阿伏兎(不死者)に転生したサラリーマンの物語 作:アルトリア・ブラック(Main)
短いですけどごめんなさい
ー????ー
虚との戦いが終わり、物語はエンディングを迎えた。
自分より年老いて行く彼らを見て少しだけしんどくなったのは内緒の話だ。
「阿伏兎より歳上になったなぁ〜俺も」
「背丈だけはな」
神威も良い歳になり、結婚相手も見つけて平穏な生活を送っていた。
第七師団はもう引退し、地球で生活する事になったのだが…
(…地球のアルタナでも生きられる性能とか求めてねぇ…)
自分は江華のようなタイプではなく、どちらかというと虚のように他の星のアルタナに少しだけ耐性がつくようなタイプらしい。
(心臓に別の星のアルタナをモロに食らっても即死しないタイプ)
まぁ、とは言ってもそんな数千年単位で長生き出来る程の性能でもないが
「にしてもお前さんが子供を作るなんてなぁ、あの頃の団長に見せたら笑いながら殺しに来るだろうな」
そう言うと神威は笑いながら隣を座る
「あのさぁ、阿伏兎」
「なんだ?」
「ありがとうネ」
「……ハイ?」
豆鉄砲を食らったような顔になる。
「…そんな驚いた顔しなくても良いだろ…」
「いやいや、お前さんが人にお礼を言うなんて…明日には虚復活か?」
「今それになったら洒落にならんからやめて、お前には負けるけど、俺もそこそこな年になってある程度周り見えるようになったからさ、一応礼は言っておこうかなって」
「一応…ね」
ジト目で見ると笑って来る神威
「俺も母さんのおかげで長生きの分類には入れて、お前がメソメソするの見なくて済むのも嬉しくてさ」
「メソメソなんてしねーけど?!」
そう叫ぶ阿伏兎に苦笑いする神威
「阿伏兎はさ、将来どういう最期迎えたいの?」
「…は?」
神威は微笑みながらそう問いかけて来る。
「俺たちの死んだ後の話だから地球破壊しても構わないケド」
「…めんどくせぇからしねぇ」
「えー?阿伏兎のことだから簡単そうに見えたけど」
そうヘラヘラ笑う神威に無言になる。
「………」
「アルタナの不死者ってこの星にある漫画に出てくる不老不死より幸せだと思うよ」
神威はそう言って漫画雑誌を渡してくる
(…またなんつーもんを…)
「…幸せかどうかはしらねぇな…」
そう呟くと神威は「それもそうだけど」と言い、漫画雑誌のとあるページを見せる
「生きる意味を見出せずに虚みたいにならないように、俺から最後のお願い⭐︎」
神威は若い頃のように笑い
「俺の子供や孫達もよろしくね」
「ねー、あぶとー、あぶとって何歳?」
「100辺りから数えてねーな」
「じゃあ、ふじみのカミサマだぁ〜」
「…なんだその頭の悪い答え…てか、不死身って言葉誰から聞いた?」
少年は笑い、阿伏兎の膝にダイブする。
「ひーひーおじいちゃんから」
「…やっぱり、あの馬鹿隠す気ねぇじゃねぇか…」
少年は足をパタパタさせながら楽しそうに阿伏兎の方に絵本を見せる
「ふろーふしってしあわせ?」
あの馬鹿に似た瞳で、江華に似た見た目でそう言って来る。
「………幸せだな」
頭をぐりぐり撫でながら言うと「うわー」と言う少年
「時も経てばこの街も随分様変わりするのを見ていられるしな」
青い空に向けてそう呟く
ハイ、エンドロール1「エンドロールのない人生」完結です。
神威(享年???)
江華の血の突然変異なのか、ボケることなく3桁ギリフツーに生きた
(流石に後半は寝てることが多かったが)
晩年期の趣味は漫画を読むこと、自分が死んだ後の阿伏兎の事が少しだけ心配になってたときにとある漫画を見て提案した。
阿伏兎
江華と同じ星のアルタナでしか生きられないはずだったが、第七師団副団長としていろんな星を行っていたせいか、ある程度別の星のアルタナぬ耐性がついてしまった。
でも、最後まで虚のようになることはなかった。
それは神威と江華から託された願いがあったせい