人は誰しも、九十九…とまでは行かないが、多数の顔を持っている。鏡に映るその顔は本当の顔ですか?無意識に別の顔を演じていませんか?嘘をつかない人間なんて居ない。
自信満々な顔、人懐っこそうな顔、大人そうな顔、あざとい顔、蔑む顔、悲しむ顔、喜ぶ顔、怒る顔、楽しんでいる顔、真面目な顔、陽気な顔、泣き虫な顔、偉そうな顔、狂った顔、ツンデレ、セクシー、クーデレ、ヤンデレ、素直…などなど…例を挙げたら限が無い。

俗にいう「穢れ」それが感情を持つ人間の性であり、誰もが持つ「顔」、そして被っている「嘘の仮面」即ち仮面の下が本当の顔。しかし…その顔を、本当に見た事のある人はこの世に居るのか?

そんな物はありえない。しかし、「絶対に」ありえなくは無い。様々な理由で穢れの無い子だって、この世にはいる筈だ。例えば…その「穢れた記憶」が無かったりとか。記憶喪失とは違うそれを、世間では俗に「多重人格」と言う。




これは、次々起こる怪事件に知らない間に飛び込み奮闘する、多重人格の少女と個性豊かな妖怪たちが織り成す、小さな嘘と大きな絆の物語。

信じられない世の中でも、信じられる君はいる。





※注意※
初めてのオリジナル作品で、ほぼ衝動的に書き上げたため至らない部分もあります。メインは「妖怪」ですが原型を保たない者ばかり。
東方Projectのキャラとはまた違う擬人化妖怪と、鏡の中に友達がいて色んな人格を持つ少女がメインの四割バトル四割ミステリー二割ほのぼのな物語です。

こんな物でよければ、読んでみてください。
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