学園都市という所は、外から見れば技術特異点を突破したモノの集う、科学者達の理想郷のような所だろう。
 しかしながら、内側の学生からすれば、不思議な能力が横行するという事などを除けば何の変哲も無い、ただの都会味に溢れた街なのだ。
 ありふれた高校に通う女学生、上方井鶴もまた、そんなオーソドックスな学生の一人だった。
 しかし、ある時から日常の揺らぐ可能性というものを捉え、変化が始まる。
 科学の蔓延する学園都市で、魔術が交錯し始まる本筋とはまた、異なる物語が始まろうとしている。