「明けない夜はない」

 夜になっても待ち続けていれば朝が来るように悪い状況はずっと続くわけでもないし、耐えれば必ずいい状況になる。遠い昔、誰かがそう言ったらしい。
 確かに待っていればいつかは太陽が昇って夜は明けるだろう。

 なら、朝を連れてくる存在――太陽が消えてしまった場合は?

「はっはっは。大変なことになっちまったな~、少年。……で、これからどうするよ?」

「あの者達がこの地方からいなくなれば、彼らに害された者達の心は救われるでしょう。……どうです、私達のところに来ませんか?」

「違う、彼らは何もしていない!」

「そんなことを言っておきながら、お前は今までずっと俺達を見下してきたんだろう。見下してきた相手に追い詰められた気分はどうだ? ……なあ、黙っていないでさっさと答えろよ!!」


「――お前なんて、大っ嫌いだ!!」


これは、太陽を失った少年が夜明けを求めて旅をする物語。


サブタイトルに【Extra】が付いている話は番外編です。続けて読む際はご注意下さい。
  Sunset()
  Nightmare/Shallow2022年06月03日(金) 13:22()
  Nightmare/Deep2022年06月06日(月) 15:11()
  Nightmare/Depth2022年12月01日(木) 16:42()
  Dye/Black【Extra】()
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