家族を失った青年は通り魔によって殺された。だが、どういう因果なのか、目が醒めると彼はドンキホーテファミリーの一員という立場を得てしまう。

 原作の悪役という勝手な嫌悪。元の少年が持つ記憶にある恩義と思い出。二律背反に苦しむ彼を待ち構えていたのはドレスローザの悲劇の夜だった。

 少年は悪役になり切れない自分の弱さを憎んだ。そんな彼はある日、大切な存在と出会う。

 それは許されざる出会い。
 その相手の名前はレベッカだった。
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