遠い未来。
地球人類は、惑星間航行技術を確立し、様々な惑星を開拓してきた。そしてそれに伴う激しい利権争いや惑星間戦争は、人類社会に革新的な技術躍進をもたらした。すなわち、兵器である。
アーマード・コアは、そうした激しい戦争によって生み出された兵器であり、同時に当初、最強の人型汎用兵器とされた。
今でこそ上位互換となる最新型の戦闘兵器が目撃されつつあるが、それでも尚、ACは既存兵器の中でも上位の枠組みとされている。
だが、それを駆る兵士や傭兵の立場は低い。それは、ほとんどのACパイロットが機体の潜在性を引き出せないからだ。下位兵器であるMTの集団戦闘によって撃破されるケースも多く、今や戦場の主役は圧倒的な個ではなく、量産された均一な戦力なのである。
それに一石を投じたのが、強化人間の存在だった。
自在にACを操るパイロットは、リスクと引替えに高い戦闘能力を羨望の眼差しと共に得、そして強化人間の存在は、それ自体が特筆すべき部隊の主役たり得た。
その第一人者であるアーキバス強化人間部隊ヴェスパーの、最高責任者にして首席パイロットであるV.I フロイト。
彼もまた、ACパイロットにして、最強の名を欲しいがままとする求道者であった。
「えっと、名前は?」
「Forgettable」
「はい?」
「忘れっぽいんだよ。だから
!注意!
AC6作中人物の人格の捏造が多分に含まれています。
| 1 その男、記憶喪失につき | |
| 2 専門性 | |
| 3 激動 | |
| 4 決断 | |
| 5 猟犬 |