かつて世界を滅ぼす災厄として恐れられた邪竜エデン──になってしまった転生者。

千年以上続く封印から解き放たれた彼は、ひょんなことから聖女セレスティアの影に身を潜めることになる。

ところが、世界を脅かす六柱の使徒たちは、とんでもない勘違いをしてしまった。

聖女セレスティアこそ、帰還した王、エデンの新たな依代である、と。

世界を守る聖女が、人類の敵から王として崇められる。
そしてセレスティアは、人々を守るため、その誤解を利用せざるを得なくなる。

世界を守りたい聖女と、ただ穏やかに暮らしたい邪竜。

しかし、そんなささやかな願いとは裏腹に、王の帰還を信じた使徒たちは、次々と動き始める。

二人の望まぬところで、その勘違いは少しずつ世界の行方を変えていく。