み、通路が照らされる。列車がトンネルを抜けたのだ。

 

 

 「……!!」

 

 オレは息を呑む。

 

 鮮明になった男の容貌。先ほどまでハットの影になってよく見えなかった男の顔には酷い火傷跡があった。黒ずくめの服装と相まってとても堅気には見えない。

 

 不意に、世良が膝から崩れ落ちるように身体をふらつかせた。オレはすぐさま体勢を低くし、ジャケットのポケットに手を突っ込んで指先でけむり玉の表面をなぞる。

 倒れ込む世良を男が左腕一本で支える……足元に血は落ちていない。世良は生きている。しかし、男はもう片方の手を懐に忍ばせる動きをした。世良に何かしたのは確実だ。

 

 

 ……この男の狙いは何だ?先ほどの殺人事件関係か?それともキッド関係?

 

 

 男が顔を上げた。緑がかった灰色の瞳がオレに向けられる。

 

 

 ほんの少しの間を空けて、男は口を開いた。

 

 「おや、すまない。通路を塞いでしまっていたな。どうも立ち話が弾み過ぎた」

 

 男は世良を抱えたまま身体を窓際に寄せる。

 いたってまともな行為。だが、その足運びに無駄が一切ない。まるで仕事中の黒羽のように……

 

 

 「いえいえ!ただ、彼はどうしたんでしょうか?気を失っているようですが……」

 

 「この子は昔から貧血気味でね。オレと久しぶりに会った興奮でふらついてしまったようだ」

 

 「昔から?世良とはどういう関係で……ああいや、彼とはこの列車で同室になった関係で。初対面なのに深く聞くべきではないですね」

 

 

 オレは頭を掻きながら、男へと歩み寄る。

 演技はしなくていい。純粋にオレの中に溢れる戸惑いを全面に出せばいいだけだ。

 

 

 「……この子は妹だ。しかし、同室とはちょうどいい!実はオレはこの後人と会う予定があってね。良ければこの子を部屋へ運ぶのを頼まれてはくれないか?」

 

 男の口調と表情は、傷物の顔に見合わず柔らかい。

 

 「はい、大丈夫ですよ」

 

 オレが頷くと、男は本当に”助かった”という顔をして世良をオレに差し出した。

 横目に男の両手の動きを探りつつ、オレは世良を背負う。

 

 

 「寝かしておけば直に目を覚ます。よろしく頼んだ」

 

 そう言って男はオレに背を向け8号室の方向へと去って行った。

 

 

 オレはその後ろ姿が角で見えなくなるまで見つめ続けた。

 

 

 

 

 何だったんだ、アイツは。

 

 敵意もなく、殺気もなく、唯一分かったのは相手に超然とした余裕があったことのみ。世良のことを「妹」と呼んでいたがどこまで本当のことか。通路を歩く間、オレは周囲の空気が普段の数倍重く感じられた。しかし、背負っている世良は思いの外軽かった。

 

 やっとの思いで5号車の自室へとたどり着き、ドアノブへと手をかける。世良を背負ったままなので、どうにも開けづらく腕の位置を調整しようとしたとき、

 

 「どうぞ」

 

 と簡潔な言葉とともに横から現れた男性の手によって扉が開かれた。振り向くと、そこには長身の眼鏡をかけた青年がいた。

 

 「あ、ありがとうございます」

 

 オレは軽く頭を下げ勧められるがまま部屋へと入る。親切にしてもらったところ悪いが、今は他人と話したい気分ではなかった。世良を座席に寝かし素早く扉を閉めようとしたが、青年に呼び止められる。

 

 「あちらの方は大丈夫ですか?」

 

 少し俯いて話す青年の表情は、眼鏡の反射で分かりづらい。

 

 「ええ、ただの貧血だそうなので」

 

 「それは良かった……しかし、君も随分と顔色が悪い」

 

 「少し疲れていて。大人しく部屋に閉じこもっておきます。お気遣いどうも」

 

 そう言ってオレが控えめにドアを引くと、青年はそれ以上何も言わずただ微笑みだけ浮かべた。

 

 

 

 

 

 「ったく!!何だってんだ!」

 

 このおっかない列車は。

 探偵クンが乗ってるわ、殺人事件は起こるわ、不審者がうろついているわ。

 

 いつものように偵察するだけの予定だったというのに随分な様だ。ドッと疲れと眠気が襲い掛かってくるのを耐えて、オレはスマホにイヤホンを取り付ける。黒羽の懐に忍ばせているホー太郎から8号車の様子を窺うためだ。

 

 

 『キャー!!』

 『早く逃げろ!』

 『火事だー!!」

 

 

 んん?悲鳴??火事???

 おいおい、この列車ホントにどこまで厄ネタ抱えこんでいるんだ?

 

 

 『お婆さんたち、怪盗キッドとその手下でしょう?』

 

 げっ、探偵クンの声。

 

 『メイドの住友さんがキッドで、お婆さんは手下!』

 

 黒羽の奴完全に見抜かれてるじゃねえか。

 探偵クンは毎度ながらどこか楽しそうな声音で推理を披露していく。

 

 『住友さんが走っている時にお婆さんに聞いたんだ。子庵兄ちゃんと知り合ったのはいつ頃?ってね』

 

 ん?オレ?

 

 

 『そしたら"6年前”だって。でもそれっておかしいよね?だって、子庵兄ちゃんは"5年前"の時点ではまだ家業を継いでなかったからお婆さんの過去をよく知らない、って言ってたし。

  下手に子庵兄ちゃんがいつから家の仕事を手伝い始めたか詳しく知ってたから勘違いしてしまった……そうだろ?』

 

 ……もしかしてオレがいらないことを漏らしたせいでバレた?

 でも、そんな細かいところまで共有しないといけないとか想像つかなかったし…──いや、探偵クンがいるならばどんなことでも共有していないといけなかった。黒羽がその場にいたら、探偵クンの誘導に気づき話題を変えただろうが廊下を走らされていたからできなかった。

 

 頭の中で大反省会が始まるが、意外にも探偵クンはこれ以上問い詰めてこなかった。

 

 『この彼女に変装して、悪い奴らの追撃を上手くかわして欲しいんだ!!』

 

 ホー太郎のカメラからでは探偵クンがどんな女性を指しているのかは分からなかったが、悪い奴、追撃と酷く物騒な言葉が並べられた。悪い奴らって話しの流れ的に殺人事件の犯人とは違うっぽいが……ひょっとして、もしかして、さっきの不気味な奴のことだったりして……。

 

 

 探偵クンとの話が終わってから、少し間を空けてオレは黒羽へ声をかける。一応ホー太郎の方でボイスチェンジャーがかかるように設定して。

 

 『探偵クンの言う”悪い奴”ってのだが、かなりおっかなさそうだぞ……銃を持っていてもおかしくない。気いつけろよ!』

 

 『そう言われても何も詳細を知らされていねーからなあ……。まっ、脱出ルートはオメーの知っての通りいくつか用意してるから何とかなるだろ。しかし”悪い奴”ってのを見たような口ぶりだが、オメーの方は大丈夫なんだろうな?』

 

 『今は何の問題もない。一応ホー太郎の電源はずっとつけておくから、何かあればまた連絡しろ』

 

 『りょーかい!!』

 

 

 黒羽のやけくそじみた返事をしたが、色々文句を漏らしたいのはこちらも同じだ。スマホのマイクをオフにしてから、世良の様子を窺う。全然起きる気配がないが、本当に気絶してるだけだよな??穏やかな顔で、胸も小さく上下しているから大丈夫だと思うのだが。

 

 ……しっかし、世良の目元にどこか見覚えがある。瞼を閉じているからこそ際立つ長いまつ毛に既視感がある。

 

 そんなことを考えているうちに、部屋の外はどんどん慌ただしくなってきた。8号車で火事が起きたということで6、7号車の乗客に避難指示が出たのだ。ホー太郎からの音声に耳を澄ましつつ、オレは寺井さんと安否確認のメールを送り合う。

 

 通路からの喧騒が収まってきた頃、イヤホンから聞いたことのない若い男性の声が聞こえてきた。その男性に対して言葉を返す女性の声。いや、これは変装した黒羽の声か。男性とはいくらか距離があるのか、はっきりと言葉は聞こえない。しかし、黒羽の声が緊張を孕んでいることは確かだ。

 

 突如、耳をつんざくような爆発音がオレの耳を襲った。いや、座席の手摺から振動も感じる。オレは窓から首を出す。すると、後方から黒い煙が上がっている。8号車からの出火?いや、煙は列車から遠ざかっている。ということは爆弾か何かが列車から投げ出された?そういえば8号車のさらに後ろには貨物車が連結されていたが……。

 

 

 『おい!無事か?』

 

 『っはー!!何だあのやべー男は!』

 

 思いの外元気そうな声が返ってきた。

 

 『なっ、おっかねえ奴だったろ?』

 

 『なっ、じゃねえよ!!銃どころか爆弾まで仕込んでやがったぞ。ハンググライダーがなきゃオレは今頃木端微塵になってたぜ!』

 

 『まじか、だからアイツあんな火傷負ってたのか……』

 

 『ん?火傷?オレが会ったのは金髪のキレイな顔した奴だったが───』

 

 

 

 「ん?電話?……というかボクは何で客室に……」

 

 世良が起きた。

 

 

 『悪い、またかけ直す』

 

 オレは急いで通話を切り、世良に顔を向ける。

 

 

 「いきなり起き上がって大丈夫か?貧血で倒れたそうだが……」

 

 「貧血?ボクが?」

 

 「ああ。7号車の廊下で意識を失っているところをオレが背負って5号車の自室に運ばせてもらった」

 

 世良の顔色は悪くない。だが、右手を顎にあて何やら考え込んでいる様子だった。

 

 

 「そうか……ねえ、ボクが気絶していた時周りに人がいなかったかい?」

 

 「男性がアンタを支えてくれていたよ。その人にオレは部屋まで運ぶのを頼まれた」

 

 「男性……!どんな容貌だった!?」

 

 「さあ。トンネルで暗かったから顔はよく見えなかったから……」

 

 世良を”妹”と呼んでいた男。世良自身はひどくその人物を気にしているようだが……面倒ごとっぽいので関わりたくない。何も知らない存知ないて貫き通そう。

 

 「そうか……」

 

 俯く世良。

 沈黙が続く中、汽笛の音が部屋に響き渡る。どうやら列車が駅に到着したらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 列車は殺人と爆発事故の件で緊急停止。まったく、盗み当日って訳でもないのに災難ばかりだった。列車から降りる際、視界の端に映った寺井さんと軽く目配せをする。

 

 ここは愛知県あたりか?とりあえず、近くの大きな町まで行くかと、呼び止めたタクシーに乗り込もうとしたのだが───

 

 

 「やっ!ボクも同行させてもらうよ」

 

 「は?」

 

 運転手さんが閉めようとした扉を無理矢理止め、ずかずかとオレの隣の座席へと座り込んできたのは世良だった。

 

 「別に目的地が同じならタクシー乗っていってもいいが……どこに向かう予定だ?」

 

 他のタクシーが見つからなかったのだろうか?だからって急に乗り込むのはどうかと思うが……。しかし追い返すのも面倒だったため、オレはしぶしぶ世良に目的地を尋ねた。

 

 

 「えーっと、キミの家まで……かな!」

 

 「は??」

 

 もしかしてコイツは頭を打って気絶したんじゃないだろうか?ならば行先は変更だ。

 

 

 「運転手さん、やっぱり病院へ連れて行ってくれませんか?」

 

 「おい!!今ボクのことを頭が沸いた奴だとか思っただろ!」

 

 「そうじゃなきゃいきなり初対面の相手の家までついて行こうとするなんてどういう了見だ??」

 

 オレは真っ当なことしか言っていないハズだ。しかし、世良は妙に自信満々な顔でスマホの画面を見せてきた。

 

 

 「ほら、コレ!」

 

 「?」

 

 画面に映っているのは契約書のような印が押された立派な紙。記されている文章をオレは読み上げる。

 

 

 「羽田康博の名を持って子庵鍵太郎・世良真純の婚約を認める……ってはあ!!?婚約??」

 

 羽田康博は羽田のおじさんの名だ。サインの筆跡にも見覚えがある。……っていうかよく見ると秀吉兄さんのサインもあるじゃないか!?

 

 「おいおい、何の冗談だ?っていうかまずお前は男だろ?」

 

 「何言ってるんだよ!ボクは女さ!失礼だなあ」

 

 「いやちょっと待て……いやいやいや」

 

 本当に待って欲しい。

 オレは汗ばむ手でスマホを打つ。

 

 

 『はいもしもしー!羽田で───』

 

 「兄さん!!どういうことだ!?今オレの前に自称オレの婚約者を名乗る自称女が押しかけてきているんだけど!!?」

 

 「自称婚約者はともかく自称女は酷いな……」

 

 ごにょごにょ呟く世良を無視し、秀吉兄さんを問い詰める。

 

 

 「兄さんのサインがある書類を見せられてんだけど、どういうこと???」

 

 『あれ?義父さんや義母さんから真純のこと聞いてない?』

 

 「何も聞いてない!!…──いや、そういえば一週間ほど前おばさんから電話が……」

 

 確か恋人がいるかどうたらで……まさか婚約のことだったのか?

 

 

 「いや、アレを婚約の確認とは言わないだろ!」

 

 恋人いない=婚約していい、とはならない。ってかまず令和の時代に婚約とかあのジイさんは何を言っているんだ?遂にボケたか?

 

 『何か情報の伝達が色々上手くいってないみたいだね。とりあえず真純は怪しい人間じゃない。ボクの正真正銘血が繋がった妹だよ。ほら、この間君も真純の幼い頃の写真を見ただろう?』

 

 「妹?」

 

 ……確かに少し前秀吉兄さんにオレと同じ年頃の妹がいることは聞いていた。ボーイッシュで八重歯が特徴の女の子。オレは世良の顔を凝視する。

 

 「へへ……」

 

 照れくさそうに笑う彼……いや、彼女の口元には確かに小さな牙があった。それによく見ると目元が兄さんに似ている気がする。既視感の正体はこれだったか……

 

 

 「世良が兄さんの妹だってことは分かったけど、婚約ってどういうことだよ!!?」

 

 一番肝心なところはそこだ。

 

 『ああ、それは──』

 

 「いいよ、吉兄。ボクから説明する」

 

 世良が秀吉兄さんの話を遮る。

 

 

 「婚約……なんて大層なことを言っているけど、これは方便さ」

 

 「方便?」

 

 「ああ。ボクは知っての通り海外帰りでね。だけど親は海外駐在のままで住むところがないんだ。それで羽田さんに相談したら君の家に住みなさいって言われてね」

 

 あのジイさんは何勝手なことを言っているんだ。

 

 「確かにオレの家は無駄に広いが……年頃の女性が住むのはよくないだろう」

 

 「さっきまで自称女扱いしてたクセに……。まあ、周りから見てもあまりいい顔はされないのはそうだ。だから、”婚約者”を名乗るんだ!」

 

 「ええ……」

 

 分かるような分からないような……いや、普通に意味分からん。

 

 

 「そう嫌な顔するなよ!ボクが高校に通っている間だけでいいんだ。”婚約者”だなんてのは名目上。ご近所さんや友達の前でそう振る舞ってくれたら、あとは内緒で恋人作ってくれてもいいからさ!」

 

 「そんな状況で恋人作ったらどう転んでも修羅場確定だろ……」

 

 何か本当にもう疲れた。

 

 

 「はあ……お前が怪しい奴ではないってことは分かった。羽田のおじさんからはあとで直接話を聞く。とりあえずついてこい」

 

 「助かるよ!」

 

 そういえば、今朝ちゃんと星占い聞いてなかったな……。これからはちゃんと毎日ラッキーアイテムを確認すべきかもしれない。……婚約者とかは運がどうのこうのとかいう問題ではないか。

 

 そんな現実逃避をしながら、オレは自宅の三水邸へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「いやー、キミんち思ってたより大きいね!」

 

 「そりゃどうも」

 

 世良はジャパニーズハウス!とかいって目を輝かせている。疲れた。さっさと家に入って寝よう。

 

 「あっ!そうだ言い忘れてた!」

 

 ん?

 

 「もう一人住まわせて欲しいんだ」

 

 あ?

 

 「世話になる。真理だ」

 

 !!?

 

 

 気づけば背後に中学生ぐらいの金髪の少女がいた。

 

 「ボクの妹ね!かわいいでしょー?」

 

 

 そうか、妹か。今日はやけに妹を紹介される日だ。

 

 ……ん?世良が秀吉兄さんの妹ってことは、列車で会ったあの世良の兄を名乗っていた男は……?

 

 

 まあ、自称兄の不審者か。そういう人間もたまにはいるか。オーケーオーケー……

 

 

 「うん、寝よう」

 

 オレは全ての思考を放棄し布団に潜ることだけを考えることにした。





これでだいたい小説全体の半分です。
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