星の棘に触れた少年 ――使徒聖第十二席、最前線で「恋」を分解する――
作者:雨風 時雨
原作:キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦
タグ:R-15 オリ主 残酷な描写 アンチ・ヘイト 原作崩壊
「――皆さん、下がってください。ここから先は、僕が引き受けます」
崩壊する戦場。一個師団を無に還した「化け物」を前に、少年は物腰低く、けれど絶対的な威厳を持ってそう告げた。
少年の名はアルゴ。天帝国最強の精鋭『使徒聖』の末席に座る、機械仕掛けの猟犬。
彼の皮膚の下に這う人工神経が、脳を焼くほどの熱を伴って加速し、世界を止める。
「……また、鉄屑。……増えても、同じです。すべて、バラバラに、してあげます」
対峙するのは、漆黒のドレスを纏った正体不明の少女。
彼女が指先を振るえば、目に見えぬ棘が空間そのものを分解し、帝国の最新兵器を原形も留めぬ塵芥(じんかい)へと変えていく。
少年は見てしまった。
眼帯の隙間から覗く、少女のひどく空虚で、吸い込まれそうなほどに澄んだ青い瞳を。
(――なんて、綺麗なんだ)
殺し合うことでしか繋がれない二人の、嘘だらけの聖戦が幕を開ける。
崩壊する戦場。一個師団を無に還した「化け物」を前に、少年は物腰低く、けれど絶対的な威厳を持ってそう告げた。
少年の名はアルゴ。天帝国最強の精鋭『使徒聖』の末席に座る、機械仕掛けの猟犬。
彼の皮膚の下に這う人工神経が、脳を焼くほどの熱を伴って加速し、世界を止める。
「……また、鉄屑。……増えても、同じです。すべて、バラバラに、してあげます」
対峙するのは、漆黒のドレスを纏った正体不明の少女。
彼女が指先を振るえば、目に見えぬ棘が空間そのものを分解し、帝国の最新兵器を原形も留めぬ塵芥(じんかい)へと変えていく。
少年は見てしまった。
眼帯の隙間から覗く、少女のひどく空虚で、吸い込まれそうなほどに澄んだ青い瞳を。
(――なんて、綺麗なんだ)
殺し合うことでしか繋がれない二人の、嘘だらけの聖戦が幕を開ける。