読み切りSS(※遊戯王作品)
作者:ウェットル

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天の雀  2019年10月06日(日) 01:26 (Good:0Bad:8) 10話 報告

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さか☆ゆう  2019年10月05日(土) 18:38 (Good:10Bad:0) 10話 報告

デュエリストの初恋はやはり強かった

-追記-

今回は『叶える』猛者でしたね

返信:ウェットル 2019年10月05日(土) 17:55

初恋は叶わぬものとよく聞きますが。
『叶える』猛者もいるらしいんですよ。

んー、ストロング。一応主人公なのに。


gsころりん  2019年10月04日(金) 11:10 (Good:1Bad:0) 10話 報告

完結おめでとうございます。


しかし、主人公の遊矢の評価すべき点は評価しているところが素晴らしいですね。

(31行省略されています)

返信:ウェットル 2019年10月10日(木) 07:32

 完結できました。ありがとうございます。

 もとより連載中となっている別作品にも描いているように、自分は「舞網チャンピオンシップ編での榊遊矢個人」については、まったく嫌いでもなんでもありません。
 元から仮面ライダークウガ系の主人公成分が含まれているのに、なんか自分の期待から見て、全体が明後日の方向に行っただけです。要所要所では期待通りなんです。
 ただ、こういった善性の凄い主人公キャラの理想は現実が厳しすぎるので、あえて真正面から「テメェは気に入らねぇ!」(※ ただし、実力は認める。)のスタンスを貫ける海馬系キャラが、榊遊矢の仲間には、やはり必要だったと思います。
 わりとオリ主転生、転移系では、こういう認めるべきところは認めるっていう海馬系主人公って、遊戯王作品だと作れそうで作られていないですよね。そもそも他人が否定や拒絶できるものを持っている遊戯王の主役ってのもまた、そんなにはいない気もしますが・・・・・・。

 さあ、本命のアンサータイムです。くっそ長いですぞ。


Q-①
 なぜ、赤馬零王はこんな早い段階からリバイバルゼロを起こすのでしょうか?
原作と同程度の時間しかなさそうなのに、充分な生命エネルギーが集まるとは考えづらいのですが。

A, あんまり原作とは、計画の進行状況が変わってはいません。
  時間が問題ではないのです。逆説的に推論づけた『資源の量』の問題なのです。

 そもそものエクシーズ次元編でも、ハートランドの住民を100%回収できていなかったという野呂の発言から、筆者の個人的な推察により、

「ARC-V舞網チャンピオンシップ編の最中、主戦力であったと思われる黒咲隼やユート、カイトが様々な理由でレジスタンスから離れた結果、レジスタンスはオベリスク・フォースにより壊滅。あのデュエル庵に生存者が生活できてしまうほどに、カード化されていない人が減っていた=反比例で『カード化された資源として、ほとんどの住民を回収済みである』」

 ものと捉え、シンクロ次元編での脚本上の尺の長さ、すなわち見かけの時間経過の間に可能な住民の回収効率を問わなければ(あくまで、各次元編で脚本上のやることは最低限決まっていた=尺の長さは関係ないと仮定してですが)、原作でのリバイバルゼロ実行時と同様に、すでに舞網チャンピオンシップ直後には次元融合は実行可能ながら、実際には赤馬レイの復活にだけは器となる赤馬零羅を必要とする程度のエネルギー量を確保してはいた・・・・・・のではないかと判断しました。
 メタ(制作側の事情)読み込みの推察ですが、もうちょっと原作脚本の初期構想がスッキリしているのであれば、問題なく推測自体は合ってると思います。
 言うまでもありませんが、そのあたりが違っていたならば、こちらが間違ってます。

 また、原作でもエクシーズ次元の住民を回収しきっていないまま、赤馬零王はリバイバルゼロを実行に移しましたが、それはあくまで「ズァークに対抗する力」と「赤馬レイの復活」による「ズァークの撃退」が最終目的にして手段であったためであり、それらは赤馬レイの分身たちを統合することで取り戻せて、すべてが実現可能とするもの。
 四枚の「en」カードを回収し、赤馬レイを復活させることを最優先とするならば、ぶっちゃけ四人揃ってしまえば十分ではあるのです。あとは分裂したままのズァーク、その分身を各個撃破してしまえばいい。

 原作でせっかく四人揃えていたのに、なんでわざわざ洗脳して迎撃させていたのかについても推測はしていますが、話が変わるので、この返信では答えないものとします。


Q-②
 なぜ、こちらの小説の遊矢は主人公にランサーズ入りを強要したのですか?
遊矢の精神性に問題が無いとは言いませんが、それでも遊矢は戦争を嫌がる人に対し、戦争参加を自分の手で強要する人では無い気が。

A,だいたい周りに流されたからです。
 強要したのではなく、あくまで周りの期待や声に応えようとして行動した結果、デュエルで決めるべきではないことを「エンタメデュエルで考えを改めてもらおう」と根本から問題認識そのものに問題がある言動を実行に移したり、想定外な方向でデュエルを楽しんだ主人公たちへ思わず見当違いな逆ギレをして、結果的に強要したように見えただけです。

 あくまで遊戯王によくある展開のひとつ、デュエルを通して考えを改めてもらうというものを、そのままエンタメデュエルに置き換えた別のなにかにして実行してしまった、この小説での遊矢の解釈違いの問題でした。

 ですが、流された経緯については、あえて描いていません。
 このあたりの背景を、ことの善悪やら義理人情やらを出して主人公を批判するキャラ、あるいは批判ですらない言いがかりをつけるキャラを出した場合、『描くべき本筋』とは関係のない『原作キャラクターへのヘイト』を読者が向けてしまいうるためでもあります。

 例えば義理人情に厚い権現坂、例えば主人公にあれだけ言われたのに諦めなかった場合の赤馬零児や、そもそも子を子とも思わない非道さは捨てても、赤馬零王への憎しみまでは捨てていないであろう、主人公は特に問題点を言及していなかった赤馬日美香。
 最悪のケースを考えるのであれば、「相手の臆病な気持ちをエンタメで奮い立たせろ」などというような、冗談にならない主張や詭弁を言ってしまいうる立ち位置の身近な誰か。こちらに関しては榊洋子、柊修造であれば絶対言わないでしょう。
 そんなことのためにエンタメってない「榊遊勝」にこそ信を置いたはずですから。
 逆に言えば、榊洋子世代のデュエルを知らない世代、子どもたちの誰かであれば、誰もが無責任に言っても決しておかしくはないでしょう。

 善性や正義感など、なんであれ自分に期待するような他人の声。
 ズァークと同様に流されやすい榊遊矢だからこそ、上記の展開のうちどれかに引っかかってしまった、などと描いていては、後味が最悪なんてものではなくなるためです。
 じゃあ、そんな展開にしなけりゃいい? それはそれで、残念ながらアークファイブらしくはないでしょう。『期待に応えること』が遊矢の課題のひとつなんですから。


Q-③
 ランサーズは原作通りシンクロ次元に行くみたいですが、赤馬零児は主人公にあれだけ酷評された後もスタンダード次元の守りとか専守防衛とかスルーしているんですか?

A,スルーしてはいませんが、楽観視はしています。

 「LDSの生徒で充分ではない」と原作同様にわかっている一方で、肝心の主人公がスタンダード次元に残っているため、あとは主人公のデュエルデータからレオ・コーポレーションに実現可能な範囲で同じカードや亜種カテゴリーを製作、赤馬日美香の管轄たるLDSで次なるランサーズの候補生を育成し、その状況で『必要に応じて』主人公を雇い入れる、あるいは防衛戦での共闘を提案する、といったプランを思いついたせいでもあります。

 専守防衛云々の戦略を聞いてはいても、どのみちシンクロ次元との同盟を先に築き上げてしまえば問題あるまい、といった判断を下すなど、経営者としてはともかく政治家や軍人のたぐいとしてはの話ですが、わりと独断専行や個人行動がすぎる点は原作と同様のままです。
 ある意味で、これは居残ってしまった主人公にも一因はあるでしょう。


雨宮417  2019年10月03日(木) 18:40 (Good:18Bad:0) 10話 報告

みんな感想が長いからシンプルに。

最後のお手々繋ごうすごい好き。
尊みヤバぃ。

返信:ウェットル 2019年10月05日(土) 17:52

よわびでじっくり(尊死)

大好きマン。いえい。


gsころりん  2019年06月15日(土) 15:44 (Good:3Bad:0) 9話 報告

最新話に関する質問が3つあります。



① 主人公は、次元統合を受け入れた方がマシと言っておりますが、次元統合した結果として、自分やBMGを含めた今を生きている人達が消えても構わないのでしょうか?
(23行省略されています)

返信:ウェットル 2019年06月15日(土) 22:40

 なっがぁ!? いや、自分も似たようなもんか! ※最後に追記があります。

Q-1,次元統合時の人類消失問題はどうするの?

A,そもそも赤馬一族の関係者以外が消滅する場合、『元の世界』を取り戻せなくなります。

 元からいた『元の世界』の人々が戻るのか、また人類が新生されるのか、あるいは『元の世界』の人々もまたズァークたちのように4つの次元に分かれてしまったのかさえ、原作では公言されていません。
 必ず人類が再編されてしまう場合、次はどのような文明が誕生するのかは予想がつかなくなり、『元の世界』はおろか『元の世界の頃のような生活スタイル』を取り戻すことさえ難しくなるでしょう。原始時代級から文明再スタートとかだったら目も当てられませんし。

 赤馬零王の想定がどうであれ、同じように人類が再編される可能性を念頭に置くのであれば、赤馬一族以外の人類もある程度は確保して文明を再構築できるようにしなければなりません。
 アークエリア・プロジェクトでさえも建前だとしても、アークエリア・プロジェクトが実現しないといざという時に生活基盤さえ成り立たなくなりますから、アークエリア・プロジェクトが実現できるだけの技術や「次元統合時には人類が消滅しえない」と判断できるだけのなにかが見つかった・・・・・・の、かもしれません。
 次元統合が始まった段階ですら、誰も消えていませんし、カード化された人間がもとに戻ってますからね。

 主人公は「次元統合時には人類は消滅し得ない」に賭けています。
 実際に原作通りになっちゃったら、『自分たちの記憶や人格』がどうなるかわからないからね。


Q-2,スタンダード次元は無抵抗であれと?

A,他の返信を読んでいただければわかるかと思いますが、「『私情』でスタンダード次元を巻き込むな」としか言っていません。

 専守防衛で迎撃するならばともかく、「自分から殴りに行くな」と言っているんです。
 そういう意味でのランサーズであるならば、最初から自分一人で勝手に行ってほしいというわけです。

 赤馬零児は国に認められた軍隊の長ではなく、しょせん一企業の社長なので、国の意向を問わずに独断専行で戦争に参戦して「侵略戦争に立ち向かおう!」と言い始められても、傍から見たら赤馬零児が他国の戦争に対して、勝手に自分の国を巻き込んだようにしか見えません。

 本文中でも言及していますが、「誰がスタンダード次元で街を守るのか」さえ明確にしていれば、主人公はまともに相手をする気はありました。前述のように「国の意向と関係なく勝手に行って、勝手に死んだかカード化された」のであれば、死体やカードを回収できなければ単なる失踪、蒸発と大差がありません。榊遊勝がやらかしてしまったことと何も変わらないのです。
 ですが、専守防衛で異次元の戦士を迎え撃ち、ちゃんと異次元の戦士が侵略行為を行っているのだと証明し続けられれば、国にも民衆にも「スタジアムでのそういうエンターテイメント」「異次元に行ったのではなく失踪した」と誤解される要素もないまま話を通させやすくなります。このあたりは原作でも意識して行われてはいますね。

 もうちょっと赤馬零児がゲスければ、「自分から攻め込みながら、専守防衛を貫いているふりをして融合次元が悪であるとスタンダード次元全体に印象づける」くらいはできたでしょう。

 あとは国から「そういう軍隊」として認められれば、心置きなく、公的に戦えるというわけですが・・・・・・そういうことを一切やらずに「危険だから殴りに行こう!」というのは、筋違いです。そもそもが『次元』戦争なので、規模を考えて行動するならば「国」ではなく「世界全体(次元)」に戦うことを訴えかける必要もあったはずなのに、そういうところをすっ飛ばしていきなり勝手に戦っているんです。

「お前らが攻撃してきたから、お前らが悪い」

 と、融合次元側に言われてしまえば、スタンダード次元全体が攻め込まれる理由を、融合次元側の大義を与えさせてしまったことになりますね。
 そうなったらもう止まりません、セレナの信じたアカデミアの姿が、そっくりそのまま実現してしまうことになります。いくら訴えかけても、スタンダード次元の代表かのように勝手に攻め込んだランサーズがやらかしてしまっているので、もう言い訳なんて聞いてもらえません。

 ランサーズ(自衛隊や自警団、アベンジャーズのようなもの)を作るのは勝手ですが。
 実際は『どう戦うか』が問題なんです。錦の御旗を持っていないかぎり、テロリストの印象だけでテロリストが信望していた宗教の印象まで決められて、同じ宗教を信じているひとたちが偏見や差別からろくな目にしか遭わなくなるような愚行をしているに過ぎません。

(S.H.I.E.L.D.の所属ですらない国の意向を無視して勝手に戦う自称アベンジャーズの自警団とか、最終的に本物のアベンジャーズを相手にシビル・ウォーでの一連の事件みたいなことを起こすと思いますよ、自分は。)

 カード化云々に関しても、「原作で具体的なアンサーがない」以上、彼にもまた具体的になにかをしようがありません。そちらの技術を勉強する気があるのならば、アカデミアのもとに下ったほうが早いとすら言えます。
 ちなみに実際にやった場合、デュエルモンスターズの受肉という赤馬零王の前科が原因で赤馬零王本人から狙われるかもしれないという秘密の研究のチキンレースが始まります。ならばスタンダード次元の赤馬零児のもとで、その脅威を正しく理解している赤馬零王にバレないうちに終わらせたほうが確実でしょう。

 第一、彼は正義の味方ではありません。
 《ブラック・マジシャン・ガール》(OCG)の味方です。

 また、スタンダード次元でのカード化はオベリスク・フォースの独断に因るものです。オベリスク・フォースを迎撃するためのランサーズであれば、大きな問題は発生しえません。
 上記のいずれも、この主人公が責任を取れるもの、取るべきものではないので、それをテーマにした別の主人公でない限りは取り沙汰されないものです。


 念の為、繰り返すようになりますが。


 意味合いとしては『死を受け入れろ』ではなく、『正しく戦え』。
 および、『国の軍隊(アカデミア)、世界(次元)と戦うということの意味を、よく考えてくれ』です。
 スタンダード次元はカード化されることを抗うな、などとは言っていません。
 『正しく戦えば、それでいい』のです。無関係な人間を巻き込んではいけないだけ。
 ランサーズを攻め込ませるにしても、「今は話が違う」のですよ。通すべき筋と話がある。

 巻き込みたいなら、錦の御旗を偉い人から預けられるしかない。
 たとえ、そのための方法が最悪の方法であっても、まずはそうするべきなのです。
 ・・・・・・そのような方法や時代の流れを、誰かが止めることはできるかは、別の問題ですが。

 また、「次元統合を待って、戦わないほうがマシ」とも思い切って描けてしまうのは、上記のような「錦の御旗を前提とした、専守防衛の戦い方」を正しいとしているだけではなく、主人公が原作の展開を知っているから、赤馬零王の目的を把握しているから(ストーリーの②を参照してください)という側面もあります。

 次元統合が始まった途端、カード化された皆が元通りになるストーリー展開すべてに問題があると言及するのであれば、最初からそういうものを描きます。ストーリーは受け入れた上で、「それ実際にやったらこうなるよね」「それ主人公とか今までの劇中のデュエルとか関係なく終わりうるよね」というアンサーを示しているのが【二次創作家が【ARC-Vの世界】に行ったら。】です。

 あくまでも登場人物である彼の本音としては、『ブラック・マジシャン・ガールと生き残ること』が重要であって、『自分の正義を振りかざして悪を倒すこと』は重要ではありません。
 赤馬零王とおおよその動機が大差なく、「大切なひとと、今までどおり以上の生活がしたい」だけなのです。

 ランサーズの都合で周りが巻き込まれるも同然もテロ行為もどきかゲリラ戦もどきをされて、未だにスタンダード次元には迎撃態勢など整っていないまま、スタンダード次元側の政府が何も把握していないうちに融合次元から攻め込まれたなら、今回のようにタピオカのようなものを飲んで談笑することすらできませんからね。
 そんなことを実行されれば、本来は間もなくにエクシーズ次元かどこかの国と同じような末路をたどるはずです。


 必要最低限の戦いをするにしても、赤馬零児の「錦の御旗もなにもない、正しく周りを巻き込む(政府の意向から国の戦争にする)わけでもない、テロ同然の戦い方」が問題なんです。



Q-3戦えば開ける道もあるのでは?

A,根気強く戦い続け、交渉し続けても、同じように次元統合のタイムリミットが進むだけです。(一番重要)
 むしろ、ARC-Vの物語での次元戦争は「榊遊矢がエンタメしない限り」道がかえって閉じやすいでしょう。

 エクシーズ次元を守り切るだけの戦力を用意できていない以上、榊遊矢のような「司令塔を直接懐柔する」くらいの大金星を実現しない限りは、スタンダード次元の手の届かない、届ききれない範囲で同じことを繰り返されるだけです。仮に交渉の段階に入っても、裏でそれをやられたら意味がない。
 また、司令塔を潰しても、アカデミアとは別の軍学校(GXさながらの『分校』など)か、軍そのものが攻め込んできてしまえば逆効果になります。エクシーズ次元で十分な数が手に入らないまま戦闘や消耗を激化させたなら、スタンダード次元やシンクロ次元に矛先を向けて集めよう、なんて方針の転換にされたら余計にマズイ。

 向こうは、まず次元統合のための「資源」さえ集まればいいのです。
 交渉であれ小規模な戦闘であれ、時間稼ぎはすればするほど逆効果でしょう。
 我慢しきれず思い切って舵を切られれば、いつスタンダード次元が本当に狙われるかも怪しいんですから。


 一方で、小競り合いで戦力の消耗を長引かせ続けたとしても、そのための人海戦術や時間稼ぎであれば、より多くの戦士を抱いているアカデミアのほうが圧倒的に優位です。
 当然、兵力の消耗や摩耗も、アカデミアの相手をしている側が激しくなるでしょう。具体的には赤馬零羅がオベリスク・フォース相手に疲れ果てるように。

 エクシーズ次元のレジスタンスでさえ裏切りが発生するほどなのですから、ランサーズにも同じことが起こらないとは言えません。精神的な疲労から、裏切ってアカデミア側につき、楽になる道を探すものも現れるでしょう。

 当然それらを止めようとしますよね。また戦いになりますよね?

 その状態から、現場のひと(ランサーズなど)が我慢できなくなって勝手に攻め込めば。
 また同じような戦争になるだけです。命令厳守の軍人デュエリストがスタンダード次元で手に入らなかった時点で、赤馬零児のやり方ではオベリスク・フォースが勝手にカード化させたように、沢渡シンゴのようなカード化への肯定派がしゃしゃり出て繰り返されてしまうだけです。

 どうあがいても激化するだけ、ゆっくり戦っても裏切りを誘発しうるだけです。
 ランサーズが攻めたのを口実にスタンダード次元を攻め込められたら、より激化するでしょう。
 交渉の余地も何も、最初からアカデミア全体とランサーズ数人では戦力が違いすぎます。
 そもそも相当な被害を出させたはずのレジスタンスでさえ、交渉の段階にすら持ち込めない。当時では未だに現場の野呂やエド・フェニックスが積極的にカード化を進めるように指示しているんです、戦いながらでは対話の場を作れるはずもないでしょう。



追記:以上の観点からであれば、榊遊矢は主人公足り得る「戦いに抗うもの」ではあります。
   原作では赤馬零児の判断が、榊遊矢を戦場に立たせ、結果的にエド・フェニックスの懐柔に繋がりました。
   アカデミアの作戦実行部隊さえ抑えてしまえば、「戦いにさせなければ」。
   前述のような展開になど一切ならない。 まさしく最高の一手、大金星です。

   こういった理由からも、自分は榊遊矢が嫌いというわけではありません。むしろ好ましい方ですね。

   今回の場合は。
   彼らを戦場に立たせるための赤馬零児の手段が、ランサーズの方針が最低最悪だっただけです。


シップス  2019年06月14日(金) 18:45 (Good:1Bad:0) 9話 報告

・ど~れだ?
ハートランドなんていう普通だったら迷う事ない街名なのにめっちゃ迷う事になる街よ……。
なお苦労度は大差ない模様(白目)
まぁ個人的には表面的には(というかナンバーズやバリアン関係除いたら)平和その物なZEXAL世界の方が、ガチ戦争状態なARC-V世界よりはマシとは思う。

・二次創作家が【遊戯王ARCーV】の世界に行ったら。⑤
「次元戦争? 知るかそんな事よりブラマジとデートだ!」を素で言える精神よ。
だからこの主人公好き。

しかしそんな中出てきちゃう遊矢()
昔から人の恋路を邪魔する奴はナンとやらと言いますが、果たしてどうなるか。

返信:ウェットル 2019年06月14日(金) 21:02

>>ど~れだ?
 ややこしさでは歴代遊戯王作品でも一番だと思うんですよね、ハートランド関係。
 なお、九十九遊馬たちがバリアン関係やe・ラー案件をどうにかできなかったら、バリアン世界と融合するための融合素材にされるか世界ごと滅ぼされるかの可能性は微レ存。
 どっちの世界線でも滅びの運命が現実になるかもしれない安寧の未来都市と、まだ生き残れるかもしれない戦争被害都市、どっちがマシなんでしょうかね・・・・・・??


>>二次創作家が【遊戯王ARCーV】の世界に行ったら。⑤
 雪だるま式に事態が悪化した世界線になっているわけですが、結局彼女たちが無事ならオールオッケーな結末に成りえてしまうのがまた残酷。かつ、シンクロ次元に飛ばされていない以上、彼女の身の安全はほぼ保障されたようなもの。

 原作イベントが丸々カットされて唐突にアークエリア・プロジェクトおよびリバイバル・ゼロ計画が成功してもおかしくなくなった現状において、もうほとんどデートする以外にやることはありません。
 やることが増えるにしても、それはケース・バイ・ケースというやつです。

 そういうワケなので、榊遊矢から干渉されるイベントが発生しました。
 これも全部、前回に赤馬零児の前まで連れてこられて、榊遊矢に顔バレした挙げ句、零羅くんちゃんの話からオベリスク・フォースとの闘いについてを赤馬零児にバラされてしまったであろう(※1)主人公のツキの悪さのせいなんだ!!
 デュエルディスクのデュエル戦績を記録しちゃう機能とかもあるから言い逃れできないしね!!!


 ・・・・・・そう考えると本当にツイてないな主人公。

※1 具体的な描写はしていませんが、冗長になるので冒頭の会話でバレたものと表現しました。


交響魔人  2019年06月14日(金) 18:41 (Good:1Bad:0) 9話 報告

 アカデミアというか、融合次元は全体が次元戦争に賛同していますよね。次元戦争に参加するためにエリートであるアカデミアに入学しようとしている一般人の描写がありました。それを考えると、アカデミアを倒して終わりとはなりませんね。また別の人物が次元戦争を主導するでしょう。

 そして遊矢君は暴走してしまいましたか。まぁ、他の遊戯王シリーズだとグールズとは戦わない、セブンスターズとは戦わない、痣があるけどダークシグナーとは戦わない、バリアンとは戦わない、ハノイとは戦わないと主人公の前で言うような物ですからね、それなりの実力者が。遊矢に限らず他のシリーズの主人公でも何かしら行動は取るでしょう。

 ただ主人公さん。既にオベリスクフォースが攻め込んできた以上、既に舞網市も戦場になっているのでは…?まぁだからこそ留守役は必要だと思いますけれど。

返信:ウェットル 2019年06月14日(金) 20:40

 宣言した立場を「敵・味方」の観点だけで考えれば、冒頭の目線を受けて当然ではあるんですがね。
 デュエル以前に「次元戦争」である以上、一個人や一企業の勝手な過干渉が原因で、国家間ならぬ次元間の戦争にされたら、誰だってそりゃあ「ふざけんな!?」ってハナシでしょう。
 そういうミリタリーな話になると、歴代でも「戦っちゃいけなかった」かもしれないのです、ランサーズが。


 しかも、そもそものオベリスク・フォースたちは『エクシーズ次元の残党回収』に『セレナの確保』を兼ねた活動をしていただけ。劇中のデュエル描写も、元を正せばオベリスク・フォースたちが勝手にスタンダード次元の人間までカード化させ始めたという、命令にない行動を実行した結果。
 「スタンダードは敵ではない。」とストレートにスタンダード次元への侵攻に否定的だった赤馬零王に対しての、捉えようによっては命令違反とも解釈できるやらかしに過ぎません。
 赤馬零王が相応に償えば、まだスタンダード次元との戦争には成りえない段階のはずだったのです。
 残党回収もセレナの確保も、融合次元側の事情がバレていないうちであれば、まだ誤魔化しも効いたはず。
 (具体的には、異次元で犯罪行為を繰り返すものがスタンダード次元に逃げてきた、でもいい。)
 少なくとも、舞網チャンピオンシップから間もなくでさえあれば、まだどうとでもできたのです。

 一回や二回、国や軍部の意向と関係のない場所で喧嘩を始めたり銃をぶっ放した兵士は「戦場」で「戦争」をしているとはいいませんが、これが相手の国との間でのいざこざになれば次こそ「戦争」にはなりえます。
 ぶっちゃけたハナシ、現場にいたオベリスク・フォースがやりすぎたのが不味かったし、自分の親父との戦争ゲームが最終的に、本格的な「異次元の国同士の戦争」になることを深く考えてない赤馬零児も不味かった。
 全員が全員、引いちゃいけない引き金を引いて撃たれて「お前が悪い!」と言い合っているようなものですね。
 政府とか軍部とかそっちのけで、現場にいる人達が・・・・・・ですけども。

 伝わりにくかったようですが。
 主人公は本気で『本物の戦争』にされたくない、という表向きの立場でランサーズを拒絶しているのです。
 実際には、インセクター羽蛾やダイナソー竜崎、あるいは梶木や孔雀舞が、グールズやドーマ、未来でのセブンスターズやダークシグナー案件に関わりたくないと言うようなもの。
 城之内あたりなら説得に行くかもしれませんが、言ってることはまだ一般人らしい方でしょう。
  
 ・・・・・・だからこそ、どこかのピエロが口笛を吹いたんですがね。


雨宮417  2019年06月14日(金) 10:06 (Good:2Bad:0) 9話 報告

前世から好きでしたと言う作家と
今のままの貴方が好きですと言うブラマジガール

両思いの二人であるが作家に対して詰め寄る男が一人
じかいがたのしみですねぇ(白目)


スれたブラマジガールは需要有ります。かわいい

返信:ウェットル 2019年06月14日(金) 14:36

めちゃくちゃ難しそうなことをごちゃごちゃと言ってはいますが、ようするに「BMGのためになる/ならない」という視点で動き続けているので、言ってることはゲスでも滅私が過ぎるんだよなぁと。

色々と甘さはある今回ですが、気づいてます?
この子ら、いまだに面と向かっては告白してないんだぜ……?
(口から砂糖流しながら)


交響魔人  2019年04月22日(月) 21:16 (Good:3Bad:0) 7話 報告

社会の底辺だったのに、異世界転生したらチートもらって英雄になってハーレム作って…。という作品に違和感を持つのはわかります、堅物さん。まぁそれはそれで勢いがあって面白いのですが。

堅物さんは前世で真っ当に現実を生きてきたように感じました。据え膳食わぬは男の恥と言います。お幸せに。二言目がハルトなオリジナルのカイトより、中身が貴方の方が彼女も幸せな気がします。

返信:ウェットル 2019年04月23日(火) 15:50

 オリ主×原作キャラのカップリング関係については程度もあるので、あまりあれこれ言えませんが。

 少なくとも堅物転生者は「現実」に生きて、「現実」に死ぬことを頑張ったひとなので、今回のように周りから「熱」に浮かされたような真似をされると対処しきれなくなる・・・・・・というコメディ要素があります。

 ツッコミ役ですね。(精神的疲労で)損をする真面目キャラというやつです。

 ぶっちゃけ自分は主人公が底辺相当でも構わないのですが、それはそれで「前世」がどうだったのか、どういう人間性があったのか、そのうえで自分自身や周りに何をしようとして、何をしないのかさえあれば、だいぶ印象は変わると思うんですよね。チートや持ち込んだものがなくても魅力的な転生者はいますから。
 そこまで描かないにせよ、転生してからの姿勢を描けば、それとなく「どういう人間だったのか」は推察できるわけで。 堅物転生者はそこまでメタいことを解釈せず、典型的な転生者の人間性のほうに目を向けている状態です。

 もっとも、彼と似たような答えは、いろんな漫画作家さんが真面目に描いているんですが。
 【二度目の人生】への夢に「それでも」としがみつくのか、「それはそれとして」で【今生の夢】を抱くのか。
 どっちがカッコいいと思いますか? 二度目の人生が来てしまっても、どちらが真似したいでしょうか?
 そういったところかもしれません。転生者ありきの物語へ、ときに違和感を抱いてしまうことがあるのは。

 自分はできるだけ、「真似したいものはある」転生者を描きたいですね。
 当の彼らが「楽」に生きられるのか、仮に「楽」だとしても、それは「幸せ」だったのかは別として。


ミストラル ID:KDOTJsQo  2019年04月22日(月) 18:52 (Good:2Bad:0) 7話 報告

どの主人公もリアリストでいいゾ~これ
体を大事にしてこれからも頑張って下さい

返信:ウェットル 2019年04月23日(火) 15:24

 頭ン中が夢いっぱいで生きていられるなら、犯罪者相手に抗う社会なんて生まれないわけで。
 ちゃんと「悪」がある前提で「普通」に生きているひとなら、「勝てば、楽しければ正義」「気楽に二度目の人生を生きる」といったキャラクター性とか笑っちゃうくらい陳腐に見えるようで。
 それでも抗いにくいのが「夢」「願望」を容易く現実にしかねないチカラ、状況なわけで。

 どの主人公も「夢」「願望」にどこまで向き合うのかをテーマとしています。
 合理的に考えて損得勘定から誰かを見捨てるが、あえて自分の恋のために生きるのか。
 二度目の人生に一度目の人生での妄執を持ち込まないようにしても、向こう側から誘惑されるのか。
 妄執が叶ったあと、常にカード化の恐怖に晒されてもなお生きることを選ぶのか。
 そんなことよりデュエルしようぜ! に振り切って楽しむのか。

 脳みそがパンクしないように頑張ります()
 



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