【プロローグ】
君は、花火を宇宙で見たことがあるだろうか。その虹色の爆発を、その目で見たことがあるだろうか。人の命の焔が虹彩となり、宇宙という漆黒のカンバスに画家のいない絵画を音もなく描き出すその様子を見たことがあるだろうか。これは人の業という命の焔に焼かれ、宇宙(そら)の大河に飛び込んだ若者たちの物語。
宇宙世紀0079。100億人まで増加した地球の人類は宇宙に移住を強いられた。これ以上地球を汚すまいと、人類は宇宙に旅立ち、過去2000年の歴史に別れを告げた。人々は宇宙空間のコロニーに移住し、そこで子を産み、死んでいった。人類の8割がスペースコロニーに移住完了したその時、地球の官僚や富裕層は地球に人類文化の保管を目的に残留しようとした。この時、宇宙移民である一般市民、スペースノイドと、地球に残る富裕層であるアースノイドに分裂した。これにより発生したスペースノイドへの差別を皮切りに、宇宙世紀0079年、地球より最も遠方にあるコロニー、サイド3の人類はジオン・レム・ダイクンを中心に『ジオン公国』として独立戦争をアースノイドと残ったスペースノイドに仕掛けた。その『一年戦争』が終結し、ジオンの息が絶えてから3年の月日が経った宇宙世紀0083年の春の日。サイド2、11バンチにて。
君は、花火を宇宙で見たことがあるだろうか。その虹色の爆発を、その目で見たことがあるだろうか。人の命の焔が虹彩となり、宇宙という漆黒のカンバスに画家のいない絵画を音もなく描き出すその様子を見たことがあるだろうか。これは人の業という命の焔に焼かれ、宇宙(そら)の大河に飛び込んだ若者たちの物語。
宇宙世紀0079。100億人まで増加した地球の人類は宇宙に移住を強いられた。これ以上地球を汚すまいと、人類は宇宙に旅立ち、過去2000年の歴史に別れを告げた。人々は宇宙空間のコロニーに移住し、そこで子を産み、死んでいった。人類の8割がスペースコロニーに移住完了したその時、地球の官僚や富裕層は地球に人類文化の保管を目的に残留しようとした。この時、宇宙移民である一般市民、スペースノイドと、地球に残る富裕層であるアースノイドに分裂した。これにより発生したスペースノイドへの差別を皮切りに、宇宙世紀0079年、地球より最も遠方にあるコロニー、サイド3の人類はジオン・レム・ダイクンを中心に『ジオン公国』として独立戦争をアースノイドと残ったスペースノイドに仕掛けた。その『一年戦争』が終結し、ジオンの息が絶えてから3年の月日が経った宇宙世紀0083年の春の日。サイド2、11バンチにて。
| 第一話 ほろ苦い温もり | |
| 第二話 勝者の冠羽、汗に濡れる | |
| 第三話 火種 | |
| 第四話 紅い目 | |
| 第五話 帰り路 |