行く先に咲くは徒花と知りながらも
作者:

オリジナル現代/文芸
タグ:R-15 ガールズラブ 残酷な描写 百合 偏愛 サイコパス
短いあらすじ
異常者が止めどなく溢れる人の欲に触れ、理解したいと望むようになるまでの話。


長いあらすじ
日比谷美哉(ひびのみかな)は異常者である。
ある日、道端に転がっている死体を見たことがある。上から落ちてきたものだ。
彼女は「ああ、邪魔だな」と思った。
しかし、怯えた風に振舞い、涙は流してみせた。でなければ、正常でないと認知しているがゆえに。

片ケ瀬千聖(かたがせちさと)は無能である。
何一つ自分の力でなしえたことがなかった、泣くことしか覚えられなかった無能である。
人の温もりに飢え、人との関りに飢え、しかしその術を知らなかった愚かな娘。

異常者は無能に役割を与え、思うがままに欲求を満たさせた。
結果、異常者は思い通りに行われる観劇に満足する。
しかし、異常者は理解できていなかった。理解しきれていなかった。
人の欲は肥大し続けるという事実を。
その本質を。

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