電波令嬢とラムネ味
作者:

オリジナル現代/日常
タグ:R-15 青春 電波少女 高校生 ラブコメ
『秋園初は冥王星人である。』
これは西賀南高校の第一学年在学生の共通認識である。不可解な言動と、二か月あまりで一クラス分の男子生徒に告白した事実が秋園初という少女を学内生粋の異物として際立たせていた。

「貴方のこと好きだから付き合って」
「いいよ。彼氏と彼女の関係性になろう」

そして順番なのか、手ごろな男とみられたのか、いずれにせよ僕は告白されてそれを興味本位で了承した。どうせすぐ振られるし、僕は矜持から高校生活で青春をする気概が欠片もない。そんな灰色生活を志望する中でも一般的青春への好奇心は持っていて、振られると分かっている恋人関係は非常に都合がいい。インスタントなラブコメ体験万々歳。
思えばそんな砂糖菓子よりも、『コーヒーハウス やなせ』の特製パフェよりも甘々な判断をしたこと自体が間違いだった。

だって僕は、こんな電波少女が青春を持ち運んでくるだなんて思いもしなかったのだ。
  #1 冥王星から月面眺望
  #2 準惑星はスペースデブリを巻き取らない2025年09月16日(火) 18:00
  #3 無重力のエピクロス2025年09月18日(木) 18:00
  #4 月の裏側を見せずとも
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