少女AはIS学園の一生徒である。
名前を名乗るほどの者ではない。
生まれも育ちも日本国で、黒目黒髪の割と端正だが印象が薄い顔立ちと、発育途上の体型に、少々男くさい嗜好で思考する。
ものは試しにとIS学園を受験してみたら要領よく合格できたので、せっかくだから目標に向かって青春を謳歌しようと考えた。
少々高い学費に入学許可を渋る両親を、もっぱら軍需産業のスポンサーで有名な基金の奨学金審査に受かったらという条件付きで首を縦に振らせ、期待に胸を躍らせて入学した。
そこにまさかのイレギュラー「織斑 一夏」が学園にやってくる。

少女Aなどまるで存在しないかのように、事態は勝手気ままに転がっていく――


※この物語はフィクションの二次創作です。登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものであり、実際の団体、あるいは人物とは一切関係がありません。