推薦作品:面倒なので黙っていたら天才参謀と誤解されました ファンタジー / 戦記
軍人としてはちょっと珍しい気質の主人公が、常に受け身な姿勢のまま、望んでもいないのに次々と舞い込んでくる困難な状況の中で、時に流され、時に対処し、またも流され……としているうち、あれよあれよと自身... (全文表示)
軍人としてはちょっと珍しい気質の主人公が、常に受け身な姿勢のまま、望んでもいないのに次々と舞い込んでくる困難な状況の中で、時に流され、時に対処し、またも流され……としているうち、あれよあれよと自身の思惑とはまるで明後日の方向へ評価されていく…… ええ、実に王道を行く勘違いモノです。 しかし多くの勘違いモノでは、周囲が主人公の所業や実態を上手く把握できていなかったり、双方のコミュニケーションが決定的に不足しているが故に、互いの認識齟齬を埋める機会の無いまま勘違いが加速していく……というのがよくある流れですが、本作は違います。 むしろ、主人公に近しい人間であればあるほど、彼がどのような人物であるか、かなり正確に、より深く把握していると言って良いでしょう。 なぜなら、この作品に登場する人物は皆おしなべて優秀で、かつ理知的だからです。なんなら、章ごとの敵役ですらも、主人公について味方よりもよっぽど的確な分析を述べているシーンがあるくらいです。 そして周囲もそれを、ちゃんと主人公に面と向かって伝えてフィードバックを欠かさない。本作の主人公は非常に聞き上手です。彼らの小気味良いハイテンポな会話の応酬を聞く事が、本作における醍醐味のひとつと言えるでしょう。 しかし、主人公に対する勘違いは留まるところを知りません!! この作品の勘違いは、そんなありがちで表面的な勘違いに終始するのではなく、もっと根深いところから既に発生しているのですから。それが本作が王道の勘違いモノでありながら、非常に新鮮な部分です。 少なくとも私は、本作で勘違いモノに対する自身の勘違いをいくつも知りました。 確かに本作の内容を要約しろと言われれば、圧縮に圧縮を重ねた上で「面倒なので黙っていたら天才参謀と誤解された」と言うしかない。 だからと言って、本作を読んだ感想は? と聞かれれば、実のところ「面倒なので黙っていたら天才参謀と誤解された」わけでは決してない、というのがミソ。 なにせ、クラウス・フォン・ライフェンベルクは間違いなく不世出の大天才であり、この事態を救える者は彼を置いて他にいないのですから! おお優秀なるライフェンベルク! オリ主の誉れよ! 現在、第二章まで終了していますが、二章エピローグまで読んだ後、貴方はこの推薦文にいったいどれだけの勘違いが含まれているかお分かりになる事でしょう。▼読む際の注意事項など 長文タイトルのパッと見で受ける印象からは想像できないほど硬派な作品です。 地の文は読みやすく会話も軽妙ですが、そのぶん動作や情景による巧みな内心描写や示唆も多く、人物像やシーンの状況推移を把握するためには、細かい描写からの読み取りを求められる場合があります。 また、ジャンルは一応架空戦記になりますが、実際の会戦が作中で占める割合はかなり低く、どちらかと言えばその状況に至るまでの過程をこそ楽しむ造りになっています。 『天才参謀』のワードから、奇策の応酬や血湧き肉躍る戦闘シーンを期待されてきた方からは、多少地味な絵面がずっと続く事になるかもしれません。 かく言う私もそのクチでした。数話読むまでは。 また群像劇としての側面もあるため、視点切り替えや、固有地名、所属名、人名が数多く飛び交います。ですが覚えられずとも問題ありません。最終的に主人公ほか優秀な面々が台詞で整理してくれます。
推薦:Mr.You78 評価:★ (Good:5/Bad:1)
推薦作品:魔法少女世界で俺のエンカテーブルがクール系に偏り過ぎてるんだが 現代 / 冒険・バトル
魔法少女世界なのに主人公が出会う魔法少女が悉くクール系(孤高・ダウナー系)ばかりという作品です。 クールな魔法少女達は全くその気が無いのに冷淡に見える不器用な振る舞いを素で立て続けにする事により、... (全文表示)
魔法少女世界なのに主人公が出会う魔法少女が悉くクール系(孤高・ダウナー系)ばかりという作品です。 クールな魔法少女達は全くその気が無いのに冷淡に見える不器用な振る舞いを素で立て続けにする事により、内心で主人公がツッコミを入れまくってしまい、読者視点からはどう見てもすれ違いコメディと化してしまっているのが特徴。 クール属性が被りに被りまくっているので、キャラ被りが心配されますが一人一人ちゃんとキャラ立ちしているのも本作の魅力。 またコメディの軽快さだけに留まらず、結構しっかりとしたバトルや世界観のシリアスさもあり舞台裏への興味を惹かれます。(特に番外編はコメディよりもそこに全振り) 1話ごとの文字数こそ多けれどその1話ごとに話が区切られているケースも多く、文体も難しくないので気軽に読み始められます!▼読む際の注意事項など※毎話ごとにクールキャラ出てくるんじゃなく最初に纏めて出ます※上でも述べましたが番外編は本編コメディと打って変わって主人公視点では無く別キャラ視点で世界観を深掘りするシリアス展開です。残酷な描写タグがこの番外編に値するので気にする人は頭に入れておいて下さい。カタルシスあって綺麗に収まってるので個人的には読んでも損は無いと思います。※一人一人しっかりキャラ立ちしてるんですがキャラ強過ぎるヤツが一人いて少し他キャラが霞むかもしれません、読んでいけば嫌でも分かる※現在更新止まってます…でも一ヶ月止まってからの更新があったので不定期であるかもしれないです!
推薦:虹の音色 評価:★ (Good:5/Bad:1)
同原作推薦一覧