近代化とともに歴史の闇に消えたはずの陰陽道。
しかし現代日本には、秘密裏に怪異を鎮め、その力を管理する国家組織が存在する。
――その名は「因妖庁《おんみょうちょう》」
裁羽奈《たちばな》タタラは因妖庁に所属する盲目の少女。
電磁波を感じ取り、操る強力な因妖術を駆使して、怪異事件を鎮圧する日々を送る。

ある日、タタラは突然の配置転換を命じられ、新幹線で京都へ向かうこととなる。
だが、古都・京都では「オノゴロ」と名乗る謎のテロ組織が暗躍していた。

オノゴロの目的とは?因妖庁が隠す闇とは?

それぞれの思惑と闇が渦巻く京都で、タタラはやがて、自らの過去と世界の知られざる真実に触れることになる。

誰よりも”見える”が、誰よりも”見えない”少女は一体何を視る――。