そこは星見台からは観測できない死角の土地。
語られぬ物語は空想でしかなく、ならばこそ、ここで静かに顛末だけを語るとしよう。
何、私は所詮後からそれを知った部外者でしかない。
あくまで私は解き明かすものであり、語り手ではないのだが、誰が聞くわけでもないのだから助手の真似事もたまには悪くはないだろう。
それは夢にして現の物語だ。
きっと我々にとってそれは断章でしかなく、ひそかに地球儀に記録された、本筋ではない端役達の物語だ。
よく言ってしまえばありふれたよくある話だが、私としては存外気に入っている。
さて、時は2012年、日本の片隅、神さえ見過ごす世界の空隙。
どこかのだれか、与り知らぬ少年の物語だ。
あらすじだと?そう焦る必要はない。
何事にも順序は必要だ。謎解きにも、物語にも語るべき順番というものがあるだろう。
ただ……強いて言うならば、それは後悔から過去を取り戻そうとする話かもしれない。
否、あらゆる事象に絶望した、凄烈なる復讐譚かもしれない。
それとも、愛と勇気がすべてを終わらせる陳腐な話か。
それこそ、最後まで聞くべきだよ。友よ。
※何人かのサーヴァント、基本用語以外ほぼオリジナルです。
オリ主、オリキャラ、オリ鯖、オリジナルご都合展開注意
| 断章『Fate/Genuine Objects』 | |
| 除幕『9月某日、八坂市にて』 | |
| 1話 『1章:語るに落ちず、夜もまた更ける』 | |
| 2話 | |
| 3話 |