学生にして、歴戦の軍人を圧倒する才を見せる若者が居た。もはや暴力的とも呼べる才を用いて、同期の心をへし折る若者が居た。挫折した同期を見て、どこか安心したような顔をする若者が居た。

そんな若者に、誰かが「なぜ君はそうも強いのか」と聞いた。

若者はうつむいて、ただ「沢山殺しただけです」とだけ答えた。

隣の秘書艦の肘が若者の鳩尾を突いた。
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