第一部〈あきらの章〉
日本の一地方でありながら欧州風の外観を誇るあすなろ市。
そんな都市に半ば父親に追い出されるようにして、一人引っ越してきた無邪気な少年、一樹あきら。だが、彼はちょっとした事故により、トランクに入った不思議な少女に出会い、さらにはもっと不思議な魔法と奇跡に彩られた絶望の物語に巻き込まれてしまう。
『悪意の実』を食べた少年少女は『魔物』・『魔女モドキ』と成り、虐殺と破壊を繰り広げる。相対するは七人の魔法少女……そして、ようやく現れた正しき心を持つ『魔物』。
邪悪な狩人たる黒き竜の戯れに、蠍の騎士は異を唱える。同じ力を持ちながら、真逆の想いを懐く二人の少年。
これは邪悪による、邪悪のための蹂躙劇。最後に残るは絶望に満ちた最悪の終わり以外に在りはしない。

第二部〈大火の章〉
一度は絶望に蹂躙された一人の少年、赤司大火。
もし彼にもう一度、魔法少女たちを守る機会が訪れたとしたら、彼は迷わずそのために戦うだろう。
それが孤独な戦いだとしても、決して逃げる道などありはしない。
一つの奇跡に導かれ、蠍の騎士は過去の地に降り立つ。黒き竜の戯れを打ち砕くために。
次こそ、蠍は狩人オリオンを倒せると信じて。
〈大火の章〉完結。

※これは無邪気な悪意を持つ少年が魔法少女との出会いを通じて、さらなる邪悪へと開花していく事をコンセプトとした物語です。その要素が受け入れられない人は読む事をお勧めしません。

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