ロイヤルより愛をこめて
作者:加賀崎 美咲

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MOBIUS513  2021年04月07日(水) 20:40 (Good:4Bad:0) 4話 報告

 ロイヤルより愛を込めて、読了前は「ロイヤルから」と思ってましたが、読み終わってみると「ロイヤルよりも」という意味だったと気がついて身震いしました。
 確かにキャラクターは全てを決められてますが、受け手によって受け方が変わって新たな物が生まれますし、同一規格で製造しているはずの物も個体差が生まれてます。さらに製造されてからの体験も全く同じというのはあり得ないわけで、自分が関わった物が唯一無二となるのだと思います。
 この物語の初代ベルファストは、色々な体験の中で指揮官への愛が生まれてそれを重視したと思うとそれはベルファストはもう唯一無二の存在であったと信じたいです。
 1話1話読んでいくうちに物語に引き込まれていき、本当に面白かったです!また読み返しにきます!


優しい巨人  2020年01月13日(月) 20:18 (Good:3Bad:0) 4話 報告

各お話ごとに『何故?』と思いながら最後まで読みました。とても哀愁を感じるも楽しかったです。
『代えはいくらでもいる』『人に作られたモノが人並みの情緒を産み出せるはずかない』そんなことはないよ、
キチンとした思いはあるんだよ。そうポジティブに感じ取れました。こういった『ロボットは人の夢を見るか?』といった哲学的なお話ば大好きです。それをアズールーレーンというコンテンツで演じてもらえると尚更でした。また読み返しに来ます。

返信:加賀崎 美咲 2021年01月13日(水) 21:10

感想ありがとうございます

この物語は作者が友人とソシャゲへのキャラクター愛についての議論が元ネタです。ソシャゲのキャラ愛って結局、スマホごとでサーバーから流される同じデータをプレイヤー全体で共有して愛して、そこにプレイヤーごとの唯一性は一切ないんですよね
しかし私たちはソシャゲのキャラクターを愛しているんです。ではそこにある愛の本質って何よって考えた時に、私はアプリを遊んだという経験を共有したアイコン、言うなれば冒険の記憶を象徴する顔役もと思うんですよ。
だから一字一句プログラムが同じデータでも、プレイヤーにとってはそれが唯一の『ベルファスト』になるわけです
そういう考えがあって、アズールレーンというゲームにおける同じ顔、声のするドロップデータへの偽りない愛着を私なりに正当化した作品でした。
この作品を読んでよかったと思えてもらえたら言うことはこれ以上ありません

ありがとうございました


余韻ぶっ壊しマン ID:2YrUsi.Y  2019年12月17日(火) 01:11 (Good:1Bad:0) 4話 報告

被創造物としての造物主への敬愛、それを否定するため愛に殉じた
愛って何なんだろうな・・・


考察してる最中、彼氏の目の前で飛び降り自殺する女の話を思い出した
捧げ尽すことも愛なら傷つけ奪うのも・・・愛?

返信:加賀崎 美咲 2019年12月29日(日) 15:07

感想ありがとうございます

強く思い過ぎることで刃物のようになってしまった愛情。
本人はそれを作り物ではない自分だけのオリジナルだと主張したかった。それだけの話ではあります。
その事実をどのように解釈して受け入れるか。その点で指揮官やエディンバラ、ベルファストは心を悩ませました。
良くも悪くも愛とは自分の中にある解釈を当てはめることでしか他人の感じる愛を理解し合えない感情ではないかと私は思います。


takaMe234  2019年12月16日(月) 14:49 (Good:0Bad:0) 4話 報告

愛の実証の為のイレギュラーですか
彼女は残される指揮官の苦しみや哀しみも理解した上で捨て身をしたんでしょうね
愛は最高の献身でもありますが、同時に最大の残酷でもあると思います
確かに刻んだ傷跡は指揮官の記憶が薄れたとしても、指揮官の深層に残り続ける
現在のベルファストを見る度にシクリと痛むだろう心の痛みは、同時に指揮官が彼女を愛してた証明なんでしょうねぇ

返信:加賀崎 美咲 2019年12月29日(日) 15:00

感想ありがとうございます

はい。『ベルファスト』は残していく人たちを傷つけること覚悟して、自己犠牲を選択しました。それは愛の証明でもあり、メイドとしての用意された自分に満足できなかった我がままでもあります。
金太郎飴のようにいくらでも代わりのきくキャラクター(データとしての艦船)から、ただ一つの『わたし』を指揮官(要はプレイヤー)に残せたことは本人としては非常に満足のいく結果だったとこのベルファストは思っていることでしょう。


トリック  2019年12月16日(月) 09:39 (Good:1Bad:0) 4話 報告

愛は全てを受け入れて超える。
一人の艦船の生は死を以ってして意味を見出した。
感動しました。

返信:加賀崎 美咲 2019年12月29日(日) 14:51

感想ありがとうございます


takaMe234  2019年12月05日(木) 11:19 (Good:0Bad:0) 3話 報告

やはり変装でしたか
しかし、庭園からベルファストを遠ざける側に居た姉があそこに彼女を導く筈がない
となれば、庭園へと入っていった自分の影は?
鍵だって管理者であるシリアスが持っていて破錠でもしないかぎりは入る事が出来ない
そもそも、何故第二話でベルファストは提督が愛飲してたミルクティーを事前情報なしで淹れたのか
停滞と妄執に満ちた鎮守府の真実とは

返信:加賀崎 美咲 2019年12月16日(月) 01:51

感想ありがとうございます

ええ、エディンバラの変装でした。その理由は次回。
そしてベルファストが追った影の正体も次回です。
文字通りロイヤルより愛をこめて。その意味も含め、全ての謎をベルファストが解き明かします。
よろしければお付き合いのほどよろしくお願いします。


takaMe234  2019年11月27日(水) 13:55 (Good:0Bad:0) 2話 報告

誰かが変装してるのではなくて、マジで化けて出たのかな?

化けて出て来た場合の彼女の悲哀と嘆きは凄いでしょうね
あの中庭が荒れ果てる前、彼女と提督のお茶会が愛と慈しみに満ちていた頃
その時が幸せに満ち足りていればいる程、失った時の喪失感は凄いでしょう

返信:加賀崎 美咲 2019年12月05日(木) 03:26

感想ありがとうございます

その答えは次話の中で。
何かを失って喪失感を感じるのは何時だって残された周囲です。人は死んでしまっても周囲に生きていた時と同じように影響を与えてしまうものです。はたして悲しみを抱いているのは誰なのでしょうか。


一般目撃憲兵 ID:NwYRlGpo  2019年11月27日(水) 02:01 (Good:0Bad:0) 2話 報告

やっぱそっちのルートかな?

どうせ出るなら指揮官の方に出てやればいいのに・・・
夢での逢瀬ぐらい許されてほしいゾ

返信:加賀崎 美咲 2019年12月05日(木) 03:24

感想ありがとうございます

私はベルファストなら、きっと彼女は夢での逢瀬を望まないように思います。でもそれはそれとして、そういうシチュエーションは好きです。


トリック  2019年12月02日(月) 21:18 (Good:0Bad:0) 1話 報告

幸福な日々を送っていた過去があり、大切な人が失ったことで現在は瓜二つの艦娘を見ても何も思えなくなってしまった。

返信:加賀崎 美咲 2019年12月05日(木) 03:27

感想ありがとうございます

人が何を感じているのかなんて、それこそ一つに溶け合ってでもしない限り分からない永遠の謎です。


takaMe234  2019年11月22日(金) 16:12 (Good:2Bad:0) 1話 報告

序盤の甘々なやり取りと、如何にもな乾いた感じの鎮守府の在り方
次節からして、冬の初めに来たベルファストが春になるまでに凍てついたご主人様の心を解きほぐす感じになるのかどうか

返信:加賀崎 美咲 2019年11月26日(火) 23:27

感想ありがとうございます

ひとつだけヒントを申し上げておくと今作のテーマはカタチとアイということにしています。
ベルファストとご主人様の関係と、その時系列に注目していただけると話がなんとなく見えてくると思います。
短い話にはなりますがお付き合いのほどよろしくお願いします。



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