俺は時々変わった夢を見る。
夢の中の俺は無限に続く空を心のままに飛んでいる。いつもそこには仲間たちが一緒にいて、顔は判別できないが笑いあっているのがわかるのだ。とても楽しい夢だった。だが夢には続きがある。
笑いあっていた仲間たちが武器を向けている。中には今にも泣きそうな顔で自分に武器を向けている者さえいる。そして―――戦った。夢の中の俺は強かった。どれだけの敵であっても打ち破っていた。唯一人として殺すことなく。それでもどんどん傷つき、磨耗し。
―――最期には堕ちた。堕ちていく手を伸ばした先には無限の星空が輝いていた。
そこで俺の目は覚めるのだ。織斑 一夏としての意識が覚醒するのはいつもそのタイミングだった。
そして俺は今日もこの狭い世界を生きていく。
夢の中の俺は無限に続く空を心のままに飛んでいる。いつもそこには仲間たちが一緒にいて、顔は判別できないが笑いあっているのがわかるのだ。とても楽しい夢だった。だが夢には続きがある。
笑いあっていた仲間たちが武器を向けている。中には今にも泣きそうな顔で自分に武器を向けている者さえいる。そして―――戦った。夢の中の俺は強かった。どれだけの敵であっても打ち破っていた。唯一人として殺すことなく。それでもどんどん傷つき、磨耗し。
―――最期には堕ちた。堕ちていく手を伸ばした先には無限の星空が輝いていた。
そこで俺の目は覚めるのだ。織斑 一夏としての意識が覚醒するのはいつもそのタイミングだった。
そして俺は今日もこの狭い世界を生きていく。
第一話 邂逅する一と零 | |
第二話 姉弟?兄妹? | |
第三話 篠ノ之 箒の在り方 |