ある少年がいた。弟と両親を殺された少年は、弟を蘇らせようとする。死者を蘇らせる、という生物の理に反する行為。人の身に余る業。神は怒り、彼は不死者となり、呪いをかけられる。

 命を尊く思えば思うほど、周りの命を奪ってしまう、矛盾の呪い。

 多くの無垢の魂を奪った。愛した少女の命さえ奪った。

 不死であるが故、終わりはない。際限なく、いつまでも命を奪い続ける。

 400年。彼は苦しみ続けた。

 やがて彼は、世界のやり直しをはかる。世界を終わらせ、新しい世界でやり直そうと考えた。

 しかし、それも打ち砕かれた。魔導士ギルド「フェアリーテイル」によって。彼が愛した少女が作ったギルドによって。

 彼を救ったのは、他でもない。彼が愛した少女だった。同じ呪いを持つ少女だった。

 神の呪いに打ち勝つもの。それは、「愛」。一なる魔法にして究極の魔法。

 矛盾の答え。それは「愛し愛されること」だった。





 少年は少女と共にその永き生に終わりを迎えた。


 かに見えたが………







 
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