―――第62回戦車道全国高校大会の決勝戦の日。昨日の夜から降り続ける雨でぬかる川沿いの一本道。こんな場所で敵からの襲撃を受けたらひとたまりもない、と足元を警戒しながらゆっくりと進行している。

―――…だが、次の瞬間、私逸見エリカの“物語”が始まった。―――いいえ、始めなければならなかった、と今は思う。


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