「……たく。重たい呪いだ。一生かかっても払い切れそうにねえな」
「俺の青は、空と海の青だ。自由と死、そのどちらでもあって、どちらでもない」
暴走するクー・フーリン・オルタの精神世界でマスターが見たのは、穏やかな平原と、岩を背に座り込む少年セタンタだった。
「追いかけっこに負けた」と呟く彼に、マスターが差し出したのは、救いではなく「地獄へ戻れ」という残酷な肯定。
――メイヴという名の重い呪いを背負い、猛犬は再び夕日の射す戦場へ。

ケルトのルーツに関する捏造設定あり