魔法少女いろは☆マギカ 1部 Paradise Lost   作:hidon

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・こちらは、メインキャラクター紹介欄です。

・本編のネタバレを含みます。なので、こちらを読まれる際は、一度本編をお読み頂くか、第1部下部の「ざっくり解説集」を閲覧されることを推奨致します。



設定資料集
メインキャラクター紹介


《項目》

 

  ・環 いろは

  ・七海やちよ

  ・八雲みたま

  ・由比鶴乃

  ・二葉さな

  ・深月フェリシア

 

 

 

 

 

・環 彩羽 (読み:たまき いろは)

 

 

「深淵を深く覗き込み過ぎれば、奈落の底に引きずり込まれてしまうであろう」

 

        ――――フリードリヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』

 

 

 主人公。15歳。

 繰り返し見る不思議な「夢」の真相を確かめるため、その手がかりとなると思しき「小さいキュゥべえ」を探して神浜市にやってきた魔法少女。

 元々は宝崎市で家族三人(自分、父・輝一、母・耀)で平穏に暮らしていたが、神浜市に訪れた事で、人生の歯車を狂わされていく。

 魔法少女としての願いは「妹の病気を治す」事だったが、何故か物語当初は忘れてしまっていた。

 七海やちよの妨害こそあったものの、小さなキュゥべえに触れたことで、上記の願い事と、最愛の妹「うい」の記憶を取り戻す。

 しかし、直後に、両親がサンシャイングループに攫われてしまう。

 父の友人にして神浜市長・夕霧青佐の勧めで、神浜市・中央区の【みかづき荘】へ移住し、家族と日常を取戻す為にサンシャイングループと戦うことを決意する。

 

 引っ込み思案の心配性だが、一度“こう”と決めたら決して譲らない頑固な一面もあり、神浜市最強の魔法少女である七海やちよに対しても、実力差を思い知ったにも関わらず、一切怯むことなく主張を貫き通した。青佐曰く「父親譲り」。

 

 記憶を取り戻した後も、度々「自分は知らないのに、自分の事を知っている人間」達が出現する悪夢に悩まされ、自分が過去に何をしたのか、何者であったのか、取り戻した“うい”との記憶が本当の物であったのか疑念を抱くようになる。

 

 

 

 

・七海八千代 (読み:ななみ やちよ)

 

 神浜町中央区在住。みかづき荘の住民の一人。

 神浜市役所勤務。19歳という若さながら、治安維持部の部長を務める魔法少女。

 かつては<チーム・アマテラス>という名の魔法少女部隊を率いていたが、現在はたった一人で神浜町の治安を守っている。

 市民からは「英雄」「女神」「守護神」と評される程の絶大的な人気を誇り、魔法少女の実力も市内では最強と謳われる等、あらゆる意味で神浜市の象徴と呼ぶべき人物。

 しかし、一方では最近になって、治安維持に対して消極的だと、市民からは極小規模ではあるが、不満の声も挙がっている。

 家族はいない。

 両親は共に立派な消防隊員だったが、幼い頃に任務中の事故で亡くなった為、祖母に育てられた。現在は祖母が経営していた民宿・みかづき荘に住んでいる。

 

 過去のある一件から「誰一人も死なせたくない」という強迫観念に囚われており、いろはが異変に関わっていると看破した際は、彼女の身を守る為に、敢えて暴力手段を強行して神浜市から追い出そうとする程。

 また、市内で蔓延る「黒い虫」達の暗躍や、大東区の麻薬問題にも強い嫌悪を抱いており、いずれは自分の命を掛けて全て排除しようと考えている。

 このように、治安維持や他者の命を守ることに尋常ならぬ情熱を注いでいる。治安を妨げるものは、例え守るべき市民であろうとも、狩人の如き鋭い眼光を向けて怯え竦ませる程である。

 魔法少女としてのプライドが高く、いろはや美代と敵対した場面では、彼女達の実力が自分より下回っていると理解していながらも、一切の情け容赦を見せることなく追い詰める。

 いろはの実力を認めた後は、自身を名前で呼ぶように促し、家族の失踪で悩む彼女に心から同情して、協力関係を築こうする等、本来の心優しく大らかな人格を垣間見せるようになっていく。

 

 二年前に、行政とサンシャイングループが推し進めた【参京駅北口地区市街地再開発事業】にみふゆの母・梓つむぎの勧めで参画しており、参京商店街に住む反対派の経営者達を事業に同意させた事で、由比鶴乃から強い憎悪を向けられている。

 また、やちよ自身もそうした経緯から鶴乃に対しては苦手意識を抱き、極力避けようとしていた。

 後に、いろはのアドバイスもあり、鶴乃とは和解する。

 

 梓みふゆとは幼馴染であり、かつては自身とみふゆ、雪野かなえ、安名メルの4人でチームを結成して治安維持に勤しんでいた。

 しかし、二年前に市外へPR活動している際中に、神浜市内で魔女の襲撃があり、かなえとメルが魔女と相打ちとなって死亡。更にみふゆの両親が魔女に殺されたことで、みふゆとの関係が一気に悪化。みふゆから一方的に退職願を叩きつけられ、チームは解散。みふゆとは絶縁状態となる。

 

 副部長の都ひなのとは、「自分に無いモノを持っている」と評価し、凸凹ながらも良好な関係を築いている。

 

 亡き祖母、七海 (そら)から合気道を伝授されており、その技術は『塩田剛三』の生まれ変わりと称されるほどの達人。

 魔法少女ストーリーでは、蒼海幇の中国武術家達と、死闘を繰り広げる。

 

 

 

 

・八雲美玉 (読み:やくも みたま)

 

 神浜町中央区在住。みかづき荘の大家。

 神浜市役所勤務。調整課で調整員を務めている魔法少女。

 普段は市役所地下に存在するBAR「ミロワール」で店長を務めている。

 年齢は本人曰く17歳とのことだが、本文中での描写やピーターとの会話からして本当は20歳以上の可能性が高い。

 七海やちよと比肩する程の美貌とナイスバディを持つ絶世の美女であり、いろはからも「神秘的で可愛らしい」と評価を受ける程。一方で卓越した武術家でもあり、店に殴り込んできた魔法少女達を尽く叩き伏せている。

 

 普段の性格はマイペース且つのんびり屋であり、「~~ねぇ」「~~わよぉ」と間延びした喋り方が特徴。しかし、魔女出現等の緊急時やシリアスな場面では普通の喋り方になる。また、時折鋭い目線で相手にキツイ皮肉を浴びせたりするなど、今一つ本性が伺えない。

 ピーター・レイモンドとはお互いに秘密を共有し合う程の仲であり、やちよからは名前で呼ばれたり、こころと共に、自身の経営するBARに招いて談笑するなど、他の公務員達と積極的に交流しており、また彼女達から信頼されている様子が伺える。

 味覚に障害があるらしく、自作のスムージーしか満足に食事が取れない。

 

 いろはに対しては、ソウルジェムに調整を施した際に【深淵】を見出してしまったことで危険視しているものの、彼女の境遇には心から同情を示している。また、度を超えた頑固な性格には不安を抱いており、神浜市で楽しく過ごしてもらいたいと願っている。

 

 

 

 

・由比鶴乃 (読み:ゆい つるの)

 

 神浜町参京区在住。18歳。フリーの魔法少女。神浜大附属学校高等部在学。

 参京商店街にある中華飯店「万々歳」の看板娘。

 底抜けに明るい元気溌剌な性格で人当たりが良く、商店街の住民からは老若男女問わず慕われている。

 常連客である織田一平からは「万々歳が潰れないのは一重に鶴乃のお陰」と評されており、自身の人柄で日々生活していける程度の集客には成功している様子。

 

 人見知りしない為、交友関係は広く、初対面のいろはともすぐに打ち解けたが、反面、治安維持部の魔法少女達を快く思っておらず、特に七海やちよに対しては強い憎悪を抱いており、直接対決した際は、凄まじい怒りと罵詈雑言をぶつけている。

 また、複雑な家庭環境に独りで対処しようと考えるなど、責任感が強く内向的な面も強く描写されている。

 

 かつて、万々歳の最盛期を築き上げた齎した祖父・由比鶏太郎に憧れており、いつかは自分の手で万々歳を全国に向けてチェーン展開したいという野心を抱いている。

 しかし、祖父への憧憬が強すぎる余り、「周囲の期待に応える自分」を演じる事に次第に囚われていき、悩みや不満を周りに打ち明けることは“弱さ”に直結すると考え、他人に頼ることを止めてしまう。

 

 二年前、地元の商店街に行政とサンシャイングループによる再開発の企画が挙がった際は、反対派の住民を集めて立ち向かおうと試みるも失敗。家庭内でも店の威厳を守るべく懸命に立ち振る舞うが、母・紀子と祖母・美江の裏切りに遭い、絶望。

 魔法少女の「願い」と「力」に縋らざるを得なくなる程に精神を追い詰められる。

 

 キュゥべえに「幸運が欲しい」と願い、念願の魔法少女の「力」を得るも、その代償として、紀子と美江は海外旅行先でテロに遭い死亡。更に再開発計画の主導者であった梓 康弘、つむぎ夫妻も魔女に襲われ死亡し、再開発計画が無期限凍結する等、「他者の不幸によって自分が幸運を得続ける」有様を目の当たりにし、激しく動揺。

 自分の“弱さ”が招いた現実から目を反らす為に、自暴自棄とも言える行動に走ってしまう。

 

 以上の経緯から、物語当初は、自身の存在意義を見失い闇雲に力に固執していたが、『力に頼らずに』神浜市最強の魔法少女である七海やちよに勝利した環 いろはに希望を見出す。

 

 後にいろはの弟子を志願。

 いろはのアドバイスと協力により、笑顔を取り戻し、徐々に前を向くようになる。

 そして、やちよが幼い頃、自分を暴漢から守ってくれた“青い髪の少女”であった事を思い出し、向き合う事を決意。

 話し合いの末、やちよの本心を知ることで、和解する。

 

 後に、やちよやいろはの助けになるべく、治安維持部の臨時職員として、入職する。

 

 

 

 

・二葉さな (読み:ふたば さな)

 

 神浜町中央区在住。14歳。フリーの魔法少女。

 小説家・阿峡 慎の下で暮らしつつ、彼の助手(アシスタント)をしている。

 人形の様にふわふわしたライトグリーンの髪の毛をツインテールに縛り、子犬の様なクリクリとした丸い瞳で、初見時のいろはがしばらく我を忘れて見とれてしまう程の愛らしい相貌の持ち主。

 心優しいが、自分に自信が無く、大人し過ぎる性格。

 一方で気の置けない相手には失礼になりそうな事を躊躇わずに言ってしまったり、耳に息を吹きかけて驚かせたりと随所で積極性や悪戯心を垣間見せている。また、尊敬する慎の執筆を助ける為に、難しい本を読みこんだりと、勉強熱心且つ信頼する者に対しては献身的な姿勢を見せる。

 

 いろはとは神浜中央図書館で出会い、家族を失った彼女の苦しみを慰めている。

 

 元々は慶治町水名区の大富豪・二葉家の令嬢だが、ある事情で自分自身を見失い、家族の下を離れている。

 (詳細は、第一部下部・二葉さな 魔法少女ストーリー 参照)

 

 

 

 

・深月フェリシア (読み:みつき フェリシア)

 

『では、(おれ)引剥(ひはぎ)しようと恨むまいな。己もそうしなければ、餓死をする体なのだ』

                         ――――芥川龍之介「羅生門」より

 

 

 正体不明の魔法少女。13歳。

 かつては、明京町役場に勤務しており、チーム・アメノハバキリの一員であったが、物語開始時から半月前に、常盤ななかから解雇を言い渡されている。

 その理由は、「あまりにも問題児過ぎた」とのことだが……?

 

 後に神浜市役所を訪れた時、七海やちよの手配で、みかづき荘に入居することになる。

 だが、やちよには最初から怪しまれており、毒物の使用を見抜かれたことで、本性を表す。

 

 その正体は“傭兵”(裏社会に生きる魔法少女)であり、その中でも“稼ぎ頭”(メカニック)と呼ばれる凄腕のヤクザ。『アステリオス』の異名を持つ。

 実年齢も15歳であり、固有魔法『忘却』の応用で、記憶も肉体も作り変え、無垢な13歳を演じていたに過ぎない。

 

 秘密結社・マギウスの翼から『七海やちよ暗殺計画』の依頼を受けており、実行するために、身分を偽って、みかづき荘に潜入した。

 正体を表した後、やちよ達みかづき荘の住民と激闘を繰り広げるが、敗北。

 身柄は一時的に、ミラーズに収容されるも、やちよの要望により、治安維持部の正職員として雇用される。

 

 後に、神浜市長の依頼で、大賢者試験を受けるいろはの補助を引き受ける。

 また、自身も大賢者試験を希望する。

 

 ちなみに現在、ソウルジェムには、みたまにより、細工が施されている。

 【承認式】であり、みたまに許可をもらわないと変身できない仕組みである。

 

 

 

 

 

 

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