西暦2199年。絶望の淵にあるヤマトの前に現れたのは、ガミラスでもイスカンダルでもない、第三の圧倒的な勢力だった。
次元を裂いて降臨した全長五キロの白銀巨神――旗艦『エリュシオン』。その主である「元帥」は、全盛期のイスカンダルが誇る神のごとき武力を持ちながら、その瞳には聖母の如き慈悲と、底知れぬ「悲しみ」を湛えていた。
「これ以上、失わせたくないのだ」
元帥は争いの連鎖を断つため、銀河中の波動エンジンに数百年の「施錠」を施し、人類から武器と成長を奪い去った。それは救済か、あるいは家畜の如き停滞か。武器を奪われ、停滞した宇宙に取り残されたヤマトとガミラスの兵士たちは、生き残るために禁断の「連帯」を始める。
しかし三百年の時を経て、銀河に真の絶望「デザリアム」が襲来する。
武器を忘れ、牙を失った人類に抗う術はあるのか? 絶望の淵で、一人の若き士官カイ・ススムがヤマトのトリガーに手をかけたとき、元帥が隠し遺した「真の遺言」が黄金の奇跡を呼び起こす。
全五万字の圧倒的スケールで贈る、もう一つのヤマト航海記。
神話は終わり、人間たちの本当の歴史が、今ここから始まる。
次元を裂いて降臨した全長五キロの白銀巨神――旗艦『エリュシオン』。その主である「元帥」は、全盛期のイスカンダルが誇る神のごとき武力を持ちながら、その瞳には聖母の如き慈悲と、底知れぬ「悲しみ」を湛えていた。
「これ以上、失わせたくないのだ」
元帥は争いの連鎖を断つため、銀河中の波動エンジンに数百年の「施錠」を施し、人類から武器と成長を奪い去った。それは救済か、あるいは家畜の如き停滞か。武器を奪われ、停滞した宇宙に取り残されたヤマトとガミラスの兵士たちは、生き残るために禁断の「連帯」を始める。
しかし三百年の時を経て、銀河に真の絶望「デザリアム」が襲来する。
武器を忘れ、牙を失った人類に抗う術はあるのか? 絶望の淵で、一人の若き士官カイ・ススムがヤマトのトリガーに手をかけたとき、元帥が隠し遺した「真の遺言」が黄金の奇跡を呼び起こす。
全五万字の圧倒的スケールで贈る、もう一つのヤマト航海記。
神話は終わり、人間たちの本当の歴史が、今ここから始まる。
| 第1章:次元の断層(1) ― 灰色の航跡、真珠色の予兆 ― | |
| 第1章:次元の断層(2) ― 白銀の巨躯、五キロの絶望 ― | |
| 第1章:次元の断層(3) ― 藍色の静寂、神のごとき拒絶 ― |